なんともインドアなアウトドアライフ♪
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結構、自分は伝統工芸好きだ。小学生の頃よく日曜の朝、「手仕事ニッポン!」だったかいう番組を見ていた。もしかしたらそれに洗脳されたのかも?(笑)別になんかポリシーがあって見てたというわけではなくむしろ見る前は伝統工芸に対して古臭い過去の遺物ってなイメージすら持っていた。ところがなんか毎回見てるとおっさんが出てきて、一生懸命額に汗しながら何かを真剣に作っている。そしてその手作りによって生まれたものがなんかこれまたすごい輝きというかオーラを放っているというのか。。。とりあえず、言葉にするとなんか陳腐な表現になってしまうが、そのひたむきな姿は子供の純粋なハートを掴むには充分なものがあったんだな。ただ、その頃はそんな世界があるんだって事を知っただけで、別に自分がそれをどうしようかという発想はあまりなかったように思う。しかし、自分も歳を経て、いろんな物をみたり、学んだり、特に海外にいっていろんな人達と交流した時、改めて日本を省みるという気持ちに至った。普通は海外に行くとよくアメリカナイズなんて言葉があるように海外の色に染まって帰ってくるとは思うんだけど、自分は違った。やっぱり真の国際人たるものは単に外国語が喋れてOKではない。自国の文化などに精通して初めてそうなるものだと自分は思う。そういったアイデンティティを確立せずして、他国に行って何を語ろう。アメリカに行った時はビバリーヒルズの大きな並木通りや、ユニバーサルスタジオをvipチケットで一機に回ったり、ハリウッドのウォークオブフェイ厶を歩いたり、メジャーリーグを観戦したり、ロディオドライブではハリウッドスター御用達のvipルームの中にも入れさせてもらったりした。いろんなところ連れてってもらっていろんな事説明してもらった。しかし、アメリカはいよー!国が見えた!という語呂でわかるように1492年にコロンブスがアメリカ大陸発見し、建国から数えるとわずか200年ちょっとの歴史しかない。翻って日本は皇紀2600年と言われたように世界にも有数の長い歴史がある。1つの王家がこんなに長い歴史を保っているのは日本の天皇家くらいらしい。肝心の日本人のうちでこの事実を肌で感じてる人はどれほどいるだろうか?そう、意外と日本の中に目を向けると多くの職人たちが一生をかけて習得し、あるいは創意工夫し、多くの世代に渡って守り受け継いだ匠の技があり、そういった何百年にも渡り築きあげた技は世界にむしろ誇れるものだと思う。しかし、肝心の日本人は日常的にあまり見向きもしないというのが一般的な感じもする。値段だけ見て高いと判断して買わない。果たしてそれでいいのだろうか?そう、確実に今少しずつそういった職人は日本から消えていってる。そして、それを継ぐ者がいない。なぜならそれを仕事としても儲からないし、食っていけないからだ。つい先日もそんな事を淋しそうに語るおじいちゃんの生の声を聴いた。個人的にはそういう古き良き日本の文化があたかも絶滅寸前の天然記念物のように徐々に失われていく現状を苦々しく思う。自分が孫悟空の毛の如く何人にも分裂できたなら、各伝統工芸の技を学び、次の世代に受け継ぎたいくらいだ。それは不可能。よって少しずつ、ここを通して自分が興味を示したものについて紹介し、彼らの生活の助けに少しでも貢献できたらいいなと思った。★和物★
2007.05.28
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