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2025.05.08

子供のスマホデビューに楽天モバイルはあり？料金や安全機能、契約まで解説

カテゴリ：楽天モバイル

今回は、「子供にスマホを持たせるけど、どのキャリアが良いんだろう？楽天モバイルってどうなの？」と考えている親御さんに向けて、楽天モバイルの料金プランや子供向けの安全機能、契約方法について詳しくご紹介します！

お子さんのスマホデビュー、月々の料金はできるだけ抑えたいし、インターネットの危険からもしっかり守ってあげたい…というのは、親として当然の気持ちですよね。楽天モバイルも選択肢の一つとして検討されているのではないでしょうか。この記事が、そんなあなたの疑問や不安を解消する手助けになれば幸いです！

楽天モバイルの料金プラン「Rakuten最強プラン」とは？

まず、楽天モバイルの基本的な料金プランについて見ていきましょう。楽天モバイルのプランはとてもシンプルで、データ通信を使った分だけ料金が決まる仕組みになっているのが特徴です。さらに、専用アプリを使えば通話料がお得になる点も見逃せません。

使った分だけ！わかりやすい段階制プラン

楽天モバイルの料金プランは、現在 「Rakuten最強プラン」 の1種類のみです。このプランの一番の魅力は、毎月使ったデータ通信量に応じて料金が自動的に変わる 段階制 を採用している点でしょう。

具体的には、こんな感じになっています。

月3GBまでのデータ利用量
1,078円（税込）
月3GBを超え20GBまでのデータ利用量
2,178円（税込）
月20GBを超えた場合のデータ利用量
3,278円（税込）

20GBを超えても料金はこれ以上上がらず、データ通信は無制限で利用可能です。これなら、あまりスマホを使わない月は安く済みますし、たくさん使った月でも上限が決まっているので安心感がありますね。

アプリを使えば国内通話が無料に

楽天モバイルには 「Rakuten Link」 という専用アプリが用意されています。このアプリから電話をかけると、なんと 国内通話が無料 になるんです！これは嬉しいポイントではないでしょうか。

ただし、ナビダイヤルなど一部対象外となる番号もある点には注意が必要です。

子供ならもっとお得？「最強こどもプログラム」をチェック

楽天モバイルには、お子さん向けの特別なプログラム「最強こどもプログラム」があるのをご存知でしょうか。12歳以下のお子さんが対象で、月々の料金負担をさらに軽くすることができるんです。ここでは、その詳細や適用条件、注意点などを解説します。

12歳以下限定！毎月ポイント還元

2024年5月から始まった 「最強こどもプログラム」 は、楽天モバイルを契約している 12歳以下 のお子さんを対象とした特典プログラムです。

このプログラムが適用されると、毎月のデータ利用量に応じて楽天ポイントが還元されます。

データ利用量が月3GBまでの場合
毎月440ポイント還元
データ利用量が月3GBを超えた場合
毎月110ポイント還元

例えば、データ利用量が3GBまでの月なら、通常1,078円（税込）のところ、440ポイントが還元されるので、 実質528円（税込） で利用できる計算になります！これはかなりお得感がありますよね。

データ利用量が3GBを超えた月でも、110ポイントの還元はしっかり受けられます。

3GB超～20GB利用（月額2,178円）の場合
実質1,958円/月
20GB超利用（月額3,278円）の場合
実質3,058円/月

ポイントでの還元とはいえ、毎月の負担を抑えられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

プログラムの適用期間と自動移行

「最強こどもプログラム」は、お子さんが 13歳になる誕生月まで自動的に適用 されます。面倒な手続きは一切不要なのが嬉しいですね。

そして、13歳になった翌月からは、自動的に22歳以下向けの 「最強青春プログラム」 （毎月110ポイント還元）に移行します。

【重要】プログラム適用には「子供名義」での契約が必要

ここで一つ、非常に重要な注意点があります。「最強こどもプログラム」のポイント還元を受けるためには、 契約者をお子さん本人にする必要がある ということです。

親御さん名義で契約して、そのSIMカードをお子さんに使わせる、という形では、残念ながらこのプログラムの対象外となってしまいます。プログラムのメリットを活かしたい場合は、必ずお子さん名義で契約手続きを進めるようにしてください。

子供の安全を守る！楽天モバイルの対策機能

お子さんにスマホを持たせる上で、一番心配なのはやはり安全性ではないでしょうか。インターネット上には様々な危険が潜んでいますからね。楽天モバイルでは、そうした親御さんの心配に応えるための機能がちゃんと用意されています。

18歳未満は原則必須！フィルタリングサービス

まず知っておきたいのが、楽天モバイルでは 18歳未満の方が利用する場合、原則としてフィルタリングサービスの契約が義務付けられている 点です。これは、青少年が安全にインターネットを利用できるようにするための法律に基づいたルールとなります。

