学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<英語の勉強のコツ>




      <英語の勉強のコツ>






 英語が好きな人、英語がしゃべれる人は世の中にたくさんいます。しかし
英語に興味がもてない。英単語・英熟語が覚えられない。英文読解ができない。
英作文が書けない。そんなことを感じている子どもたちも多いと思います。
そこで今日は英語の勉強のコツを、次の4つの段階に絞って探る事にします。





1、英語の勉強がなかなはじめられない。

2、英単語・英熟語が覚えられない

3、 英文読解ができない。

4、 英作文が書けない







1、 英語の勉強がなかなはじめられない。



  人は思い迷っているような板ばさみ状態にあるときは、そのことで葛藤し、
なかなか行動に移せないものです。


例えば『海に行こうか山に行こうか』と2つのプラスの内容に葛藤するとき、
人はどちらにしようか、なかなか決めかねるものです。


葛藤状態はこの外、『ふぐは食べたし、死にたくはない。』のように一方は
プラスで、もう一方はマイナスの内容のときもあります。そして『英語は
嫌いだ。しかし試験で0点をとるのもイヤだ。』というような両方がマイナス
内容のときだってあります。


 このようなマイナスどおしの葛藤では、人は行動を起こすどころか、この板
ばさみ状態でノイローゼになってしまう事もあります。


人はこうした板ばさみ状態におちいると、なかなかどちらにするか迷い、行動に
移す事ができず、うろうろしてしまいます。そしてやる気はあっても方向づけが
できていないため、そのうち、やる気、そのものまで失ってしまうのです。


そうならないためには、まず、方向づけをする事が肝心です。理由付けは、
「将来外国に行ってみたいから、標準語である英語を学ぶ」としてもよいでしょう。



また英語が受験科目にあり、志望校合格達成のために、どうしても必要だから
でもよいでしょう。そして落第しないために、自分は英語の勉強に取り組むでも
よいのです。肝心なのは、とにかく英語を学ぶための方向づけをする事です。


つまり英語を学ぼうという行動を起こさせるためには、まずそれを学ぶ理由づけを
する事です。そして方向づけができたら、次に学ぶための勉強のコツを身につければ
よいのです。




2、 英単語・英熟語が覚えられない




 英単語・英熟語が覚えられないのは、初めて出てきた単語や熟語は、意味がなく
無意味な言葉で、記憶に残りにくいからです。しかしそれ以外に覚え方にも問題が
ありそうです。


 ここでは英単語・英熟語の丸暗記の方法として、以前“記憶をよくする学習法”
のところで説明した、アルファベットをチャンクで覚える方法が有効です。
そこでちょっと、チャンクで覚えるアルファベットの効果的な覚え方の復習を
しておきます。


 ミラーという心理学者は、7という数字に興味を持ち、この数字が記憶にも
当てはまることを発見しました。日常でも7という数字は親の7光、初七日、
7つ道具、一週は7日、ラッキーセブンなどの言葉があります。


 彼は数字、単語、言葉でも平均的記憶力の人の一度に覚えられる範囲が、
7つ前後だということを実験で確かめたのです。現在の認知心理学では、
それは7チャンク(プラスマイナス2)くらいだといわれます。


 ここで言う「チャンク」とは意味のあるかたまりのことを言います。「チャンク」
のもともとの意味は、パンやチーズの大きなひとかたまりの物をさしていった
ものです。


 最近では英会話をチャンクで覚えようというNHKの放送番組があったり、
英文法チャンク学習法などのテキストがあります。ネイティブの日常英会話は
チャンクのキャッチボールだとも言われます。そういう意味でチャンクという
言葉を聞く機会は増えています。


