幸福論

幸福論

幸福論

01 幸福論
02 すべりだい
03 時が暴走する



幸福論

本当のしあわせを 探したときに
愛し愛されたいと考えるようになりました。

そして、あたしは君の強さも隠しがちな弱さも汲んで、

時の流れと空の色に
何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君にエナジィを燃やすだけなのです。

本当のしあわせは目に映らずに
案外傍にあって気付かずにいたのですが・・・、

かじかむ指の求めるものが見慣れたその手だったと知って、

あたしは君のメロディーやその
哲学や言葉、全てを
守る為なら少し位する苦労もいとわないのです。

時の流れと空の色に
何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に

あたしは君のメロディーやその
哲学や言葉、全てを守り通します。

君が其処に生きているという真実だけで
幸福なのです。


すべりだい

あなたが八度七分の声を使うときは
必ずあたしに後ろめたいことがあるとき 汗ばんだって恥らったって

理由もなく触れたがったりした
凍えたって甘えたって
只の刹那に変わった二人

その時全て流れ落ちた
冷たい秋はたった二度目でも
砂場の砂も気持ちも全部
二人の手で滑り落とした

あなたが脈略も無くキスをくれるときは
必ずあたしの機嫌を損ねた様なとき

その時全て流れ落ちた
激しい雨には慣れていたけど
お得意の嘘や詮索ごっこが
最後の遊びへ導いていた

このところ悔やんでばかり居る
口には決して出せないけど
今のあたしだったらあなたと
退らずに済む様な気がする

許されるなら本当はせめて
すぐにでも泣き喚きたいけど
こだわっていると思われない様に
右目で滑り台を見送って
記憶が薄れるのを待っている


時が暴走する

デジタルの示す文字があたしを疲れさせる
髪も濡れたまヽ震えて居るのに
開け放たれた窓は何を期待しているの

受話器は沈黙を破ってはくれない

何度も空耳のベルが鳴り身体を起こすけど
無神経に朝は訪れる
時が暴走する

開け放たれた窓を閉めつつ外を覗く

受話器は沈黙を破ってはくれない

何度もうとうとと船に乗り悪夢に魘される
許可無く月が白くなる
時が暴走する

何度もぐるぐる同じことが頭を巡るけど
無神経に朝は訪れる
時が暴走する

何度も空耳のベルが鳴り身体を起こすけど

何度もうとうと船に乗り悪夢に魘される

何度もぐるぐる同じことが頭を巡るけど
無神経に朝は訪れる
時が暴走する




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