楽天モバイルが提供しているフィルタリングサービスは 「あんしんコントロール by i-フィルター」 という名称です。これは、実績のあるデジタルアーツ社の「i-フィルター for マルチデバイス」を利用したサービスで、 月額330円（税込） のオプション料金が必要になります。

このサービスを利用するには、お子さんが使うスマートフォンに専用のアプリをインストールし、初期設定を行う必要があります。

何ができる？「あんしんコントロール by i-フィルター」の機能

「あんしんコントロール by i-フィルター」には、お子さんをインターネット上の危険から守るための、頼もしい機能がたくさん搭載されています。

Webサイトの閲覧制限
不適切なサイトや危険なサイトへのアクセスをブロック
「小学生」「中学生」といった年齢に応じた推奨フィルター設定を用意
特定の安全なサイトのみアクセス許可するなど、個別のカスタマイズも可能
アプリのフィルタリング（Android端末向け）
不適切なアプリや高額課金リスクのあるアプリなどの起動時に警告表示やブロックが可能
利用可能なアプリを保護者が遠隔設定
利用時間の制限
スマホを利用できる時間帯（例：夜10時～朝6時は利用不可）や1日の合計利用時間（例：1日2時間まで）を設定可能
時間制限機能の挙動はOSにより異なる点に注意（Androidは端末全体、iOSは専用ブラウザ内のみ）
利用状況の確認
お子さんが閲覧したWebサイトや検索キーワードなどの履歴を保護者が後から確認
1日の利用状況レポートメールを保護者宛に受信する機能もあり
位置情報の確認（Android端末限定）
お子さんのスマホの現在地や移動履歴を保護者の端末から確認

これらの機能を上手に活用することで、お子さんのスマホ利用をしっかり見守り、危険から遠ざける手助けになるはずです。

フィルタリングを使わない場合の注意点

18歳未満の利用者にはフィルタリングの利用が強く推奨されていますが、もし利用しないことを選択する場合には、 「フィルタリングサービス不要申出書」 という書類を楽天モバイルに提出する必要があります。

とはいえ、お子さんの安全なインターネット利用のためには、フィルタリングサービスの活用を前向きに検討するのが良いかと思います。

スマホ本体の機能も活用しよう

楽天モバイルのフィルタリングサービスに加えて、スマートフォン自体に備わっている保護者向けの管理機能も併用すると、より安心です。

iPhone
「スクリーンタイム」機能でアプリ利用時間制限やコンテンツ制限などが設定可能
Android
Googleの「ファミリーリンク」サービスで利用時間管理、アプリ許可、位置情報確認などが可能

これらのOS標準機能と「あんしんコントロール by i-フィルター」を組み合わせることで、よりきめ細やかな見守りができるでしょう。

契約はどうする？子供名義と親名義

楽天モバイルをお子さんに使わせる場合、契約の名義を「子供本人」にするか、それとも「親御さん」にするか、という選択肢があります。それぞれ手続きの方法が異なりますし、特に先ほど説明した「最強こどもプログラム」の適用条件にも関わってくる部分なので、しっかり確認しておきましょう。

子供名義での契約

楽天モバイルでは、 未成年者（18歳未満）であっても、本人名義で契約することが可能 です。

この場合の最大のメリットは、やはり 「最強こどもプログラム」の対象となり、ポイント還元を受けられる ことですね。

お子さん名義で契約する際には、以下のものが必要になります。

お子さん本人の確認書類
マイナンバーカード、パスポートなど
法定代理人（親権者）の同意書兼支払名義人同意書
楽天モバイル公式サイトからダウンロード可能
法定代理人（親権者）の本人確認書類
支払い情報
クレジットカードまたは銀行口座（支払い名義人は保護者名義で登録）

手続きは、Web申し込みなら必要書類をアップロード、店舗申し込みなら書類を持参します。 店舗で未成年者本人が手続きをする場合は、保護者の同伴が必要 です。

また、お子さん名義で契約する場合でも、利用者が18歳未満であることに変わりはないため、 フィルタリングサービス（あんしんコントロール by i-フィルター、月額330円）への加入は必須 となります。

一点、留意しておきたいのは、契約後、利用料金に応じて付与される 楽天ポイントは、契約者であるお子さんの楽天IDに付与 されるということです。

親名義での契約

もちろん、 親御さん名義で楽天モバイルを契約し、そのSIMカードをお子さんのスマートフォンに入れて使わせる という方法も可能です。

この場合、必要な本人確認書類は契約者である親御さんのものだけで済みますので、手続きは少しシンプルになりますね。

ただし、契約時に 実際に利用するのが18歳未満のお子さんであることを申告する必要 があります。利用者が未成年であるため、この場合もやはり フィルタリングサービスの加入は必須 です。

