タイ＆日本　国際遠距離恋愛日記

コーちゃん（仮）との出会い　その１

ベトナムのホーチミンでした。
ある安ホテルの、同じドミトリーに泊まっていたことがきっかけでした。

私は、無期限のアジア旅行に出て３ヶ月目、
コーちゃんは旅行で、１ヶ月ほどベトナムをぶらぶらしているところでした。

その日、私は、泊まっていた民宿のぼったくりオヤジと喧嘩した為（^ ^；）
移動する宿を探していました。
ある安ホテルで、フロントのおばちゃんと英語で冗談を言い合っている
アジア人の男性がいました。
「たぶん日本人じゃないなあ。英語喋ってるし、香港あたりの人かな？」
これが、私のコーちゃんの第一印象。
後から聞いたら、その時にコーちゃんは、私が気になっていたらしい。
（･･･恥ずかしい(-д-;)）

私がその安ホテルに移った夜、
（コーちゃんがいたからではなく、
そのホテルは清潔でとても良いところだったので。）
コーちゃんを含む何人かで、ちょっと飲みに行きました。
初めて喋ったときのコーちゃんの印象はと言うと。
「コイツ、軽いなあ。かなり遊んでるんやろな。」というもの。
そして、その後から、コーちゃんの猛アタック（笑）が始まったのです。
ちなみに、私は美人でも可愛くもありません。
一目惚れをされたことなんて、人生で皆無です。
今でも、「あの時のコーちゃんは何だったんだろう。」と不思議に思います(-_-;)

私は、コーちゃんの第一印象はズバリ「最悪」でしたし、
念願のアジア無期限旅行の道中、面倒はご免でした。
「絶対コイツ、アホなナンパ野郎か金が目当てに決まってる。」
そう思っている私は、
「ベトナムを一緒に旅行しよう」と迫ってくるコーちゃんに対し、
「私は一人が好きなの。そして、あんたなんか好きやない。」
とハッキリキッパリ断っているのに、相手もめげない。
そんなやりとりを延々繰り返した後、
疲れてどーでもいいや、と言う気分になってしまった私は、
「じゃあ、私はメコンデルタを回って、
そのままカンボジアに抜けるルートのツアーに参加する。
あんたもそれに参加して、
カンボジアには行かないでホーチミンに戻ってくれば？」と提案。
２人きりなんて断固拒否だけど、ツアーなら大人数だし、まあいいだろう。
と思ったのです。

ツアーそのものは、各国からの人々30人ほどの規模でした。
それほど期待していなかったにも関わらず、
ガイドさんもとても良い人だったし、
メコンデルタのボートツアーも楽しかった。
ツアーの間中、部屋はコーちゃんと一緒でしたが、
もちろん「お友達」。
喋っている分にはなかなか面白い人だったので、
「まあ結果的には良い道連れができたなあ」くらいに思っていました。

ところが、
明日は、私はカンボジアへ、コーちゃんはホーチミンへ戻るという日の夜。
私が、39度の熱を出してしまったのです。

ジャンル別一覧