Qちゃん先生の子育てのヒント

別れ際泣かれた時の対処法

別れ際泣いちゃうときの対処法
Orange TreeGreen TreeOrange Tree


先日はうちの子どもの通う保育所150名全児「お別れ遠足」。
ポートアイランドの神戸市立青少年科学館へ、大型バス2台で
出掛けていきました。


保育所で朝9時に見送ろうと待っているとき、双子の男の子
(年少さん)が大泣きしていました。
娘も同じクラスなので、顔を合わせることも多いのですが
ここ2年(!)ほど、お母さんと別れ際、よく大泣きしているのです。


「今日は遠足なのにね。」
見ていた保育士さんが言いました。
「でも、泣くのはお母さんと別れるときだけ。」
お母さんが見えなくなったら、ケロッとしているって。


うちの息子が1歳のときの担任の先生でしたので、
「でも、うちの息子も笑顔でバイバイが言えるのに2ヶ月
かかりましたよね。」
と言うと、先生いわく。
「泣いてあたりまえ。」ビシッと言われちゃいました。


もうすぐ入園式の季節です。
母子分離の習い事も春に開講というところが多いでしょう。
新しいことを始めるのは親子でワクワク!!
でも一方で、「大丈夫かな~。」「泣かないかな~。」
「ちゃんと一人でやっていけるのかな~。」
なんて、ちょっぴり不安もありませんか?


うちの子も、七田チャイルドアカデミーに通っていたとき、
母子分離が始まった時の年齢が2歳半。
幼稚園に上がる年少前に訓練をするという方針だったようです。
毎回ものすご~く泣いてましたよ~。
でも、「すぐに泣きやんでケロッとしていましたよ。」って先生が。


娘は、保育所に通って3年になりますが、今でもたまに別れ際、
離れづらくて「ママ~!」と泣くことがあります。
泣くのは、愛情不足だから? イエイエ。
別れるのが不安で(置き去りにされると思い)なかなか親と
離れられなくて泣く場合が多い、と聞きますが必ずしもそうではないです。
娘は私の愛情を一身に(ハハ)受けて愛情たっぷりに育っていますから。
ママが大好きで、離れたくないんですよね。


子どもが別れ際、不安で泣く行為はごく自然なことなんです。
専門用語もあるくらいですから(笑)。
母親と離れることに不安を覚えることを心理学的な用語で
「母子分離不安」と言います。

幼児期の子どもたちは、みんな分離不安を抱えて社会に飛び出して
いくんですよね。


さて、お母さんと離れるのが不安なお子さんの対処法!
本当に不安なのはお母さん!かな?(笑)
以前メルマガで発信した内容に少し加筆して伝授しましょう!


まずは...


   ≪
お母さん自身が不安な気持ちをなくすこと!


親子の気持ちは通じ合っていますから、いつまでもお母さんが
「不安だわ~。心配だわ~。」なんて思っていると、お子さんに
伝染してしまい、よけいに泣いてしまうことになります。
「楽しんできてねーーー!!」この意気で!
笑顔で送り出してあげてください。


次に...


     ≪
必ず迎えにくるからね。待っててね。


別れ際のこの言葉掛けがとても大事なんです。
離れている間お母さんがどこにいるかきちんと教え、
「○○時になったら迎えにくるからね。」と言って
不安をやわらげてあげてください。

私はもう5年も毎朝同じことを言い続けています。


「泣かないの!!」なんて怒ったり、ごまかし笑いをしながら
「バイバイ~!」なんて消えてしまうのは絶対なしですよ。
ホント、見てて子どもがかわいそう。


お母さんの心の持ちようと働きかけで、少しずつ子どもの分離不安は
解消されていきます。そのうち、『自分の居場所』と感じられると
安心感を持つようになります。
新しい環境の中で徐々に社会性を高め、先生やお友だちと信頼関係が
できあがると、不安も減ってきて、別れ際大泣き、ってことも
なくなってくるのです。


お子さんが安心して社会に飛び立っていけるよう、大き~~~な愛と
☆あたたか~~~い笑顔と☆↑のちょっとしたテクニックで
お子さんを送り出してあげてくださいね☆
back.gif next


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: