Atletico Tokyo~アトレチコ東京~

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2006.06.04
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カテゴリ: W杯2006

昨日、バドミントンのシングルス大会に出場したのだが、そのある試合でのこと。

1セット先取され、第2セットでも3-6。
相手は技術的にも体力的にも自分よりは下の1年生。
それでも自分の得意ショットのミス連発でこのような展開になり、仕方が無いので、相手のミスを誘うショット中心に切り替えた。するとここから7点連取して、10-6。この大会は11点先取なので、これでファイナルセットに行けるだろうと思ってしまったが、これが油断の元。大事に大事に、と考えるうちに流れをすぐに戻されてしまって、結局セッティング(一般にジュースと言われているもの)の末、このセットも取られてしまい、敗退。

先日のバドミントン世界選手権でも、美人ペア「オグシオ」がペースを崩され、精神的に追い詰められて敗退したのを思い出して、「人のこと言えねぇなぁ」と下手ながら反省した。

それにしても、自分はこのような敗退が本当に多い。
バドミントン歴も、部活でないにしろまがりなりにも4~5年やっているので技術は少しずつでも上がっている。体力だって最近トレーニングしていたこともあり、余裕があった。それでもこのクセだけは一向に抜けない。バドミントンは点差があるようでも一つの流れで6~7点の点差ですらすぐに逆転することもある、時によって流れがものすごく数字に出るスポーツである。



一方で、この部分にやたら強い組織が日本にも存在する。ジーコジャパンである。
トルシエ時代まで、日本は後半終了間際の失点は頻発して、課題にもなっていた。それがこの4年、日本代表は全く逆の強さを持った組織に変貌している。追い詰められても、最後まで何かをやってくれそうな期待を持たせてくれるようになっている。

あと一歩のときの心理の保ち方、追い詰められたときの気持ちの切り替え方について、私たちは驚くほど知らないと思う。油断しないとか言葉で言うのは簡単だ。でも、それで解決するのなら、とっくにどの国もドイツみたいになっている。技術は超一流で優勝候補、それでも本番のW杯で勝てなかった国はこれまでいくつあったかわからない。


ジーコのサッカーについて、私は支持すると言いながらも結構愚痴もこぼしてきた(試合観戦中の私は見ないほうがいいのかもしれない笑)。正確に言えば、全てを任せるのではなく、要所要所では監督がベクトルを示すくらいでもいいのではないかと、まぁこえは世間的に言われていそうだが、やはりそうなのかな、と思うようにもなった。しかし、ジーコが植えつけたらしい、このような神風のような力だけは、今の自分が喉から手が出るほど欲しいものであることでもあり、私は全くバカにできないというか、2006年のW杯に向けて最も重要な力ではないかとすら思う。

この精神力の正体やプロセスについて語っているものについて、まだそこまで調べているわけではないが、ほとんど見たことがない。しかし、その辺を分析することは、それこそ日本のスポーツ全体にとっても有益なことでないかと思う。日本代表の選手で、私がJリーグの試合からずっと追っていたのは加地だけだが、彼の精神面も2005年以降格段に向上したと思う。彼らの変身の理由、それは本当に「ジーコがいる」からだけなのだろうか(いや、もし彼のカリスマ性が理由だとしても、今後の監督選びに重要な要素になるはずだ)。



※余談だが、ドイツの不屈の精神力を表現した「ゲルマン魂」、以前ドイツ人の友人に聞いてみたら「それに当たる言葉はドイツ語にない」と言われてしまった。そのようなメンタルの強さがドイツ人に存在することは認めていたが、02年はともかく、現代のドイツでは(日常生活で)その強さを出すところがないので、そのような心が年々、特に最近のドイツ人やドイツ選手は弱くなっている気がするんだ、と語った。後になって、彼はこう言った。
「日本にも似たような意味で大和魂という言葉があるみたいだけど、君は大和魂を持っていると言えるかい?」






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Last updated  2006.06.04 16:04:34
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Re:ジーコジャパンの精神力(06/04)  
念仏の鉄 さん
>「日本にも似たような意味で大和魂という言葉があるみたいだけど、君は大和魂を持っていると言えるかい?」

