け・せらー、せらー♪

太陽と月


アマゾンの民話から、
太陽と月に纏わるお話を訳してみました。

画像もお借りしてきたものなので、転載お断りします。
ご了承ください。



太陽   と  


Sola Lua



太陽はとても強くて賢い美青年でした。

そして、月は繊細で美しいインディアでした。

二人は祭り火と

蛍の光で照らされた、

ある大きなお祭りの夜に知合いました。



太陽は月を見て一目惚れし、

月も同じように、太陽を見て直ぐに恋に落ち、

二人は付き合うようになりました。

ところが、月はとても高貴に振舞うのが好きで、

庶民的なお祭りや行事にもあまり参加しませんでした。


それとは正反対に、太陽はどのようなお祭りや行事にも、

招待されれば必ず参加しました。

月がオーカ(インディオの家)に引きこもっている一方、

太陽は何処へでも出向き、狩をしたり、漁をしたり、

思う存分楽しむタイプでした。



月は太陽のような気軽な生き方には賛同できず、

もっと考えて友だちを選んでほしいと常々思っていました。

でも、プライドが高いため、太陽に指摘することはしませんでした。

太陽は月の機嫌が悪いことに気づきましたが、

その理由が分らずにいました。




月は常にお化粧をしたり、着飾ったりして、

虚栄心が強い娘でした。

それで、太陽の身なり構わず無頓着な態度は

月の機嫌をそこねる理由の一つでした。



太陽は、どうして月が不機嫌で悲しそうにしているのか

何度も聞きましたが、答えを得られず、

ある日、問い詰めました。

月はプライドを捨て、やっと口を開きました。



月は、 

「あなたは、自分の身なりに気を使って気高くあるべきです。

もっと着飾って、友達や出かけ先なども選ぶべきです!」 

と、言いました。



太陽は、 

「何故?僕はシンプルで皆と仲良くしたいし、何処へでもいきたい!」

と、答えました。



月は、更に  

「あなたは、間違っています。私としては、不愉快です!」

「私の彼氏には、他の人とは違う“特別”な人であってほしいのです!」


・・・太陽は、悲しみのどん底に落ちました。

大好きな月が言ったことを真剣に考えました。

友達と出かけることを控え、

一人で行動するようになりました。



<つづく>




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