Limit battle/第83話




東京の漣峠の頂上に集まるマシンの運転席からそれぞれのドライバーが降りてくる。

六条「お前等、遅いぞ。」

黒いランエボの女がイライラ口調で喋りだした。

???「うっせぇよハゲ。調子に乗るな馬鹿。」

六条「んだと?ぶっ飛ばすぞ?コラ?」

大和「止めておけ。」

すると、赤いGPスポーツのエアロを付けた180sxの男。

???「おいおい、喧嘩はすんなよ。クールじゃない。さっさと集まった理由教えてや。クールに話せよ。」

大和「そうだな。落合。友里もその辺にしておけ。」

ランエボの方は牧原友里。180sxの方は落合敏行と言う名前。

敏行「この世はクールじゃなきゃ締りがねぇからな。」

友里「クールクールうっせぇよマヌケ。そんなにクールになりたきゃ南極行って永久冷凍保存されて来い。」

敏行「・・・」

大和(やれやれ・・)

???「ねぇ、じゅーす買ってきていい?」

プジョー205の女性。牧原栞だ。

大和「・・買って来い・・・。」

栞「わーい!」

彼女は走って自販機の方へと走って行った。

すると、紫のランエボ6の男が話してくる。

???「もういいから本題に入ろうぜ?」

大和「悪いな。田代・・」

彼は田代豊と言う名前。大和の横に立っている女性は久能紗代。多分、大和の彼女・・と言う噂。

紗代「ちょっと・・纏まりがないわね・・」

大和「だな・・纏めるのに一苦労だ・・」

ジュースを買いに行って戻って来た栞は大和にコーラを渡した。

栞「あい!リーダー!おごりだよん!」

大和「おお・・ありがとう。」

彼はコーラのキャップを開けた・・すると・・

大和「うわ!?」

彼の顔面にコーラの中身が飛び散った。どうやら栞がこちらへ来る時に振ってきたようだ。

栞「あらら~!リーダーごめんごめん!」

大和「あ・・あァ・・別にいいよ・・」

彼は紗代からタオルを受け取って顔を拭いた。


やっと静かになり、本題に入れた。

大和「・・お前等良く聞け。再来週に静岡の由比市、阿神峠で一番を誇るDESTINYとのバトルが決定した。

そのチームは阿神で名を挙げている各チームのリーダーを集めた最強のチームだ。油断は禁物。しかもだ、その中に

あのF1ドライバーの木内雅道もいる。余計に手が抜けなくなる。いいな?」

彼の言葉にチーム全員は耳を傾けて・・いなかった。

大和(嗚呼・・・胃が痛い・・1人くらい聞けよ・・)

すると、大和の前に栞がちょこーんと立っていて、大和に問いかけた。

栞「ねーねー、リーダー。」

大和「ん?何だ?」

栞「帰りたい!」

大和「・・わかった・・解散しよう・・はぁ・・」

その後、大和と紗代を残し全員帰っていった。

大和がガックシしている中、紗代が側らで大和の肩に手を当てていた。


場所は代わり、静岡市の真と美雪の通っている大学前。

そこの前のコンビニの駐車場に修のランエボが停まっている。美雪待ちのようだ。

修(結構・・早く着いちまったな・・)

彼はバケットシートに思いっきり寄りかかりシフトレバーに手を添えて遊んでいた。

すると、隣に白い低い車高の車が止まる。RE雨宮のエアロを付けたFDだった。

修(あ・・)

FDから出て来た男は前にバトルした事のある明智俊介であった。

俊介「・・・!、お前は!佳山・・修!?」

修「あー、俊介さん。お久しぶりで―・・・」

俊介「お前まだそんなおもちゃに乗ってたのか!さっさとFR・・いや、FDとかFCとかSE3Pとかに乗り換えろよ!」

修(えー!何て言う押し切り!?)

彼は凄く嫌そうな顔をしながら車から降りた。

俊介「・・で?ここには何しに来た?」

修「彼女待ちです。」

俊介「っけ!」

修「え?」

俊介は嫌そうな顔をして地面に唾を吐いた。

修「じゃ、じゃァ、俊介さんはどうしてここで?」

俊介「ああ、俺はある一人の男を待っているんだ・・あの憎たらしい赤いR34の馬鹿タレをな・・!」

修(誰ー!?)

しばらく俊介と一緒にいると、美雪が来た。

美雪「修君!待った?って・・貴方は!」

俊介「あァ?何だァ?やっぱりお前等デキてたんじゃねぇかよ!」

彼は笑顔で言っていた。

修「ハハハ、そうですけど・・」

俊介「アハハハ!うぜぇなお前!」

修「俊介さんは彼女いるんですか?」

彼が聞いた事に対して俊介は頭を掻いて答えた。

俊介「いやいや、俺にはもう嫁がいるんだ。明後日結婚する。」

まさかの発言に修も美雪も口をそろえて「おめでとうございます!」と言った。

その言葉に俊介は照れ笑いで「ありがとうよ」と言い返した。

すると・・遠くの方からRB26サウンドが聞えてきた・・


第84話へ続く。


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