 それではチャンクを意識し、記憶をよくする学習法とはどんなものなのか。
アルファベット26文字、これをはじめて覚える時の学習法を例にあげて
みましょう。




(1) まず7チャンク分にあたる7文字を記憶します。



A,B,C,D,E,F,G…・・7チャンク




(2) 次に記憶した7文字を1チャンクとし、それにプラスし、新たに
7チャンク分にあたる7文字の合計8チャンクを記憶します。



    {A,B,C,D,E,F,G}…・・これだけが1チャンク
     H,I,J,K,L,M,N………・これで7チャンク

     合計:1チャンク+7チャンク=8チャンク




(3) さらに今まで覚えた分を2チャンクとし、それプラス新たに
7チャンク分にあたる7文字の合計9チャンクを記憶します。




  {A,B,C,D,E,F,G}…・・これだけが1チャンク
  { H,I,J,K,L,M,N }…・・これだけが1チャンク
     O,P,Q,R,S,T,U…・・これで7チャンク

     合計:1チャンク+1チャンク+7チャンク=9チャンク




(4) 最後に今まで覚えた分を3チャンクとし、それプラス残りの
  5チャンク分にあたる5文字を記憶します。



  {A,B,C,D,E,F,G}…・・これだけが1チャンク
  { H,I,J,K,L,M,N }…・・これだけが1チャンク
  { O,P,Q,R,S,T,U }…・・これだけが1チャンク

   V,W,X,Y,Z……これで5チャンク

   合計:1チャンク+1チャンク+1チャンク+5チャンク=8チャンク


 こういうふうに1~4まで、7チャンク(プラスマイナス2)を意識し、
連続して記憶していくと、無理なく覚えることができるのです。


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 どうでしょう。思い出していただけましたでしょうか。それではこの記憶
学習法を英単語・英熟語の丸暗記に応用してみます。


 今、英単語または英熟語を50個覚えるとします。


 そこでアルファベットを覚えるときと同じように、英単語・英熟語丸暗記も、
このチャンクを利用して覚えます。










(1) 最初に覚える英単語数は7単語(±2単語)くらいにします。


(2) 次に最初の約7単語(±2単語)が完全に記憶できていれば、それを
    1チャンク分とし想起し、その後、続けて新たに7単語(±2単語)を
    覚えます。


(3) さらに最初の約7単語(±2単語)と2番目の約7単語(±2単語)が
    完全に記憶できれば、今度はそれを2チャンク分とし想起し、その後、
    同様に約7単語(±   2単語)を覚えます。





 このようにして、アルファベットをはじめて記憶したときと同じ要領で、
50個の英単語または英熟語をすべて覚えてしまうのです。こうすれば意味もなく
覚えにくい単語を、無理なく覚えてしまう事ができます。この方法で一週間で
250~350の数を覚える事も可能なのです。




4、 英文読解ができない



 英文読解には3で示した英単語・英熟語の他、文法・構文の詳しい知識が
必要です。英文読解には英文法はさけて通れないのです。


 確かに「ネイティブなら、子どもでも英語を自由に操っている。文法の知識は
英語には必要ないのだ」と言う人もいます。しかしこれは彼らが無自覚的に文法を
習得しているからなのです。


 教科書から学ばなくても、自分の周囲の会話から文法を学習しているので、
英語が操れるのです。ところが日本語の言語環境にいる私たちには、無自覚的に
文法を習得する環境がありません。だから文法を学ぶ必要があるのです。


 英単語・英熟語・英文法・英語構文の知識がある程度増えれば、それらをもとに
英文読解に入ります。ここでは英文の書かれかたに注目ながら、英文の斜め読み、
拾い読みで、いちはやく意味をとらえる方法について説明します。これには
パラグラフ(段落)読みの手法を使います。


 まず、英文のタイトルをじっくりみます。タイトルは全体の要旨を表して
いる事が多いものです。英語の文章では手紙の場合でもタイトルをつけることが
多く、E-mailの場合にもタイトルをつけます。


 またタイトルにはその後すぐに要約がついている事も多く、ついていれば
それをじっくり読みます。そして本文は以下の方法でパラグラム(段落)読みを
します。


 まずそれぞれのパラグラフ(段落)の最初のピリオド2つ分ずつ飛ばし
読みして、最後まで読みます。よい英文は英文の書き手が達者の事もあって、
ほぼ4割の分量を読むだけで、その英文の大意をとらえる事ができるはずです。


