この記事では、楽天市場などで使える楽天ポイントを、実質的に現金と同じように活用する方法をまとめます。
楽天ポイントは生活のあらゆるシーンで貯めやすい分、「ポイントを持て余している」「現金が必要だけどポイントばかり溜まっている」という方も多いですよね。
でも、楽天公式には「ポイントを直接現金に換える方法はない」と明言されています。
そこで今回は、ルールを守りながら 合法的かつ安全にポイントを現金化する主要な方法 や、注意点などを徹底解説します。期間限定ポイントも含めて、いざというときにすぐ使えるコツを覚えておくと便利ですよ。
楽天ポイントを現金同様に使う7つの方法
楽天ポイントは、通常ポイントと期間限定ポイントがあり、それぞれ使えるサービスが変わります。
特に期間限定ポイントは投資などの金融系サービスには使えないので、現金化したいときは別の迂回ルートが必要になることも。
さまざまな場面でポイントを実質現金のように扱う方法を順番に見ていきましょう。
楽天ペイや楽天ポイントカードを使う
楽天ペイはスマホひとつで決済でき、期間限定ポイントも含めて1ポイント=1円として使える便利な手段です。
おサイフレスで買い物を済ませられるので、コンビニや飲食店、ドラッグストアなど幅広い提携店で活躍します。実際に銀行口座に現金が振り込まれるわけではないですが、 「ポイントで支払い→手元のお金が減らない」＝実質的な現金化 と考えられます。
空いた時間にスーパーで食料品を買うときなど、日常のお買い物にどんどん充てていけば、現金を使わずに生活費をまかなえます。アプリの設定で期間限定ポイントを優先して消費させられるのも嬉しいところですね😊
メリット
- 換金率100%
- 期間限定ポイントもすべて使える
- ほぼリアルタイムにポイント消化できる
デメリット・リスク
- 手元に現金が増えるわけではない
- 大量のポイントを一気に消化するにはやや時間がかかる
- 明らかに不自然な決済をすると規約違反とみなされる可能性
ふだんのコンビニや外食でスムーズにポイントを消費できる方なら、まず最優先で検討したい方法です。楽天ペイは違反リスクもほぼない公式推奨の利用法なので安心感があります。
商品券やギフトカードをポイントで購入→金券ショップで換金
どうしても現金が必要な場合、楽天市場で販売されているJCBギフトカードやVISAギフトカードなどをポイントで買い、それを金券ショップへ持ち込んで売却する方法が有名です。
購入時点で商品券の販売価格が額面より高かったり、金券ショップの買取率が98%前後だったりするため、最終的な換金率は 実質90%前後 になることが多いですが、期間限定ポイントが使えるのは大きな強みといえます。
メリット
- 期間限定ポイントでもギフトカードが買える
- 結果としてしっかり現金を手にできる
- いざというときに便利
デメリット・リスク
- 商品券が届くまで数日かかる
- 金券ショップへ売りに行く手間がある
- 販売価格と買取価格の差分で10%前後のコストがかかる
ちょっとした数千円〜数万円単位の現金を作りたいときに役立ちますが、これを頻繁に繰り返すと明らかに「転売目的」と見なされるかもしれません。
少額かつ回数を抑えて利用する分には、そこまで大きなリスクにはならないでしょう。
通販で商品をポイント購入→フリマアプリなどで転売
こちらもメジャーな方法で、楽天市場で買った家電やブランド品、ゲーム機などをメルカリやヤフオクで売るパターンです。転売相場が安定している人気アイテムなら、 90%以上の換金率 を狙えることも。
しかし、出品・梱包・発送など手間はかかりますし、トラブル対応などのリスクもゼロではありません。
メリット
- 購入商品次第で高換金率が期待できる
- 期間限定ポイントを使って大量ポイントを消化しやすい
- 転売の自由度が高い
デメリット・リスク
- 売れ行きや取引相場に左右され、在庫リスクがある
- 出品や発送、メッセージ対応の手間がかかる
- 楽天カード規約で「現金化目的の購入」を疑われる可能性
あくまで「自分にとっても使える商品」であれば、売れ残っても困らないので気が楽です。ポイントの有効期限が近いときにまとめて使い、転売できれば一石二鳥ですね。
