英語ビデオ駄作3本
英語ビデオ駄作3本
毎朝子どもたちに、 アルクのabc（今はＤＶＤボックス） の1巻と2巻を
みせていました。
この旧ビデオは、24巻持っているのですが、すでに1年以上前に
2年かけて見せ終わったもの。
もう一度棚から取り出して、見せ始めました。
一度みたビデオなのに、全くあきずによくみていました。（ビックリ）
当時4歳の娘は、しっかりビデオと会話していました（笑）。
「Do you like green peppers？」と聞かれると、「Yes！」。
「What do you like？」と聞かれると、「Strawberry！」。
1～2歳のころは、さすがにビデオと会話はできなかったなあ。
じっとみていたり、一緒に楽しくおどって歌う程度でした。
みなさんのお宅でも、お蔵入りしているビデオはありませんか？
一度見せたらハイ、おしまい～、ではもったいないです。
見終わったビデオも、定期的に見せる計画を立てると、定着度が増す
のはもちろん、年齢に応じてちがった反応をするので、
学習効果は大きいと思います。
この アルクのabc は、最近ＤＶＤボックスになって、ＤＶＤになるのを
待っていた！という方もいらっしゃるとは思いますが、34,650円という
結構な額なので、前ほど気軽におすすめできなくなってしまいました。
たしかに、「キューピッドコース」の名作童話（おはなしげきじょう）6話が
プラスされ、ポスターもついていることは確かなんですが．．．
でも、やっぱり、この アルクのabc は非常に優れた映像教材なんですよね～。
ノンネイティブの子供が英語を学習するために開発された、
れっきとした「語学教材」です。
全国展開のアルクKiddy CAT英語教室では、2～3歳児クラスの教材として
使われているそうです。
約12分のビデオですが、アルファベット（大文字）、フォニックス、
スキットによる英会話、歌（マザーグース含）、ダンス、反対語、ゲーム、
おはなし等いろいろ学習要素が入っているわけです。
はァ～、なんだかマジで宣伝じみてきました（笑）。
でも、それほどプロの私が惚れ込んでいるビデオ教材なのです。
ネイティブスピーカーが実写で登場することは大きなメリットです。
アニメにはない吸収効果が期待できます。
生身の人間から英語が発せられると同時に、顔の表情や身体の動きも
無意識に読みますので、英語の表現方法も自然に身につくのです。
例えば、1巻では、ネイティブの女の子が「Hi, I'm Flora.」
と言いながら登場します。「Hi」のときには、片手を広げて上にあげながら
笑顔で言います。
口は、縦に大きく開いています。
日本人は、英語を発するとき、なかなか縦に口が開きづらいですね。
次に、「I'm Flora.」と言いながら、その手を胸に当てます。
自分の鼻を指差す日本人ゼスチャーとは違いますね。
子どもは、目と耳で同時に入ってきた情報を無意識に取り入れます。
文字通り「体得する」ことが最適な学習方法なんですよね。
ネイティブの人間が実写で登場するビデオは、『語学ビデオの新基準』
とも呼びたいくらいです。
ところで、最近レンタルしてみた英語ＤＶＤ3本。
ちゃぶ台があったらひっくり返しそうになるくらい、激怒！（大げさ）
まず、「あいLOVEキスゴン！1」。
幼児のためのフォニックス学習というので、借りてみました。
このＤＶＤは、オールアニメ。
appleの「a」発音をあいちゃんという女の子がアップになって
教えてくれるのですが、なにぶん、アニメ。
わからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん！！！
正しい口の開け方や、息の出し方など、アニメの画像でわかるはずが
ありません。私は怒った！！
あきれて、1回見ただけでおしまい。
駄作みる時間がもったいない。
次に、「おしゃべりイングリッシュ 1」というＤＶＤ。
キッズステーションの子供向け教育番組「モンすたージオ」の
パッケージ化らしく、歌やダンスがあって、実写の女の子が
登場するので、借りてみました。
もう、小梅状態です（死語かも）
私にも言わせて！
ちっっっっっくしょーーーーーーーーーーーー！！！
中学生？くらいの女の子が、ずっと日本語をしゃべっていて
突然パペットが飛び出し、発言ごとに英語に訳していきます。
な～んの学習効果もありません。
ダンスも、くり返し同じダンスと文句で、くだらない。
これも見る価値なし。
駄作みるヒマはない。
最後に、「リロ＆スティッチ」。
これも個人的な感想ですが、スティッチ（モンスター）の邪悪な？
キャラが好きになれず、画風もダメだった。
英語が流れるなら、語学学習用と思われがちですが、それは違いますね。
リチャードスキャーリーも、ブルースクルーズも、ドーラも、バーニーも。
うちにもたっくさんありまーす！
でも、これは、 ネイティブの子どもたちがが楽しむビデオ です。
または、英語がネイティブ並にできるお子さんが楽しめるビデオです。
「英語を身につける」ための教材ではありませんね。
ビデオは、ぜひ親子で一緒にみて、いろいろ会話しながら楽しんで
いただきたい教材です。（見せっぱなしはだめー！）
ノンネイティブが語学習得のためにつくられたビデオであるかを
しっかり見極めてください。
そして、発達段階と興味に合ったものを、上手に選んであげてくださいね！
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