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「脚本通りにはいかない!」 君塚良一著 キネマ旬報社 読了。この本を知ったのは前原さんのブログでだが、本来は、この手の本は読まない。読んだ理由は、著者が「誰も守ってくれない」の脚本家であり、この映画がベルリン国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞していることによる。で、この本、非常に面白いのだ。映画好き、舞台好きが作品を評価すると、「脚本が良かったよね」とか「脚本が最悪!」なんてことを結構、口にしたりする。ファンは脚本の善し悪しが大きく作品の出来を左右することを知っていると思う。この本は、いわゆるノウハウ本とは異なる。テクニック本ではなく、脚本の底にあるものを読み解いたものだ。紹介する作品(映画)もまた興味深いものだ。著者が「踊る大走査線 THE MOVIE」の脚本を書くにあたり意識した映画が「野獣狩り」。この映画を僕は知らなかったのだが、とても興味を持った。「ブルークリスマス」は知っていたが、脚本が倉本さんだとは知らなかった。僕の場合、2,3の映画を除いて、ほとんどの作品を知っていたのでより楽しめたのだが、観たことが無い作品であっても、映画ファンには得ることが多い本だと思う。
2009.03.31
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森田健作が無所属ということで千葉県知事に当選したけれど、自民党支部の代表を務めていることを投票者は知っていたのだろうか?選挙では「森田健作」で出て、支部代表は本名の鈴木姓で務めているという巧妙さ、しかも、支部に集まったお金を自身の政治団体へ献金させるという、迂回路を使った工作。彼は、どう弁明しようというのか?ETCを管理というか、すべてを牛耳っているのは道路システム高度化機構。ここのトップって誰か知っているだろうか? トヨタの張富士夫だ。テレビは何故、そのことを伝えないのだろう?バラエティ番組なんぞより、もっと面白いネタが転がっているじゃないか。
2009.03.30
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「醜い男」(tpt 71) BankART Studio NYK/3Cギャラリー 3月29日14:00-の回鑑賞。今年、1月25日に長く日本の演劇界を支えてきたベニサン・スタジオ&ピットが無くなり、そこを拠点として活動してtptもどうなるのかと心配していたが、リスタートとして活動を再開し始めた。今回の上演場所は横浜。海岸通のBankART Studio私も初めての場所。で、マリウス・フォン・マイエンブルク作、トーマス・オリヴァー・ニーハウス演出の今回の作品だが、これがとても面白い、出色の作品だった。tptでコメディーは珍しいのだが、こんかいのこのブラックコメディはホントに面白いのひと言だ。若手4人の演技も実に素晴らしく、観客を話に引き込んでいく。前は何の建物だったのだろうか、会場は剥き出しのコンクリートで、部屋の中央を数本の円柱が横断する。仮説の壇上に座蒲団での観劇。椅子が四つに、小道具と言えば缶ビールとリンゴと他にマスクぐらい。すぐ目の前の椅子に4人の俳優が座り物語が始まる。なんという面白さ!脚本の面白いこと!演出のいいこと!演技の巧いこと!!演劇の面白さ、その原点のようなものを堪能させてくれる舞台だった。
2009.03.29
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現代日本戯曲再発見シリーズVol.4「マッチ売りの少女」 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場 3月21日(土) 19:30の回を鑑賞。出演していた中田さんから案内をいただき、鑑賞。MODEの日本傑作戯曲シリーズの本作は第4弾にあたる。このシリーズ、ハズレが無く、僕のお気に入りである。この作品を観たのは2回目で、最初に観たのは、元宝塚のトップ久世星佳さん出演作のもので、久世さんの圧倒的なまでの存在感が印象的な舞台だった(tpt作品)。加えて物語の不可思議さだろうか?ある冬の夜、老夫婦のもとにひとりの女性が訪れる。夫婦は招き入れ、お茶を振るまう。やがて、女性は、「私はおふたりの娘です」と語り始める。老夫婦のひとり娘は死んでいる。しかも、女性は弟も外で待たせていると言い始めるのだが・・・・。このMODEの「マッチ売りの少女もなかなか良かった。マッチ売りの少女というタイトルから醸し出されるメルヘンチックで懐古的な感じが出ていたし、役者陣も好演であった。この戯曲が書かれたのは1966年。時を経て残る戯曲にはやはり力がある。