ただ、明らかに転売専用に大量仕入れすると規約面でリスクが増すのでほどほどに。
楽天証券でポイント投資→売却→出金
通常ポイントなら、楽天証券での投資信託購入に充当して、後日売却したお金を銀行口座へ出金することで 実質的に現金化 可能です。
投資ですから価格変動リスクがゼロにはならないものの、債券型などリスクの少ない商品を選んで短期的に売買するならほぼ100%に近い換金率を期待できます。しかも楽天公式サービスのため、規約違反リスクがありません。
メリット
- 通常ポイントのみだが ほぼ100%換金率 を狙える
- 楽天証券を使うだけなので安全性が高い
- ネット完結で手軽に現金化できる
デメリット・リスク
- 期間限定ポイントは使えない
- 数営業日ほど資金拘束のタイムラグがある
- 相場変動により売却時にごくわずか損する可能性も
「長く証券口座を使うつもりがない」「できるだけリスクを下げたい」という場合は、値動きが小さい投資先をサッと買ってサッと売るイメージでOKです😊
ただし売却完了から口座出金までは日数がかかるので、即日で現金が欲しい場合には不向きでしょう。
楽天カード（クレジット）請求額をポイントで支払う
楽天カード会員向けサービスの「楽天e-NAVI」内には、カード利用分をポイントで相殺できる機能があります。これは厳密には「銀行口座にお金が入るわけではない」ものの、翌月のクレジット引き落としが減る＝ 実質現金が浮く というイメージです。
メリット
- 手続きが簡単で、換金率は1ポイント=1円
- 利用履歴としては自然で、アカウント停止リスクも少ない
- 短時間で済む
デメリット・リスク
- 期間限定ポイントは使えない
- 月間で充当できるポイント数に上限がある
- 楽天カードを持っていないと利用できない
期限に余裕のある通常ポイントを大量に抱えているなら、これが一番スマートかもしれません。ただし期間限定ポイントは対象外なので、そこは割り切る必要があります。
楽天ウォレットで仮想通貨を買う→売却→楽天キャッシュ経由で現金出金
楽天グループが運営する「楽天ウォレット」では、通常ポイントを仮想通貨購入に充当でき、売却すれば日本円が手に入ります。
さらにその円を楽天キャッシュにした上で銀行へ出金する仕組みが整い、 ポイント→仮想通貨→楽天キャッシュ→口座 という流れが実現しました。
メリット
- 短時間で大きな額をまとめて現金化しやすい
- 楽天公式サービスなので規約違反に問われにくい
- 100ポイント単位で細かく取引可能
デメリット・リスク
- 期間限定ポイントは使えない
- 仮想通貨の値動きやスプレッドで数％の損失リスク
- 出金までの操作がやや複雑
即日〜数日程度で一気に換金できるのはメリットですが、仮想通貨の相場は想像以上に変動が激しいです。
安全策として、買ったらすぐ売るという方法もあり、これならほぼ数％程度の損失に抑えられるでしょう。あくまで「どうしても即日で現金化が必要」なときの最終手段として検討してください。
他社電子マネーに交換して使う（楽天Edy・モバイルSuicaなど）
楽天ポイント（通常のみ）を楽天EdyやSuicaに変えて使う方法です。ポイント分を電子マネーにチャージすれば、電車に乗ったり買い物したりとほぼ現金と同じ感覚で活用できます。
Suicaであれば、退会手続き時に残高を払い戻ししてもらえるため、実質的に 現金化 が可能です。ただし1回220円の手数料がかかるので、それなりに大きな金額をまとめて移す場合しか得にならないかもしれません。
メリット
- ほぼどこでも使える電子マネーとして生活費をカバーできる
- 手数料が少なく、高い実質換金率になる
- Suica払い戻しを使えば最終的に現金化も可能
デメリット・リスク
- 楽天Edyは現金への払い戻しが不可
- 期間限定ポイントは対応していない
- アプリ連携やチャージ手続きがやや面倒
普段Suicaで通勤している方や電車移動が多い方なら、楽天ポイントでチャージしておけば実質現金の出費がゼロになります。
そこから手数料をかけて払い戻すほどでもないかもしれませんが、もし必要になればこの方法も選択肢になりますね。
