3:LA編・みんなデブ

その3 みんなデブ


そして成田空港にようやく着けた。

飛行機にどうやって乗って良いか判らなくて悩んだり~
免税店にいる女性店員の
あまりのレベルの高さに何度もうろうろしてしまったり~
(あれは何で?)

はてまた荷物のチェックで、はじっこまで連れて行かれ
鞄を全部開けられ、
荷物を全部出されてチェックされた挙句に
CDプレーヤーとMDプレーヤーは本当に音が出るか?
まで試された。

それでも飛行機に乗る事もなんとか出来て~
9時間のフライトの後、墜落する事もなく無事LAに到着!
時差は16時間、いつも不規則な生活しているから時差ボケはほとんど無し。

ちなみに時差ボケになりそうな時の俺なりの対処方は・・・
飛行機に乗ったらすぐに手元の時計を現地時間にする事!
そして、現地の生活リズムで飛行機内で行動する事!

そして到着!

昔からの小さな夢の一つが叶った瞬間だった。
空港に友達が迎えに来てくれて・・・

車に乗って移動の間、見る景色一つ一つに感動する。
写真やポストカードで見る様な木が本当に生い茂り、
しかも周りはみんな外国人!

すごいぞアメリカ合衆国!!

みんな英語。全部英語。

始めの三日間は友人宅に宿泊させてもらう。
友人の車で、色々色々連れて行ってもらったり夜はクラブに行ったり・・・

まずLAの女の人はとにかく横にでかい。
そしてみんながローライズのデニムを穿いているのだが、
みんなその上に腹が乗っかっているのだ。
はっきり言えばみんなデブ。


プレイメイトの様なレディなど、どこにもいやしない。


これじゃあ詐欺だ。



男もでかいでかい。

でも、人々は皆あたたかい。
道に迷って地図を開けば、必ず誰かが道に迷ったのか?と話かけてくる。

繁華街でやたらと地図を開くと、観光客として狙われるらしいから
その辺は隠れてこそこそ見るのだが・・・

話かけられると脇汁がたれるのがわかるのだが、
以外と良い人だったりするのだ。

そこら辺で、老人がギターを弾いていたり、歌を歌っていたり、
クラブに行けば歳なんかまったく気にせずみんなが踊っている。
だから年齢層が広い。
中年と呼ばれる世代も平気で踊っている。すばらしい事だ!

着ていたTシャツがうけて(PepsiっぽいPenisの奴)
計5~6人に話しかけられたが、
ジョークで返せなくて(そこまで英語が堪能ではないから・・悲)
友達を作る域までには達っせなかった・・

トランスのフロアとR&Bのフロアがあり、
トランスのフロアで暴れてたら~
ちょっと日本とは感じが違うんだけど~
お立ち台の様なとこにも上がらせてもらった!
(上がらせられた?)


アメリカ人の良い所は、
まったく他人の目を気にしないで生きているとこである。

道でもどこでも、歌いたければ歌い
踊りたければ踊りキスがしたければキスをして、
他人の目をまったく気にしないのだ。
日本だと歌いたくても変な目で見られるから、
おとなしくしていたが~
この国は歌いたい時に歌い、
どこでもリズムに合わせて体が動かしたければ動かして良いのだ!

すばらしいじゃないかアメリカ合衆国!!

俺はずっ~と鼻歌、歌いっぱなし。


しかもアメリカは危ない!って言うけど、

一般常識内で行動していれば~
   まずアクシデントはないだろうと思う。


しかし俺は翌日以降、
常識をかなり逸脱した行動をとってしまい~

命がけの冒険をする事になるのだが・・・・
この時はそんな事、知る由もなかった。。


つづく


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