学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<頭のムダ使い>



<頭のムダ使いをやめる>




「恋人ができたとたんに学校の成績が落ちた。」という事は
よく聞きます。これは脳科学的にみてもきわめて自然な事
だそうです。

『恋愛感情』は脳の編桃体と前頭葉の連係プレイで生み出され、
この連係プレイによって脳が恋愛対象で占拠されてしまうのです。

つまり好きな人以外のものが脳から排除されるのです。
当然勉強の事も排除されます。

一般的には恋愛は学校の勉学に決してよい影響は及ぼしません。
またこの『恋愛感情』と同じように、人はいつも『ムダな思考』を
多くしがちです。その結果、勉強に身が入らず成績不振に
おちいってしまう人も多くいます。

そこで今日は「頭のムダ使いをやめよう」と言う事をテーマに
ひとつお話します。

中山技術研究所所長の中山さんはこういっています。

「人間の頭の働きは、コンピューターとよくにています。
しかしコンピューターは計算しても結果のでないような
ムダな計算はおこなわないのがふつうです。

それにくらべて人間はムダな思考が多すぎます。このムダを
切り捨てさえすれば、飛躍的にあなたの頭は良くなるはずです。」



(頭のムダ使い)



いつもあなたは「考えても何にもならない事」を考えすぎて
いませんか。「今度の試験に失敗したらどうしよう。」、
「あの時先生の言うようにおこなっておけばよかったのに。」など。

しかしこれらは考えても仕方ない事です。お母さん方が大好きな
井戸端会議も同じ事です。また女子高生の好きなううわさ話、
「あの人は○○君がすきみたい。」というようなことは、
実は自分にとって何もプラスになっていません。

 こういったことをあなたは一日のうちどれくらい考えている
でしょう。このことが結局、頭のムダ使いと言う事になるのです。



(イメージを切る)



さて、あなたも自分がこの頭のムダ使いが多いとわかったら、
たった今からそれをやめる努力をしてみましょう。人のうわさが
何より好きな人もいますが、それも少しずつ減らしていくのです。

また勉強しようと机の前に向かうと、変な雑念に襲われてしまう人も
いるでしょう。そんなときはともかく考える事を中断する事です。

『考えても仕方がないこと』を考えている事に気がついたら、
それをすぐにやめ、思う事を「考えれば結論が出ること」に
切り替えることです。これを『イメージを切る』といいます。

いわば「ムダの思考」から「結論の出る思考」にチェンジするのです。
こういう練習を意識的におこなっていると、いつの間にか、
そういうムダな思考をおこなわない癖がついてきます。



<楽しい事を考える>



やる気のない人はとかく朝起きると「ああまた勉強か。」なんて
思うからイヤになってしまうのです。机の前に向かうまでは
それを考えずに、他の楽しい事を考えていればいいのです。
そのクセがつけばひとりでに勉強の時に雑念が浮かばなくなってきます。

禅で『妄想するな』というのはこういうことで、これは一番簡単で
一番効果的な方法です。勉強して頭をよくするのは大切なことです。
しかし頭をよくして勉強するのも大切なことなのです。

はじめに恋愛は学校の勉強に決してよい影響を及ぼさないという事を
言いました。もちろん恋をするなとは言いません。しかし仮に恋愛を
する場合でも、客観的に物事が見据えられる自制心が勉強には必要だと
心得ておきましょう。




一学期も終わりに近づき、学期末試験の時期になりました。
すでに終わっているところもあるでしょう。

「ギターや音楽などの趣味に熱中している。」、「恋に悩んでいる。」、
「家庭が暗く、いらいらする日が多い」など、頭の中に雑念が
多かったあなたは今回のテスト結果がよくないかもしれません。

 しかしこれから勉強するときには「頭のムダ使い」を極力排除
するように習慣化してしまいましょう。そうすればきっとそれが
あなたの学力の向上につながっていくはずです。

<高校受験の学習計画(夏休み)>似移動する。


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