2009.03.21
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リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープ製作。暗殺者・・・名前は無く、組織からは47というコードで呼ばれる。暗殺者を作り、各国より暗殺を請け負う組織。47はロシアでの暗殺を受けるが、密告により追われる身となる。自分を嵌めたのは誰か? 組織からも47殺害のために暗殺者が送られる。そつなく、巧く創られた映画だとは思うけれど、盛り上がりとやドラマティックなものに欠ける。アクションシーンはいろいろな作品で見られるもので新鮮さはない。物語も掘り下げたものがなく脚本はいまひとつ。でも、テイストはやはりアメリカ映画とは異なる。結構いいものを持った映画だけに、脚本の力不足が惜しまれる。
2009.03.20
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「カースド」 DVDにて鑑賞。なぜ観たかというと、監督がウェス・クレイブン、そして出演がクリスチーナ・リッチーだから。ウェス・クレイヴンは低予算のB級映画を作る監督で、低予算でもちゃんとした映画を作るひとで僕は好きな監督だ。「エルム街の悪夢」「スクリーム」など僕は面白い作品だと思う。もちろん、B級映画の嫌いな人にはお奨めできないが。マルホランド・ドライヴからの街の夜景が映るが、よく観ると街の灯がダビデの星を描いていたりと、B級らしくファンにはうれしいぐらいにまとまっている。また、もちろん、クリスチーナもいい。物語のテーマは狼男。自動車事故の現場から、女性が何者かに連れ去られ惨殺されるという事件に遭遇した姉弟。何ものかは獣のように見え、遭遇した際、姉も弟も獣により傷を負う。その日から、彼らに異変が現れ始めるのだが・・・・・。
2009.03.19
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「ハンニバル・ライジング」 DVDにて鑑賞。トマス・ハリスの小説は全て読んでいるが(といっても5作しかないが)、この映画の原作である小説が一番駄作だと思っている。最初に読んだ時は、「これがホントにハリスの作品なのか?」と驚いた。寡作で知られる作家だが、そのすべてが非常に面白い作品であった。だが、この「ハンニバル・ライジング」は「ハンニバル・レクター シリーズ」に加えて欲しくはないものだ。で、映画を観ずにいたのだが、ふと、DVDで鑑賞。やはり、レンタルDVDで十分な作品だった。どういうものかというと・・・・、わざわざ理由を書いて時間を潰すことはないか。
2009.03.16
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「28週後」 DVDにて鑑賞。「28日後」の続編。続編と言っても登場人物は異なる。前作が、ウイルス感染から28日後、本作は28週後の世界。人を凶暴化させるレイジ・ウイルス。このウイルスによってイギリスは崩壊する。感染者は餓死するまで暴れ回る。事態の沈静化は感染者たちの餓死による。やがて、NATO軍の管理下、封鎖されていたイギリスに少しずつ疎開先から人々が戻り始めた28週後から物語は始まる。前作よりも物語は面白い。感染者に襲われ、やむをえず妻を見捨てて逃げた男。スペインから子供たちがイギリスに帰ってくる。子供たちは父親から母親の死を知らされる。子供たちはまだ封鎖されている街の自分たちの家に行く。家には死んだはずの母親が生き延びていた。父は母を助けようとしたのか?という疑惑。また一方で検査の結果、母親もウイルスに感染していることが判った。感染しながら何故、発症しないのか?・・・・と言うのが映画のイントロで、再び、ウイルスが猛威を振い軍が帰国者の街全体の殲滅を決めることになる。発症しなかつた母親、その子供たち、と、ウイルスへの対抗方法を暗示するような設定でありながら、ラストは・・・・(書かないのが礼儀か?)。前作よりスプラッタ度が増したが、物語自体は前作よりも面白いものとなっている。
2009.03.15
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「28日後」 DVDにて鑑賞。イギリス。霊長類研究所。動物保護団体(?)が潜入。檻に入れられた猿を解放するが、職員は猿が感染しているという。潜入者の一人が猿に噛まれる。それは人間を凶暴化させるウィルス。イギリスは壊滅する。物語は病院で目覚めた男が全く人気のない荒廃した街を彷徨うところから始まる。やがて、軍の放送が示す場所へと数名で向かうが・・・・。監督はダニー・ボイル。イギリス映画なので、ゾンビ映画とはテイストが異なる。DVDの本編は、日本での劇場公開版とはラストが異なる。このDVDの本編はアメリカ公開版なんだろうか?ラストがハッピーエンドでないとアメリカでは駄目なようで、ラストを別バージョンししてしまうことがある。(こういうのって、監督の作品の意図が分かんなくなるんだよなぁ)で、ゾンビ映画に似ているものの、ゾンビのような不死身でもなく、ドラマも描かれている。前述のようにテイストが異なる作品で、僕は好きな作品だ。DVDでご覧になる方は、劇場版のエンディングもご覧いただきたい。
