ぷちがーでん

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退院&通院



その日は突然やって来ました。

その日、病棟の通路にあるベンチに、大きなバックを持ったご夫人が腰掛けていました。
気が付いたのは午前10時頃。
午後2時になっても同じように腰掛けていて、不思議でなりませんでした。
午後3時頃に回診があり、自宅からの通院所要時間を聞かれました。
そして1言。

「申し訳ないんだけど、今日退院して、後は通院してね」

はい!?なんですと???
病院まで約30分、駐車場待ちで更に30分かかるのに!?
そして、理解しました。

あぁ、あのご婦人は、入院しに来たのはいいけどベッドがなかったんだ~!

って。
よりによって、白羽の矢が刺さるとはね~

よって、強制的に退院させられ、翌日から地獄の通院生活が始まるのでした・・・

1ヶ月くらいは安静にしていなければいけないため、実家でお世話になります。
退院時に強めの抗生物質を渡され、夜から飲みはじめました。
1時間としないうちに、激しい吐き気に襲われ、食べ物を見ただけでも吐き気が・・・
朝までに何度も胃液を吐き、ヨレヨレになりながら病院へ。
担当の医師が学会のためいなかったので、他の医師の診察でした。
昨日からの経過を説明したら

「ふ~ん。なんだろうね~?」

って、おい!聞きたいのはこっちです。

結局、傷の膿取りと消毒しかしてもらえず、家に帰りました。
でも、やっぱり吐き気はおさまらず、日曜日を挟んで月曜日に病院へ行き、担当の医師に経過を話しました。

「あ~、抗生剤が強すぎたんだね。ごめんね~。副反応だよ」

そうだったのか~。
原因が分かってよかった~~

けどね、この数日の間、何も食べられず、体重は8kgも減ってしまいました。

それからも毎日通院し、何度目かであの医師に当たった時のこと。

「副反応だったんだってね~」

って高らかに笑っていたけどさ・・・
はっきり言って、もう、あなたには診察されたくないです。

手術で切った病巣を写真にファイルして喜んでいるあなたには!

傷は半分しか縫われていなかったわけだから、完全に塞がるまで1月近くかかりました。
くっ付いたのとは違い、肉が盛り上がってきて、何とか塞がったって感じだから、見るも無残な傷・・・
10年が経過した今でも、引きつれちゃってます・・・

すぐに1ヶ月検診。
こちらも特に異常はなく、無事に通院終了となりました。

よかったよかった。

そして、3ヵ月後に不妊のための検査をする予定・・・だったんですけどね~


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