タイ&日本 国際遠距離恋愛日記

タイ&日本 国際遠距離恋愛日記

raknaaとタイランド その3


たった一週間とはいえ、そりゃもうドキドキでした。

当時、タイが好きで何度か行ったことのある友人がいたのですが、
彼のアドバイスは、
「一週間なら、あちこち移動するよりもバンコクとアユタヤくらいにして
のんびりした方がいいと思う。
アユタヤはバンコクから日帰りで行く人も多いけど、
絶対に一泊はした方が面白いと思うよ。」
そのアドバイスに従って、まずは空港から列車でアユタヤへ。

タイを列車で旅したことのある方ならご存知の通り、
列車の中ではアナウンスなんてありません。
駅にある駅名の看板はタイ語がドーン、英語は下の方に小さく書いてあるのみ。
タイの列車は遅れる(らしい)ので、到着時刻もあてにならず、軽くパニックに。
持っていたタイ語会話集で、近くのおばちゃんグループに
「アユタヤに着いたら教えて下さい」と必死でお願い。
(今でも私は、こういう時はおばちゃんが一番安全&頼りになると思っています。)
すると、近くに座っていたおっちゃんが
「自分もアユタヤで降りるから一緒に行こう」というようなことを言っている。
(ような気がする。)
・・・早くもピンチ。
私は、見知らぬおっちゃんと共に、なんていうのは全く望んでいないのです。
でも、こっちから「教えて下さい」と頼んだ以上、断ることもできない。

「ほら、アユタヤだよ!降りるよ。荷物を持ってあげよう」
という親切なおっちゃんの言葉も、信じることはできません。
「鞄持って走り去られたら終わり」なんて思っていることはおくびにも出さず、
笑顔で「ノーサンキュー、マイペンライカァ」
おっちゃんは、親切に渡し舟の料金(確か2バーツだった気が。)
まで払ってくれようとするので、それも必死で拒否。
「借りを作ったら負けだ」と真剣に思っておりました。
何しろ、タイについてからずっと、私の頭の中は
「近寄ってくるのは全て悪人。注意一秒怪我一生」という言葉で一杯。

おっちゃんは「泊まるところは決まっているのか」と尋ねます。
「決まってない」と答えた後で
「しまった!良いホテルがあるなんて言われて変なところに連れて行かれるかも。
ああ、なんて馬鹿。どうやって逃げよう・・・。」
と頭の中でグルグルグルグル考えているうちに、
ちょっと立派なホテルの前に到着。
おっちゃんはドアマンにタイ語で「ホニャララ~」と何か伝えると、
満面の笑顔で「じゃっ!」っとサワヤカに去っていかれたのでした。
私が激しい後悔に苛まれたのは、言うまでもありません。
「ごめんおっちゃん、めっちゃええ人やったんや・・・」と思っても後の祭り。
私は、おっちゃんにお礼さえ言っていなかったのです。
「親切にされたのにお礼も言えないくらい余裕の無い自分」を、本当に情けなく思いました。

そして、ビビりな私はいきなりゲストハウスに泊まる勇気も無く、
おっちゃんが連れて行ってくれた、その一泊700バーツのホテルにチェックインしたのでした。


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