2009.03.14
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「ランボー 最後の戦場」 DVDにて鑑賞。シリーズ4作目。第3作からいったい何年経っているのだろうか? かなり経っていることは確かだ。第3作が大変な駄作だったと記憶している。そして、この第4作。これまでの作品とは少し感じの違うものになっている。ひとつには、「プライベート・ライアン」以降の映画に見られる戦場のリアルな描写による影響があると思う。あと、スタローン自身が年を取ったことにより彼の見せ場が少なくなったことはもちろん、スーパーマン的な存在ではなくなっている。物語の舞台はミャンマー。ボランティア団体が紛争地域の村に支援物資を届ける。彼らを案内したのがランボー。やがて、彼らが軍に捕らえられた知らせが入り、傭兵による救出部隊が組織された。この傭兵たちを、ランボーが案内することになる。で、軍vs反乱軍の構図に最後はなっていくのだが・・・・・・、この辺りはありきたりな展開。最後、故郷の田舎に、ランボーは帰る。この辺りは、第一作の雰囲気が漂う。僕はこのシリーズでは、やはり、第一作が一番好きだ。
2009.03.08
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「つみきのいえ」 絵:加藤久仁生、文:平田研也 白泉社 読了。アカデミー短編アニメ賞受賞作のこれは絵本版。原作の映画は観ていたが、絵本版があり、しかも昨年10月に出版されアカデミー賞受賞前までに10万部を売ったと言う評判の絵本であったという。アカデミー賞にノミネートされたということもあろうが特設コーナーを置く書店もあり、「読みながら店頭で泣いてしまった」との声が寄せられていたという。原作のアニメは以前にも書いた通り、素晴らしい作品で、これは僕には衝撃とも言って良い傑作だった。※原作アニメにはナレーションが本来は無い。DVD版 は子供も観る為かネレーションが入っている。これ はナレーション抜きで観て欲しい作品だ。で、絵本も原作アニメと少し違いがあるが、これも素晴らしいものだった。「つみきのいえ」アニメも絵本版もは今年最大の収穫である。オススメ!!!!
2009.03.07
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6日のNEWS23で「私たちのニュースの伝え方どうですか?視聴者と供に今あえて検証・・・」という特集があり、これが面白かった。特に、イラク靴投げ事件に関し、3つの異なる編集を行ったニュースは面白いし、報道とは何か、を考えさせてくれるものである。映像がカメラの向き、編集、音楽(効果音)、ナレーション等などによって合成された場合、報道者の意図が反映されやすい。事実とは何かという気構えは案外たやすく騙されてしまうのかも知れない。報道内容の裏付け調査というものは慎重に行われるべきことだと思うが、いち早くメディアに流すことが優先されている現代ではその検証もあいまいではないのか?特に、タレント化した、キャスター、アナウンサーにどれだけの知的能力があるかは疑問だ。小沢問題についても疑問が多い。たとえば、政治団体の政治団体に対する献金は年間5千万円までが認められている状況で検察は何故、逮捕に踏み切れたのか?何故、民主党だけなのか?どうもその辺りがあいまいなままの状況で検察が動き、これをマスコミがそのまま報道し、あとから、憶測なのか事実なのか判らない補足的なコメントが出されている。検察が意図的に関係者がちょっとコメントすればマスコミがそれを垂れ流すという状況にしか見えない。事実とは何か?ということが非常に把握しにくい環境の中に僕たちはいる。情報量は多く、スピードは速い。虚構なのか事実なのか? 怖いのは気がつけば真実は闇の中という状況になることだ。
2009.03.06
