”ぷろぺら”の,「一日は誰にもやっぱり一日」

”ぷろぺら”の,「一日は誰にもやっぱり一日」

遊び 1



子供でもしっかりした階級制度みたいなものがあった。

親分の言うことは絶対だったし口答えはできなかった。



遊び場の中心付近にイチジクの実がなる木があって、

時期になるとよく熟れた身が「モゲ! モゲ!!」

(注 ちぎると言う意味の大分弁)

といわんばかりに道にはみだしていた。

悪がき達は、もちろんそれを狙わないわけがなくて

ジャンプしては取り、ジャンプしては取った。

やがて持ち主に見つかると逃げた。ひたすら逃げた。

ほとぼりがさめるまで隠れていた。



また、その近くには空き地があってよくみんなで野球をした。

でも広いところではないのでボールが隣接した家に入っていく。

そこには盆栽好きのじいさんの家があって、そのじいさんが

めっぽう怖いんだ。それもそのはず野球のボールが盆栽に

あたって壊れるもんだからいつも神経ピリピリ状態。



子供が野球を始めるといらいらしてたのかな・・??。

ボールが家に入ると俺たち下っ端が怒られ役で、

頭をさげてもらいに行った。本当に怖かった。

ボールを取りに行くと玄関の左側にメジロを一匹ずつかごに入れて

何十匹も飼っていた。玄関をあけ「ごめんくださーい」

と言って、出てくる間それをじっとながめていた。

怒られるのがわかっていながら、

メジロと目で会話していたほんの一時だった。






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