平成・つべこべ草

平成・つべこべ草

2007.01.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 血は繋がらないが、義父が他界した。

 先週の金曜日に、義母から入院中の義父の容体が急変したという電話がきた。夫とふたりで千葉の病院まで、車を飛ばして行った。肺炎で呼吸が苦しく、暴れるという。モルヒネを投与するという。しかし、意識はしっかりしており、私たちの顔を見て喜んでくれた。特に、久し振りに合う娘さんのお見舞いを喜んでいた。まぁ安定しているので、義母を家まで送りがてら泊まってきた。

 翌日、義母を病院に送りとどけ、お見舞いをする。うつらうつらしていたが、会話はしっかりできた。私たちは家に帰ることにし、昼食に義母を病院の外に連れ出す。旺盛な食欲の義母に一安心。病院の玄関先で、義母をおろしてそのまま帰路へ。自宅では交代で入浴をして、足を伸ばしてのんびりしていたら、また電話がかかってきた。苦しがって暴れている、と言う。取り敢えず、夫が行くというので、大急ぎで支度をする。病院に着いたら、落ち着いて眠っていた。そこで、義母を連れてホテルで泊まることにした。

 日曜日はホテルで軽く朝食をとって、病院へ行った。相変わらずうつらうつらしていた。今日は娘さんが来るというので、義母を休ませるために途中で昼食をとり、家の中の片付けなどしていたら、病院より電話があり急いで病院へ戻った。苦しさのために暴れるので、少しでも楽にするために強力な睡眠薬を投与する承諾書に署名。薬が効いているにも関わらず苦しそうな表情をしていた。それでも時間と共に、穏やかな眠りになってきた。ただ、義父の持ち時間は限られているので、義母は病院に泊まり込むという。簡易ベッドを借りて、私たちに帰るように薦めてくれた。夫も勤めがあるので、その言葉に甘え帰宅。今晩はたとえ電話がかかってきても、夜に行くのは止めようと決めた。兎に角、一晩じっくり眠りたかった。

 月曜日、夫は普通に出勤し、私も家事が終わったので、買い物に出た。軽く昼食を食べていたら携帯電話が鳴った。名前を見たら義母であったので、慌ててかけ直した。案の定、義父が亡くなった。夫に連絡したところ、休みをとったので今から帰るという。私も急いで帰宅し、喪服等の準備をする。まぁもう亡くなってしまったので、特に急ぐことはないということで、一休みをして出かけた。式場で遺体を預かっているそうだ。6時から葬儀の手順の説明を受けた。義母たちの意向で、家族と本当に親しかった人だけに出席して貰うことにした。10名程度の小規模なものに。火葬場の予約が時間外でできなかったので、明朝にならないと時間等正確に決められないということで、解散。義母を連れてホテルに行った。興奮している義母は夜中に目覚め、延々としゃべり出す。しょうがないので、二人で相づちをうちつつ、付き合うはめに陥る。

 火曜日。ファミレスで朝食をとってから式場へ行ったところ、担当者が開口一番に明日2時が取れた、と報告してくれた。これで、お通夜、告別式の時間が決定。それから『湯棺』。私も何回がお葬式に出ているが、初めての儀式である。係りの人の誘導のまま、手っ甲脚絆などを故人に着ける。旅支度を終え、納棺。この先、お通夜まで用がないので、義母の家に行った。ネコの面倒をみたり、洗濯物の片付けをしているうちに出発の時間になる。お通夜は滞りなく終了。賑やかに食事をして、もう一晩義母を連れてホテルに泊まる。

 水曜日。究めて早朝に目覚めた義母に起こされ、告別式まで家に戻ると言うので、家まで送って行き、ホテルに戻る途中のファミレスで朝食をとった。チェックアウトまで部屋で休んだ。しめやかに式が終わり、火葬場に向かった。この辺りから義母の様子がおかしくなりだした。火葬場でのお別れの儀式が終わり、火葬している間、住職さんと会食。火葬が終わって骨揚げの案内がきた段階から、義母が騒ぎ出した。骨揚げをしたくない、と。別に嘆き悲しんでのためではない。骨箱を家に置きたくない、仏壇なんかいらない、とわめいている。会葬者のひとりが面倒をみてくれている間に、無事骨揚げが終わった。目が座っている義母はお気に入りの知り合いが家まで送ってくれることになり、さっさと帰って行った。娘さんと私たち夫婦でお寺までお骨を届けた。お墓が出来るまで預かって下さるそうだ。やっと肩の荷を下ろした夫と家路を急いでいると、義母から夫に電話がかかり、戻って来い!!という。そのいきり立った声に夫は顔色を変える。いつもの穏やかな夫が本気で怒った。携帯電話の電源を切り、、兎に角家に帰ってきた。疲れがピークの夫が義母に電話で、怒鳴っている。あまりに非常識な振る舞いについに堪忍袋の緒が切れたのだ。ひとしきり怒鳴っていたが、最後はどうにか冷静になって切った。軽く夕食を食べ、PCをやったり、新聞を読んだり通常のことをやっているうちに気も和んだのか、入浴後気持ち良さそうに眠っていた。


 怒濤のような日々が終わり、いつも通りの今日はどっと疲れが・・・。きっと、職場の夫も欠伸をかみ殺していることだろう・・・お疲れ様ウィンク





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最終更新日  2007.01.18 15:24:31
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Re:葬送狂想曲♪♪(01/18)  
akikki  さん
ご愁傷様でした。
そして、お疲れ様でした。大変でしたね……。
その後、お義母さまは落ち着いたのでしょうか?

お義父さまは、最後にみんなの顔を見れたんですね。
お亡くなりになったのは悲しいけれど、そういうのって救いになりますね。
うちの祖父もお正月に孫たちや親戚が顔を見た後に
亡くなったので、みんな「会えてよかったよ!」と、明るいお葬式でした。

お義父さまのご冥福をお祈りします。 (2007.01.20 01:48:35)

Re[1]:葬送狂想曲♪♪(01/18)  
akikkiさん
お気遣いありがとうございます。
1週間程度の入院生活でしたので、周りの者も疲れず良かったです。
義母も少しづつ現実を受け入れているようです。
akikkiさんのお祖父様のご冥福、心よりお祈り申し上げます。
(2007.01.20 17:38:52)

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