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隣の市の富士宮が、「やきそば」で地元アピールをしている。で、宇都宮に餃子専門店があるように富士宮にやきそば専門店があるのか?というとあるのかもしれないが、これと言って名前の知れた店はない。富士宮やきそばのカップ麺もあるが僕は二度とこんな不味いものは買うまいと思っている。私の地元の富士市には、かって、「中村屋」という、絶品のやきそばを食べさせてくれる店があった。昔の思い出は美化されやすいが、いままで色々なやきそばを食べたが、これ以上のものを食べたことがない。いったい、どうやったらあれほど美味しい焼きそばが作れるのか?いまでも伝説となっている。※ここでいうヤキソバは、いわゆるソースヤキソバであって、中華やきそばではない。で、地元では蒸し麺がスーパーなどで売っているのだけれど、これも美味しい製麺所と不味い製麺所がある。何人かに聞いても、不味い所と美味しい所は同じ答えだったので、僕だけの好みという訳ではないようだ。そんな訳で、この美味しいとされる製麺所のやきそば用の麺を購入することにしているのだけれど、焼きそばというのは、なかなか上手に料理できない。どういう風に作ればいいのか?と思っていたところ、NHKの「ためしてガッテン」で前に放送したという焼きそばの作り方があって、これをやってみたのが、これが実に美味なのですよ。プロが使う業務用の麺とスーパーで売っている麺とは別物で、プロでも普通の麺では上手く作れないのだそうだ。で、番組で、どうしたら上手く作れるかを検討し、美味しい焼きそばの作り方を考案したものだ。詳しい作り方は、番組HPを調べて欲しいが、特徴は麺を解さないで焼くことにある。しかしこれは、実にいい。また、マルモの蒸し麺を買って来て、作ろう。
2009.03.04
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「フェイク シティ ある男のルール」 主演のキアヌ・リーヴスが従来のイメージをかえる役柄に挑戦した作品と、宣伝されているが、作品に相応しいかどうかが問題だろうと思う。キアヌは「コンスタンティン」でも少しイメージを変えているし、もともと、端正な顔立ちとは異なって実生活は酔いつぶれて路上で寝ていたなどとラフなもののようだ。 原題は「STREET KINGS」 「フェイク シティ」としたのは勘違いされるのを恐れてか。事件解決手段として躊躇なく犯人を射殺し、状況証拠も捏造する刑事。反目しあう同僚刑事が目の前で殺害され、その事件を追ううちに警察内部の腐敗が絡んでくる・・・・。 観ていて「L.A.コンフィデンシャル」を憶い出したのだが、エンドクレジットを見て納得。原作がエルロイだった。キアヌらコンビと、コンフィデンシャルのコンビがなんか似ていて、しかも警察の腐敗となればコンフィデンシャルを憶い出すのは僕だけではないだろう。 しかし、である。「L.Aコンフィデンシャル」ほどの面白さはない。中途半端さを感じる作品であり、演出の面白さもない。キアヌもいま一つ。
2009.03.02
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「誰も守ってくれない」 モントリオール国際映画祭で、最優秀脚本賞を受賞した日本映画。 小学生の姉妹が刺殺された。物語は、事件の容疑者である18歳の男が逮捕されるところから始まる。容疑者の逮捕と同時に、容疑者の家族を保護する警察。犯人の家族ということで受ける様々な攻撃からの保護。 映画は、容疑者の15歳の妹と、彼女を保護する刑事の逃避行の物語。 容疑者の家族、被害者の家族、青年犯罪、家族、マスコミ、受験戦争、そして、ネット。モントリオールの最優秀脚本賞の是非は別として、盛りだくさんの内容をうまくまとめた脚本だ。現代社会の色々な問題を描いた作品。 最近起こった事件でも犯人の家族をテレビに映してコメンとさせたものがあるが、実際に、どれほどの取材攻撃があるものだろうか、この映画での描き方には過剰なものを感じてしまうのだが、事実はこのようなものなのだろうか?(ところで犯人が在日朝鮮人の場合は、本人の経歴やその家族のことも報道されないようだが、これは何故だろう?マスコミも「差別的な報道」とされることが怖いからだろうか?ルーシー・ブラックマンさん殺人事件などはいい例だと思う。市橋も在日だという情報があったが、あの事件も確かに、ワイドショーネタ好きのマスコミがあまり生い立ちなどを報道しなかったが・・・・・) テーマをしぼって掘り下げた方が良かったのではないかという気もするが、現代社会の縮図を描こうとしたらこういうものになってしまうのかもしれない。ネットの掲示板では自殺者が出ている訳だが、こうした「誰かを叩く」という異常な状況はネットの生んだ暗黒面で、おぞましい限リの人間心理だ。次の標的が現れない限り止まることがない。 盛りだくさんさと過剰さを感じるものの、俳優陣もよく水準以上の出来の映画だ。
2009.03.01
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