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「あさイチ」の柳澤秀夫キャスター(NHK解説委員)が
「マイナス金利」のミニ講演をしてくれた。
オヤジギャグだけでなく、朝から頑張ってくれている!!!
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すべての金利がマイナスになるのではなく、
一般銀行が中央銀行である日銀に当座性預金として
預けている預金(今までは0.1%の付利)の一部について
「マイナス金利」(仮に▲0.1%)を付けるというものである。
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「マイナスの金利」というのは、日銀が一般の銀行から
金利(仮に0.1%)を徴収することであり、
それは不利益だから一般銀行はその当座性預金を引き上げて、
民間企業、個人に貸付をしようとするだろう、という流れ。
→お金が世の中に出回り景気が良くなる。=日銀の考え
(デフレ→インフレに振れる)
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誰が得をするか、損をするか・・・
1.住宅ローンを組みたい人・・・ローン金利が下がる= 総じて得!
ただし、
(1.住宅バブルとなり、住宅の値段が上がってしまうことも
2.金利が安いと言って多額の借金をすると変動金利で将来苦しむ可能性
3.自分の身の丈にあった借金をすべき
4.借り換えをするにしても借り換えの手数料とも酌量すべき)
2.生命保険に入りたい人・・・保険会社は運用利回りの低下で保険料を引き上げる
= 損!
3.年金暮らし(預金1千万円)・・・定期預金金利の低下、手数料増加、
年金開始時期の遅れなど= 損!
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企業でも使う時期かどうかの判断に消極的となり、
銀行でも貸しても返済してくれる先かの不安が高じる。
個人でも使いみちがなくなると、詐欺に引っかかる危険が高まる。
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若く投資家としての勉強をしてきた方は、リスク分散をうまく行う
ことで自分で切り抜けられるかもしれない。
人任せは危険である。
タンス預金は泥棒に入られる危険がある。
今が安定的な低金利なら変動金利よりも固定金利も・・・
ただし、返済能力を考えるべき。
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政治的には中立なNHKなので、
総務大臣の威光
このような話ではなかったかと思う。
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日銀政策委員の「マイナス金利採用」への反対意見は
「実体経済への効果の割には、市場機能・金融システムへの
副作用が大きく、効果と副作用のバランスを欠く」、
「金融機関の収益性をさらに悪化させ、金融システムの潜在的な
不安定性を高める」などが相次いでいる。
つまりは、「政策の限界を印象づける」という心配が支配的である。
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呆けの小生でも、「流動性の罠」に嵌った今、
無闇に劇薬である「マイナス金利」を中央銀行の当座性預金の一部に
設けることは、闇雲に通貨を民間に押し付けることになり、
「お金」を大事にしない気風を蔓延させる事になりそうである。
実物経済を無視して、貨幣経済が先走ることになり、
不況の到来を早くするだけかもしれない。
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本日の朝日新聞は一面で採り上げている。
「 長期金利 初のマイナス 日銀政策・世界経済不安が影響 」と。
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年明けからの金融市場が再び動揺し、
10年もの国債の債券価格は急騰し(利回り終値は▲0.025%)、
日経平均は918円の下落、
円相場の急伸(一時114円/ドル)が見られた。
実物経済を無視した金融市場の思惑が経済を乱している格好である。
今や、政治、報道、国民は実物経済の動向よりも、
物価、株式などという儲け話だけに目が向いている。
日本は、対外純資産では世界一位(中国は二位)であり、
其の債権でさえ殆どが日本国民の預貯金で支えられている。
政府は日本国民の年金をも株式市場に委ねて行こうとし、
運用を危うくしつつある。
日本政府の負債は巨額であるが、日本国民が支えているのに、
見返りの資産を株式市場で危うくしつつあるのだ。
確かに、長期金利が上がれば、日本国の国債の金利支払いは
増えるであろう。
長期金利を超低位安定させるために、
資金を株式市場に供給しようとする金融政策は
実物経済を無視しているかのように見える。
誠に嘆かわしい世相である。
呆け頭の嘆きである。
アベノミクスは金融政策から早く脱皮願いたい。
「ミックス」で良いから・・・
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不思議なもので、日本では既存の国債が重しとなっているが、
日銀の思惑と異なり、マイナス金利で日銀を追い出された
一般銀行(地銀など)の余剰金が安全を狙って、
このところの国債相場の上昇で国債の買いにでている。
「株式相場の低下、国債相場の上昇」が日本で起きており、
より安全な資産の選好が進んでいるのだ。
国債を買い込んだ一般銀行は、
「満期以前に日銀に国債を買い取ってもらえる」ので、
国債購入で利鞘を稼げる安心がある。
この場合は、損害が日銀に転嫁されるので、
最終的には、日本政府が赤字を背負うことになりそうである。
都市銀行は優良企業を取引先としているから
相対的に利鞘が僅かでも損をしないだろう。
地方銀行は、厳しい取引先も相対的に多いから、
貸付先の破綻には敏感であり、
オッカナビックリで貸出に消極的になりがちとなろう。
金融機関がベンチャ企業などへの貸出を渋り、
優良企業が内部留保がありながらも設備投資に慎重になれば
実物経済は萎んでしまう危険がある。
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一時的な現象であるとしても、
金融市場は 「危険なZERO SUM修羅場」 にすぎない。
アベノミクスは賢明な「ハマコー」教授?の意見を取り入れてもらいたい。
また、日本には世界的な厚生経済学者・規範経済学者もいるから
ゼロ金利のデッドロックからの脱出の知恵を集めるべきであろう。
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