親名義で契約する際の 一番の注意点は、「最強こどもプログラム」のポイント還元は受けられない ということです。毎月の実質負担額が変わってくるので、この点はしっかり覚えておきましょう。

どちらの名義で契約するのがご家庭の状況に合っているか、よく検討してみてください。

どんなスマホがいい？楽天モバイルで使えるおすすめ端末

楽天モバイルを契約するとして、次はお子さんに持たせるスマートフォン本体をどうするか、ですよね。楽天モバイル自身も端末を販売していますし、それ以外にも選択肢はいろいろあります。お子さん向けとして考えられる端末の例をいくつかご紹介しましょう。

比較的手頃なAndroidスマホ

Androidスマートフォンは、比較的価格が手頃なモデルから高性能なモデルまで、本当に選択肢が豊富です。楽天モバイルでも取り扱いがあり、お子さんの初めてのスマホとしても良さそうな機種をいくつかピックアップしてみました。

AQUOS wish2 (シャープ製)
価格は税込22,000円前後
防水・防塵（IP67） 、 耐衝撃性能（MIL規格準拠） で安心
画面サイズは約5.7インチ、5G通信対応、おサイフケータイ機能搭載
arrows We (FCNT製)
価格は2万円前後
AQUOS wish2同様、 防水・防塵・耐衝撃性能 を装備
「ジュニアモード」 搭載で子供向け設定がしやすい
その他のAndroid端末
時期により、 OPPO Aシリーズ や Redmiシリーズ などが 1円から数千円程度 のキャンペーン価格で登場することも
例：「OPPO A55s 5G」や「Redmi Note 11」などが過去に対象

iPhoneも選択肢に

もちろん、iPhoneも楽天モバイルで利用できます。比較的手頃なモデルとしては、iPhone SEが挙げられますね。

iPhone SE 第3世代 (Apple製)
価格は約57,000円（税込）から
パワフルな A15チップ 搭載
防水性能（IP67） も備わる
ホームボタンに指紋認証 「Touch ID」 搭載でマスク時も便利
iOS標準の 「スクリーンタイム」 で利用時間やアプリ制限が可能、「探す」アプリで位置情報共有も

楽天モバイルを子供に使うメリット・デメリット整理

さて、ここまで楽天モバイルの料金プラン、安全機能、契約方法、そしておすすめ端末について見てきました。最後に、お子さんに楽天モバイルを持たせる場合のメリットと、知っておきたい注意点（デメリット）を整理しておきましょう。

メリット

料金プランが段階制
使ったデータ量に応じた料金で、少ない月は安く抑えられる
「最強こどもプログラム」の適用
子供名義契約なら12歳まで毎月ポイント還元、特に月3GBまでなら実質料金がお得
国内通話が実質無料
「Rakuten Link」アプリ利用で国内通話かけ放題

デメリット（注意点）

「最強こどもプログラム」は子供名義限定
親名義契約ではポイント還元の対象外
データ上限の自動設定機能なし
使いすぎ防止にはアプリ/OS機能やルール決めが必要
パートナー回線エリアでの制限可能性
一部エリア（auローミング）では通信速度に制限がかかる場合あり
フィルタリングサービスが有料
「あんしんコントロール by i-フィルター」は月額330円必要

これらの点を踏まえて、楽天モバイルがお子さんやご家庭の状況に合っているか、じっくり検討してみてください。

他の選択肢は？主なスマホサービスと比較

楽天モバイル以外にも、お子さん向けのスマホサービスはたくさんあります。主なサービスをいくつかピックアップし、楽天モバイルとの違いを中心に比較してみましょう。

ahamo（ドコモ系オンライン専用）

料金
月額2,970円（税込）でデータ20GB＋5分かけ放題（※編集注: 2024年時点の情報。最新は100GBプランもあり）
フィルタリング
ドコモの「あんしんウェブフィルター」無料、18歳未満は自動適用
契約
18歳以上限定、親名義契約＋利用者登録
サポート
オンライン専用
位置情報
ドコモ「イマドコサーチ」（月額220円）別途契約可能

UQモバイル（au系サブブランド）

料金
「トクトクプラン」（15GB/1GB以下割引あり）、「ミニミニプラン」（4GB）など、割引適用で変動
フィルタリング
「あんしんフィルター for UQ mobile」無料
契約
未成年者名義契約が可能
サポート
店舗サポートあり
位置情報
au系「位置検索サポート」（月額220円）利用可能
その他
auキッズ携帯「mamorino」をUQ回線で利用可能

