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★家庭用浄水器の種類と効果



■活性炭方式■
・活性炭とは、木材、石炭、椰子がらなどを高熱で蒸し焼きにした炭のことで、その表面に微細な穴が無数に開いている性質を利用して不純物を吸収するものです。この穴には1グラム当たり700~1400平方メートルもの表面積があり、少ない量で驚くほどの効果を発揮します。但し、水道水の残留塩素の除去には効果があるものの、赤錆やバクテリアに関してはほとんど除去できず、トリハロメタンやトリクロロエチレンといった有機塩素化合物については、初期のわずかな間しか効果がありません。しかもカートリッジが寿命を過ぎると、フィルター内で雑菌が繁殖する危険性がありますし、誤ってフィルターにお湯を通したりすると、活性炭に吸着していた塩素が溶け出す恐れもあるので注意が必要です。

■中空糸膜+活性炭方式■
・中空糸膜とは、その名の通り中が空洞になっている糸状の繊維のこと。細いストローを束ねた形に似ています。この繊維には側面に小さな穴が無数に開いており、これが濾過膜の役目を果たします。活性炭で効果のなかったバクテリアや赤錆が除去できるほか、カビ臭をとるのにも効果があります。
この組み合わせで、水道水をまずくする要素をほとんど取り除くことができます。
但し、目詰まりが激しく、一度に浄水できる量が少ないことは大きな欠点です。また、カートリッジをこまめに交換しなくてはならないので、維持コストが割高になります。

■セラミック+活性炭方式■
・セラミックとは陶器と同じような素材のことです。この表面にもちいさい穴が無数に開いており、活性炭と同じように汚れを吸着する働きがあります。
目詰まりはないものの、品質にバラツキがあり赤錆などによる水の濁りはあまり除去できません。

■逆浸透膜+活性炭方式■
・逆浸透膜は中空糸膜の穴よりもさらに細かい、動物の細胞膜に近いくらいの小さな穴を持った膜で、水の分子だけを取り出します。もともとは、海水を真水に変えるために開発されたものですから、その除去効果は抜群。赤錆もトリハロメタンもカビ臭もすべて取り除いてしまいます。
ほとんどの汚染物質を除去してくれる半面、人体に有益なミネラル分までほとんど取り除いてしまうのが難点です。この方式の浄水器を通した水は蒸留水に近く、飲んでもあまりおいしくなく、また健康促進に好適とはいえません。


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