 ここでなぜ英文の大意がわかるのか。それは日本の教育では、段落をどのように
きるべきかをきちんと教えられてません。しかし英米では高校の教育カリキュラムの
中に、どこでパラグラフ(段落)をきるかということをきちんと教えられています。


 結論から言うと、英米の子どもたちはパラグラフ(段落)ごとに、それぞれの
最初の一文(ピリオド)を読みつないでいけば、全体の意味がわかるようにきる
べきだと教えられているのです。


 したがって英文の書き手が上手なら、段落ごとに一文ずつ飛ばし読みしても、
その英文の全体の意味がわかるのです。






 多くの場合、ひとつのパラグラフ(段落)は、次のような構成になっています。




第一文:パラグラフの要旨

第2文:第一分の補充、言い換え、制限の明記

第3文以下:例示、論証など



 だいたいの目安として、ひとつのパラグラフ(段落)がピリオド3つ程度ならば、
第一文のみを読みます。パラグラフ(段落)ひとつが4文以上あるようなら、最初の
うちは第一文と第2文を読み、様子をみます。


 書き手がいつも達者だとは限らないので、そういう場合は2文ずつ最後まで
読んでみます。全体の骨子がつかめれば、どのパラグラフを詳しく読むべきかが
わかります。それがわかればその部分を詳しく読めばよいのです。


 慣れてくれば、一文だけ読んで、次のパラグラフの頭にいくのか、それとも
第2文を読むべきか判断しながら読むというやり方ができるようになってきます。


 これがパラグラムリーディングです。中学や高校の教科書や試験に出る説明文や
物語文などの長文は、書き手が達者なので、ほぼ飛ばし読みをしても大意がつかめる
ようになっています。ただ会話形式の文章はこの限りではありません。


 このように速読だけで事が足りる文章であれば、それで大意を把握し、さらに
精読が必要な文章ならば、さらに重要なところを精読するるようにすればよいのです。


 速読ができる人は精読もできます。逆に精読はできても、速読ができない人は
たくさんいます。「速読できるようになる事」これが英文読解のコツと言えます。


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5、 英作文が書けない




 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。修羅双樹の花の色、盛者必衰の理を
あらわす。おごれる人も久しからず、…………………………・。」


 これは「平家物語」の冒頭部です。国語の時間に暗記させられた覚えはありま
せんか。最初の部分はすぐに思い出せても、最後のほうはなかなか思い出せないと
いう事はなかったでしょうか。


 また英単語テストのために単語を覚えたとき、覚えた順にテストされれば書ける
のに、その順番をかえられると、記憶があやふやになったという経験ありませんか。


 これは『記憶には覚えこんだ順に思い出されやすい』という再生勾配の原則が
あるからです。


 英語が得意なのに英作文は苦手というのも、この再生勾配の影響を受けています。
確かにこれは日常生活の中で英語を話す機会が少ない事も大きな原因です。しかし
もうひとつ忘れてならないのは、単語を覚えるときに、いつも「英語⇒日本語」、
という形でおこなっている事実です。


 それなら覚えるときに、反対に「日本語⇒英語」というふうにおこなうと、
英作文に強くなるのかというと、そのとおりなのです。


 例えば学校でリーダーを習うと、模範訳を先生が示してくれるでしょう。
それを生徒はノートにとり、家に帰ってそのノートを見ながら英作文をおこないます。
いつもそれをおこなっていると、英作文だけでなく、まちがいなく英語力はぐんぐん
伸びていきます。


 もちろんこの勉強法を取り入れるには、日ごろの予習復習は欠かせません。この
反復復習をおこなう事が、英語にいつも接触する事につながっています。このことが
さらに英語力を伸ばしてくれます。


 英単語帳だって、ふつうとは逆に「日本語訳⇒発音記号⇒英語」の順に書いて
いきます。こうすれば英単語の記憶も増し、英作文も自然に書けるようになってきます。
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