こどもに教えられているハハのページ

ある人との出会い



服装も落ち着いてるし、私たちみたいにきゃーきゃー言いながらおしゃべりする風でもないし、、

楽しく友達と話しながらも、どうしても彼女が気になってある日話しかけたのです。

彼女は私たちより一回り年上で、結婚していて、幼稚園の子供さんが一人いる主婦でした。高校を出てすぐ働いて、結婚・出産をへて、お金を貯めて、勉強したくて大学に来た、、、話をしていくうちに分かった事です。


彼女は一冊の本を私に貸してくれました。

『台所から北京が見える』

という本です。作者の長沢さんは、早くに結婚、出産するのですが、「主婦」という立場に悩みます。夫は仕事があるし、子供はどんどん育って離れて行くし、私はその後どうしたらいいの???って。何かを始めよう…でも何を?その時に作者は新聞に投稿し、専門家の意見からヒントを見いだします。外国語を始めよう、それも変わった語学の中国語を。作者は子供の手が離れるまでじっと時を待ち、36歳から中国語を始め、その後通訳にまでなります。

彼女はこの本を読んで、この作者と同じ事をしてやる!!という強い意志を持って大学に来たのです。

私はこの本を読んで作者を尊敬し感動しましたが、まだ18歳だったこともあって、この作者や彼女のように「主婦という立場」「子供が離れてしまうことの不安」「私に何があるんだろう」という気持ちが、さっっっっっっぱり分かりませんでした。若かったし、勉強にバイトに遊びに恋に夢中だし、不安なんてなかった。

私も20代半ばで結婚し、退職、出産…
生まれた一人息子はとてもかわいい、、、親バカだと笑ってください。
でも、親ならきっと分かるはず。子供はかわいいんです。
でも、かわいくてもかわいくても、、、、かわいいからこそ、
この手から離さなければいけない…
子供が離れてしまったら私はどうするんだろう…
夫はまだまだ働き盛り、彼は仕事があるし、趣味だってたくさんあるし。。
寂しいからって、子供の後を追っかける??

ようやく、彼女たちのことが分かるようになったのです。
私も同じように悩んだ事がありました。
本を読み直して、一念発起、大学の通信教育を受けて無事資格を取り、仕事に生かしています。
彼女との出会いが無かったら、この本の存在を知らなかったら、
私は今もまだ悩み続けていたことでしょう。

きっかけはどこにあるか分からないものですね。



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