昭和7年に来日したルー・ゲーリックも「日本には大和魂があると聞いていたが、凡退して一塁に笑いながら走ってくる選手がいたので失望した」と言っていたそうです(笑)。
でも、ジーコも選手時代にはワールドカップでPK外したりしてたわけで、どうやってこの勝負強さを身につけたんでしょうね。 (2006.06.06 13:02:28)

Re[1]:ジーコジャパンの精神力(06/04)  
アルヴァロ  さん
>念仏の鉄さん
上の話で感じたのは、「日本人は勝負強くなれる素質がある」ということです。実際50年前まではそんな感じの国だったわけですから(笑)ジーコがそれを花開かせるのに何かをしたのかもしれません。

監督の持つカリスマ性というのは結構謎めいていると思います。例えば野球界ではよく「有名選手は有名監督になれない」と言われていて、大方同意なんですが、しかしカリスマ性以外に何も持っていない(?)長嶋氏は巨人を何度か優勝させています。しかも94年、96年と驚くような展開での優勝が複数存在します。彼が監督であることで選手の精神面に変化があるのは間違いないですし、ジーコについても、選手への影響はそのような非科学的な要素を強く感じます(ただ、選手がジーコに不満がないかと言えばわからないですね)。

ジーコ自身の持っている勝負強さが選手に伝わり、結果につながる、そこの中身がはっきりすれば監督選考にも大いに参考になる、というのは難しいんでしょうか (2006.06.06 17:01:05)

勝負強さよりも。  
念仏の鉄 さん
遅くなって失礼。
長嶋監督の名が出たので、改めて気づいたのですが、彼が率いていた時期のジャイアンツは、普通にやっていれば楽勝できるはずの戦力なのに、わざわざ劇的な戦い(笑)に持ち込んでいたという見方もできます。
ジーコが「勝負強さ」を発揮した、と言われる試合の相手も、FIFAランキングでは日本より下のチームばかり。少なくともアジア一次予選くらいは「奇跡的な勝負強さ」など発動せずに勝ち抜けるチームを作るのが、監督の本来の仕事のはず。
それに、97年の最終予選、土俵際から3連続引き分けでしのいで最後はプレーオフで強敵イランを破った時や、2002年の初戦でベルギーに逆転されながら追いついた時だって、日本代表は見事に「勝負強さ」を発揮してきました。
そういう意味ではジーコの「勝負強さ」も割り引いて考えなければいけなかったはずなのですが、私自身も「ジーコは勝負強い」という定説を何となく受け入れてしまっていたようです。「勝負強さ」をワールドカップ本大会の中で発揮できなければ、ジーコの「勝負強さ」とは、野球における「スタートが悪いために平凡なはずの外野フライの捕球がファインプレーのように見える外野手」のようなものだった、と考えざるを得ないように思います。 (2006.06.10 12:00:52)

Re:勝負強さよりも。(06/04)  
アルヴァロ  さん
>念仏の鉄さん
う~ん、それは言えるかもしれないですね…。
一方で、コンフェデではフランスに健闘しながらも、最後の大事な試合でコロンビアに苦杯を飲まされたり、昨年もそんな感じで敗れ去ったりしているんですよね。真の強豪国相手に真剣勝負で結果が出せるかはまだわからないということですね。

ただ、

>少なくともアジア一次予選くらいは「奇跡的な勝負強さ」など発動せずに勝ち抜けるチームを作るのが、監督の本来の仕事のはず。

中田も言っていましたが、W杯を2次試験としたらアジア予選は別次元のセンター試験みたいなものなんで(舐めたら痛い目に遭いますが)、リスクを承知の上で全て本気で2次試験に合わせていたようですので、その辺は仕方ないかなとも思っています。

アジア自体のレベルもこの5年くらいで急速に上がっている、しかし本大会を無視して予選突破に全力を傾けるのもどうかという難しい環境なんで、自分は勝ってくれれば贅沢は言いません(苦笑) (2006.06.11 07:15:59)

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