現金化時の注意点とリスク
ここからは、楽天ポイントを「直接現金に換えたい」と考えたときに意識したい規約やリスクをお伝えします。
ポイントの現金化には便利なルートがいくつも存在しますが、どれも正しい範囲で行わないと、場合によってはアカウント停止や損失につながるおそれも。安全に使うためのポイントを押さえておきましょう。
規約違反となる主なケース
楽天ポイントは、あくまでも楽天グループが管理・付与しているポイントプログラムです。公式が「現金と交換できない」と定義している以上、あまりに不自然な使い方をすると規約違反に問われる可能性があります。とくに以下のような行為は要注意です。
1. 架空取引によるポイント現金化 たとえば楽天ペイで「友人とグルになって商品を販売したように装い、本当は何も提供せずポイントと現金だけやりとり」などの手口はNG。まったく実体のない取引は不正行為とみなされ、アカウントを凍結されるリスクが高いです。
2. 楽天カードで大量の金券・ギフト券を買う 規約には「現金化を目的としたクレジット利用は禁止」と明記されています。毎月のように高額な金券を買い続けるなど、現金化目的が透けて見える行為は避けたほうがいいでしょう。ポイント払いだけの購入ならまだリスクは低いですが、やりすぎは禁物です。
3. 大がかりな転売ビジネスを繰り返す たとえば楽天市場で高額な商品をカード払いし、それを毎回フリマで売って現金化…を短期間に繰り返すと、営利性が高すぎると判断される恐れがあります。少額や生活範囲の売買なら問題になりにくいですが、度が過ぎると危険です。
普通に商品を買ったり、ちょっとした金券やギフトカードをポイントで買ったりする程度であれば、それだけでアカウント停止になる可能性は低いです。
あくまでルールの範囲で利用し、明らかに不自然な使い方はしないようにしましょう。
換金率と手数料の考え方
現金化を目指すとどうしても「なるべく損をしたくない」という気持ちが働きますよね。方法ごとに大まかな換金率のイメージを整理すると、以下のようになります。
- 楽天ペイで支払い
→ 実質100%に近い（コンビニやドラッグストアなどで1ポイント=1円）
- 楽天カード請求充当 / 楽天証券でポイント投資
→ ほぼ100%（通常ポイント限定）
- 金券・ギフトカード購入→ショップ売却
→ 実質約87〜92%前後（販売価格と買取価格差による損失）
- 転売（フリマアプリ等）
→ 50〜90%（商品によって大きく変動）
- 暗号資産経由
→ スプレッドや相場変動で1〜3％程度ロスする可能性あり
- Suicaへのチャージ→払い戻し
→ 220円の手数料なので、1万円なら約2.2%分のコストとイメージ
これらを踏まえると、なるべく100%に近い形で使いたいなら、 楽天ペイや楽天カード請求充当、楽天証券でのポイント投資 がおすすめです。
とはいえ「どうしても手元に現金が欲しい」という場合は、多少のロスを受け入れて金券や転売を考えるしかありません。
期間限定ポイントの活用法
楽天市場のキャンペーンなどで得られる「期間限定ポイント」は、投資系やカード請求充当には使えず、消費期限も短いですよね。
そこで次のような使い方を意識すると、失効を防ぎつつ実質的に現金に近いメリットを得やすくなります。
- 楽天ペイや楽天ポイントカードで使う
コンビニ、ドラッグストア、ファミレスなど日常の支出をポイントで済ませれば、その分現金の出費がなくなります。
- ギフトカードの購入→売却
どうしても現金が必要なら金券化。換金率は落ちますが、その分使える金額が多いです。
- 楽天ふるさと納税
納税自体をポイントで行い、自己負担2,000円を除いた全額が翌年の税金から控除されます。返礼品も受け取れるので、ある意味でポイント価値が1円以上になるケースもあります。
- 楽天トラベルや楽天ビューティ
旅行代や美容院代をポイントで払えば、生活費から出すはずのお金を節約できるのも「実質現金と同じ」感覚になります😊
どれも普段の生活で自然に利用できるサービスなので、期限間近のポイントはまずここに回してみるとよいでしょう。
転売や金券購入を頻繁にすると危険？
楽天カードや楽天市場の規約上、明確に「現金化目的の購入はNG」とされています。とくにクレジット払いで大量の金券を買う行為は危険度が高いでしょう。
ポイントだけなら問題ないと思う人もいますが、やりすぎれば不自然に見える点は同じです。アカウント凍結を避けるためにも、ほどほどの頻度と金額を意識するのがベターですね。
ポイント転売で得た収益の税金はどうなる？
ポイントで買った商品を転売して利益が出た場合、その差額は 雑所得や事業所得として課税対象 になる可能性があります。
個人が単発で少額売買するぶんには申告不要なケースも多いですが、継続的に高額を売り上げている場合は確定申告が必要かもしれません。あくまで趣味や不要品処分の範囲を超えた副業レベルなら、しっかり税務も確認してください。
まとめ
楽天ポイントの活用方法は幅広く、 実質現金に近いかたちで使う ことも十分可能です。最後に今回のポイントを整理しましょう。
- ほぼ100%で使いたいなら
「楽天ペイ」「楽天カード請求充当」「楽天証券ポイント投資」あたりがおすすめ。特にカード請求充当は入力数回で済むので手軽です。
- 期間限定ポイントを一気に消化したいなら
「楽天ペイ」「楽天ポイントカード」で日常支払いに回すのが簡単。金券やフリマ転売もアリですが、換金率と手間を考えてほどほどに。
- どうしても実際に現金を得たい場合
ギフトカードをポイント購入→金券ショップへ売却、あるいは楽天ウォレットで暗号資産を経由すると即現金化できます。いずれも数％の手数料やリスクがあるため注意です。
- 規約違反を避けるには
短期間で過度に同じ商品や金券を大量購入しないことが大切。ポイントはあくまで「普段の買い物をお得にするためのもの」と意識しておけばトラブルを回避しやすいです。
失効間近のポイントがたくさんあるときや、急に現金が必要になったときなど、あなたの目的に合った方法を選んでみてください。安全に賢く活用すれば、楽天ポイントを最大限に生かせるはずですよ😊
よくある質問
ここからは、楽天ポイントの現金化に関して多くの方が気になる点をまとめました。敬語を省き、簡単な見出し形式でお届けします。
期間限定ポイントだけを金券やギフトカードに換えることはできる？
できます。楽天市場で金券類を扱う店舗にて、支払いを「ポイント利用」にすれば期間限定ポイントが優先して消費されます。
ただし店舗ごとにルールがあるため、事前に確認しておきましょう。クレジットカードが使えない場合もあるけど、ポイントのみなら問題なく決済可能です。
転売目的で高額ポイント購入をするとき、楽天カードは使わない方がいい？
楽天カードを使って金券や転売向き商品を頻繁に購入すると、「現金化を狙った利用」と判断される可能性があります。
最低限、ポイント支払いに限定するとか、購入額や回数を控えるといった対策をしたほうが無難でしょう。楽天カード規約には現金化目的の買い物が禁止されているので注意が必要です。
楽天ウォレットで仮想通貨を購入した後、すぐ売却すればほとんど損しない？
スプレッド（売値と買値の差）や価格変動があるので、完全なノーリスクではありません。とはいえ、タイミングを見計らって短期決済すれば損失を1〜3％程度に抑えることは可能。大きく価格が動くと数％以上のロスが出る場合もあるので、即時売却を徹底すると安全度は高いかもしれません。
どうしても現金が必要ではなく、ポイントを無駄なく使いたいだけなら何を選べばいい？
楽天ペイや楽天ポイントカードがベストです。1ポイント=1円でサクッと支払えるので、実質現金を使わずに生活費をカバーできます。期間限定ポイントでもOKなので、失効リスクも下げられます。普段の買い物があまり多くない人は、ふるさと納税や旅行予約などをポイント払いするのもおすすめです。
ふるさと納税にポイントを使うと、本当に得なの？
納税分（自己負担2,000円以外）が翌年の税金から全額控除され、さらに返礼品がもらえるので、状況次第では1ポイント以上の価値を享受できます。とくに期間限定ポイントの使い道に困っているなら、ぜひ検討してみるといいでしょう。
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