LINEMO（ソフトバンク系オンライン専用）

料金
「ミニプラン」（3GB/990円）、「スマホプラン」（20GB/2,728円）
フィルタリング
ソフトバンク「あんしんフィルター」無料、18歳未満は自動適用
契約
18歳以上限定、親名義契約＋利用者登録
サポート
オンライン専用
端末
端末販売なし、SIM/eSIMのみ提供
位置情報
親がソフバン/ワイモバなら「位置ナビ」（月額330円）契約できる場合あり
その他
LINEアプリのデータ通信量ノーカウント（LINEギガフリー）

ワイモバイル（ソフトバンク系サブブランド）

料金
「シンプル2 S」（4GB）、「シンプル2 M」（20GB）など、家族割引（2回線目以降）あり（※編集注: 2024年時点の情報。最新プラン要確認）
通話
10分以内国内通話無料オプションあり、家族間通話無料（指定プラン）
フィルタリング
ソフトバンク「あんしんフィルター」無料
契約
未成年者名義（中学生以上）契約可能、親名義（家族割引対象）も可能
サポート
店舗サポートあり
位置情報
ソフトバンク系「位置ナビ」（月額330円）契約可能
端末
端末ラインナップあり、割引販売も

イオンモバイル（MVNO）

料金
0.5GB刻みプラン選択可能、「シェアプラン」あり
フィルタリング
有料オプション「イオンモバイルセキュリティ Plus」（月額220円）または「子どもパック（スマモリ）」（月額165円）提供、契約は任意（18歳未満利用時は登録必要）
契約
未成年者名義契約可能、親名義シェアプランも可能
サポート
全国イオン店舗で相談・手続き可能
端末
新品・中古、iPhone・Android問わず販売
その他
契約期間縛り・解約金なし

各社それぞれに強みや特徴がありますね。料金体系はもちろん、フィルタリングの有無や料金、契約名義、サポート体制、端末の選択肢などを比較して、ご自身のニーズに最も合うサービスを選んでいただければと思います！

まとめ

今回は、お子さんのスマホデビューに楽天モバイルを検討する際に知っておきたい情報をお届けしました。

楽天モバイルの 「Rakuten最強プラン」 は、使った分だけ料金が変わる分かりやすいプランです。そして、 「最強こどもプログラム」 を利用すれば、12歳以下のお子さんはお得なポイント還元を受けられますが、 お子さん本人名義での契約が必要 な点はしっかり覚えておきましょう！

お子さんの安全を守るための フィルタリングサービス「あんしんコントロール by i-フィルター」 （月額330円）は、Webサイトやアプリの制限、時間制限など機能が充実しており、18歳未満の利用では原則加入が求められます。

契約は お子さん名義でも親御さん名義でも可能 ですが、「最強こどもプログラム」の適用を希望するならお子さん名義一択です。

他のスマホサービスとも比較しながら、料金、機能、サポート体制などを総合的に見て、お子さんの使い方やご家庭の方針にぴったりの選択をしてくださいね！

よくある質問

楽天モバイルをお子さんに利用させる際の、よくある質問と回答をまとめました。

子供名義の契約、支払いはどうなる？

お子さん名義で契約する場合でも、月々の料金の支払いにはクレジットカードまたは銀行口座の登録が必要です。この支払い名義人は、法定代理人（親権者）の方のお名前で登録することが可能です。契約時に提出する「法定代理人同意書兼支払名義人同意書」に、支払者情報を記入する欄がありますのでご安心ください。

フィルタリングは絶対必要？解除できる？

18歳未満の方が楽天モバイルを利用する場合、青少年保護の観点から、原則としてフィルタリングサービス「あんしんコントロール by i-フィルター」（月額330円）への加入が求められています。どうしてもフィルタリングを利用しないという場合は、「フィルタリングサービス不要申出書」を提出することで、利用しない選択も可能です。

フィルタリングの「あんしんコントロール by i-フィルター」はiPhoneでも使える？

はい、iPhone（iOS端末）でも「あんしんコントロール by i-フィルター」を利用できます。ただし、Android端末と比較していくつかの機能に違いがあります。例えば、アプリごとの利用可否設定や、端末全体の利用時間制限機能はAndroid向けとなります。iOSでは時間制限が専用ブラウザ内に限られるなど、一部機能が異なります。Webサイトの閲覧制限や利用状況の確認などはiPhoneでも利用可能ですので、ご安心ください。

データ使いすぎが心配。上限は設定できる？

残念ながら、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」自体には、月間のデータ利用量に自動で上限を設定して通信をストップさせる機能はありません。データ利用量は段階的に料金が上がりますが、上限なく使い続けることができてしまいます。使いすぎを防ぐためには、「あんしんコントロール by i-フィルター」の時間制限機能を利用したり、iPhoneの「スクリーンタイム」やAndroidの「ファミリーリンク」といったOS標準機能で利用時間を管理したり、お子さんとスマートフォンの使い方についてしっかりルールを決める、といった対策が必要になるでしょう。