学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<失敗から学ぶとは>




<失敗から学ぶとは>






世の中に失敗した事のない人はいません。失敗は人間である事の証です。
数多くの失敗を重ねてきた人間が、今日までずっと生き延びてきているのです。
もしかすると失敗をする事が、人間が生き残るための条件なのかもしれません。


この4月から不本意にも、第一志望校には入学できず、進学先を決めることに
なった人もいるでしょう。そしてまだ失敗から立ち直っていない人もいるかも
しれません。


しかし失敗で気持ちが落ち込んでいては、いつもあまりいい結果は生まれません。


「覆水盆ににかえらず」です。失敗しても、失敗から早く立ち直ってたくましく
いきていく力を身につけていきたいものです。


世間ではよく学校の程度が高いと、知らない間に自分も程度の高い勉強を
するから、無理してでもいい学校、程度の高い学校に入るといいようなことを
いいます。確かにこれは一理あります。


しかしこういう環境におかれてよくなっていく人と言うのは、ほんとうは頭が
いいのに今まで怠けてきた人たちです。能力があるのにそれを出さなかった
人たちです。


また勉強が非常に好きで、能力は多少劣っても、毎日こつこつ継続して勉強が
つづけられる人たちです。


あなたがそういう人たちなら、自分の能力にあわせてぎりぎりの程度の高い
学校へ入る事も意義があります。けれども努力に努力を重ねて、やっと人並みか
人並みよりいい成績をとっている人では、かえって劣等感がますばかりで、
よくない結果になりやすいでしょう。



 一般に「同学力の競争相手がいると成績は急上昇します。」そのためライバルの
選定は、同じ程度の学力の人にするべきなのです。それは学力差がありすぎると、
競争意識がなくなってしまうからです。


進学先を選ぶなら、まず、自分の日常の勉強振りを自分で反省し、まちがいなく
入学ができて、楽しく学校生活がすごせそうなところが、何よりです。自分の
能力を正しく判断して進学を決める事がベストなのです。


失敗したときは、失敗したことから将来役に立つことを学ぶ事が大切です。
それではいったい失敗から何を学べばよいのでしょう。


一つは、同じ失敗を繰り返さない方策を学びます。はじめての失敗は許されても、
2度3度となると、ひどい自己嫌悪に陥ります。周囲のあなたへの評価も下がって
しまいます。


二つは、失敗を経験することで、失敗への認識を深め、そのときの自分なりの
対処の仕方や心がまえを学ぶことです。失敗すると心が乱れるのをどう静めるかは、
失敗体験を通してしか学べません。


例えば、この間のフィギア世界選手権で浅田真央選手は2回目の3回転半の
ジャンプに失敗し、転倒しました。しかしその後はその事を引きずることなく、
演技を終えています。


三つは、失敗を体験することで、失敗に強くなることです。失敗すれば
恥ずかしいし、自尊心も傷つくし、有能感も低下します。失敗体験に
ともなうこうしたネガティブ感情も、体験しながら克服していく力を
つけなければなりません。失敗にめげない強さを身につけたいものです。


これら「失敗から学ぶこと」の他に、『失敗を恐れないこと』も大切です。
失敗を恐れずに困難な事に果敢に挑戦する、これが失敗のポジティブな面に
なります。


失敗を過度に恐れると、失敗しないことしかしないようになります。いつも
いつも成功、しかし、平凡な事しかしない人間になってしまいます。
むずかしい試験に挑戦する、無謀とも思える問題に挑む事も時には大切です。


 『若いときの失敗は買ってでもせよ!』です。『失敗しながらいきいき生きる』
位の気持ちで、勉強でもスポーツでもやっていきたいものです。



以上

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