中3~人生の分岐点

・中3

クラスの友人の家に両親があまり帰ってこない家があり、
当然そこがたまり場になり始める。
麻雀と酒と煙草とハードロックの日々。
このあたりからアメリカという国に興味を持ち始める。
イージーライダーとハーレーダビッドソンに憧れ、
いつかアメリカへ一人旅をしに行く!と誓ったのもこの辺りだったはず。


それにしてもこの時、新任でやってきた担任がおもしろい先生で~

いきなりアメリカンバイクで登校。

暴力で全てを解決するのは間違ってる!!と
たった独りで学校と戦い始める。

日に日に暴力教師達が人間になり始め、
半年たらずで学校は住みよい学校に変わってしまったのだ。

毎日目標もなく生きていた学校生活に、光をくれたのもこの先生だった。

文化祭のクラス委員長に俺を指名。
責任者、脚本を担当し~みんなで協力して作った人形劇は
学校中で大反響を呼び、学校創立以来の最高興行成績を収める。

こんな俺でもやれば出来るんだな~と少し世界が明るくなった瞬間だった。

人生のレールが音をたてて切り替わったのも、この時だったかもしれない。

卒業時、中学時代を振り返り~やっぱ部活やっときゃ良かったと後悔。
高校行ったら今度こそ部活にはまってやる!と心に誓う。

ちなみにこの時の担任とはまだよく遊んでいる。
最近は一緒にスパイダーマンを観に行った。

ここから人生が始まったのかもしれない。

<つづく>




© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: