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BOJと言っても、あの有名なBon Joviではない。
日銀(BOJ)がマイナス金利政策を
天下の宝剣のように打ち下ろし始めた。
( 世界は「為替切り下げ」には厳しい目を向けるが、
意外と、金利操作には寛大である。
北欧のデンマーク、スウェーデンも対EU経済政策で
マイナス金利を拡大しようとしている。
政策手段が限られた中での無駄で、危険な小競り合いに過ぎない。 )
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しかし、経済の現況は
金利が政策的弾力性を喪失した
Liquidity Trap (流動性の罠)の範囲にある。
いや、その範囲では利子率(i)がプラス域にあるから
マイナス金利は「罠」の遥か下の「 紅蓮地獄 」にある。
・IS-LM分析の図式例(ケインズ→ヒックス理論)

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WIKIPEDIAで見る・・ Liquidity Trap=
「金融緩和により利子率が一定水準以下に低下した場合、
投機的動機に基づく貨幣需要が無限大となり、
通常の金融政策が効力を失うこと。」
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この場合でも、金利は0%以下にはならないとの前提がある。
ケインズは
「 ジョンブル(=英国人)は2%の利子には我慢ができない 」
と言ったから、罠は2% ? 程度かもしれないが。
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日本銀行の政策的誘導で利子率はかつての高い水準から
10%→8%→4%→2%→0%→マイナス へと推移した。
多額の政府負債を抱えた日本経済を守り、
輸出競争力を守る算段かもしれない。
しかし、2%を切った頃から息切れを見せ始めたのでは・・・
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「アベノミクス」は日銀にその能力を超えた期待を寄せすぎている。
既に、マラソン選手が42.195kmを走り終えたところで、
再び100m競争に出場させるようなものである。
もう日銀に金融政策で日本経済を立て直す力はない。
過度の期待を金融界に期待すべきではない。
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内部留保をタップリと貯めこんだ実業界の奮起が期待される時期である。
ベンチャ-企業の頑張る時期でもある。
先行きの予想で儲けるだけが目的の金融界・証券界に期待しないで、
将来の成長を意図する産業界の育成こそ政府は注視するときであろう。
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呆けのボヤキにすぎない。
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:::参考:::
IS-LM曲線のメモ
<Webの「 金融用語辞典ー金融大学 」
に詳しいので参照のこと>
・IS 曲線:(租税を考慮しないケース)
i= ―(1-β)* Y/ b +(α+ I+G ) /b
α : 基礎消費、 β:限界消費性向、 I: 独立投資
b: 投資の利子弾力性、 i : 利子率、 Y: 国民所得
G :政府支出、
・LM 曲線:
i= ( e/f )* Y ― M/ ( f * P )+( h/f )
M: マネーストック、 P: 物価、 L: 貨幣需要量
e: 貨幣需要の所得弾力性、 Y :国民所得
f :貨幣需要の利子弾力性、 i : 利子率、 h : 正の定数
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