文句を言うなチョコ

文句を言うなチョコ

第五話 「心の中1」





ギィィィィィ

(誰が俺のパートナーだろ~?
やっぱ、拓実系?健也系?信用できるタイプがいいな~)
と思いながら扉の中に入っていく俺。
「あっ!海~。」
はぁ?
まさか、俺のパートナーって・・・。
「私、練習してたら、いきなりこんなところにきたんだぁ~
って、なんで海そんなかっこしてるの?
旅人みたい~♪」
はぁ~。最悪・・・。
俺のパートナー・・・・
「小雪!!なんでこんなとこいるんだよ!!」
そう。俺のパートナーは小雪。
第1話にたしか出てきたよな。バレー部の奴・・・。
あぁぁぁぁ~。最悪・・・。最も悪い・・・。
なんで、よりによって小雪なんだ~!!
俺は、小雪のこと・・・。
「なぁ~。海~これって何?
ってか、どこじゃーー!」
うわぁぁ~ 小雪様、切れています。
「これは夢ですよ。
そう、とてもとてもおかしな夢です。
不思議の国アリスなみの変な夢です。」
お願い・・・。
小雪!夢だと思え。
「あっ!夢なんだ~
夢の途中で夢ってわかったら楽しいよね~」
やったー!小雪は単純で~
「で、なんで私の夢に海がでてきてるん??」
はぅ!どうこたえたらいいだろう??
「えぇぇっと~ 俺は・・・
俺は・・・。」
あぁぁぁぁ!どうこたえよう!
「俺は小雪のクラスメイトだから。」
うぅぅぅぅ~。小雪の前で変なこといってしまった!
「あっ!そうかぁ~
海って天才」
あぁぁ~神様ありがとう!!
「で、何これ?さすが夢でも訳分からん夢やわ~!
変なおっさんにな
『お前は勇者様のパートナーです。
だから、勇者様と一緒にゴールを目指しなさい』
っていわれた~。海が勇者の訳ないやんな~」
あぁぁぁ。どう答えよ。
「えぇぇぇ~っと。かくかくじかじかってことです。」
(長いので中略)

「あぁぁ~なんとなくわかった~。じゃっ。冒険にいくますか~!」
ってことで小雪を納得させ。一緒に心の中へ・・・。
ちょっとすすんでいくと、3つの扉が・・・。
「なぁ~どの扉選ぶん~?早く決めて~冒険早くしたい~」
小雪は昔から、森の探検とか、やたらしてたしな~
冒険好きやねんな。小雪。
「う~ん。扉は三つ。
1つの扉には『友情』
2つの扉には『勇気』
3つの扉には『 恋 』
かぁ~。
小雪はどれにいく?」
俺では決めれないので小雪にきく。
「私わぁ~。勇気かな?」
「OK~。じゃぁ、『勇気の扉』へ・・・」

ギィィィィ・・・。

扉の向こうには。
ジャングルがあった。
「ジャングルか・・・。」
そこは暑くて。地面がベタベタしてる。
「なんか、ヘビとかでそうやな~海」
へ、へビ!!
俺は、ヘビ無理、無理、無理!!
爬虫類無理!
「やっぱ、こんなところやから、毒ヘビ?
噛まれたら死ぬような・・・」
うぅぅぅぅぅ。
やめてくれ小雪・・・。
「あっ。人発見~」
えっ。こんなジャングルに人がおったなんて。
「助けてくれ~~~!」
えっ?
「あっ!海!人が助けもとめてんで。助けにいこ!」
「おう!」
地面ベチャベチャで走りにくい・・・。
でも、人が助けもとめてるって。
何からやろ~?
「毒ヘビだぁぁぁぁ~!」
えっ!毒ヘビ!!
「海なにしてるん!早くいくで!」
で、でも・・・。
「なにぐずぐずしてんねん!海はやく!
人助けもとめてるやん!
ピンチやん!」
「でも、小雪。
俺たちが死んだらどないするん・・・。
あんな奴、赤の他人やし、どうでもええやん
早く先進も・・・」
マジ、ヘビ怖い。早くいこ・・・。
あんな奴ほっといて・・・。
バシッ!
「小雪・・・。」
俺は、小雪にビンタされた。
めっちゃ痛い。
「海!そんでも勇者か?
ここ、勇気の扉やろ?
お前がいかんでも私はいくから!」
勇者・・・。
勇気・・・。
そうか、俺は試されているんだ・・・。
「小雪待て!俺も行く。
お前は武器を持ってないやん。危ないぞ!」
たとえ、俺が死んでも小雪は守るし!
「大丈夫~。私、学校でも女子のなかやったら一番喧嘩強いし★」
そう、小雪は性格と同じく喧嘩が強い。
クラスで上から8番目ぐらいだ(男子を加えて)
「でも、やっぱ、小雪女やし・・・。」
「もぉ、ほんま心配性やねんから~
別にいいやん~
夢やし。」
はっ!そうだった!小雪からしたらこれは夢なんだ!
「う・・・ん。じゃぁ小雪。ヘビ任せた。
俺、人非難させるから」
で、小雪がヘビにむかう。
『シィーーー(通訳:お前は誰だ!この俺様に向かってくるとは度胸があるな)』
「ヘビ!さっさと死ねや!!」
とヘビに向かっていく小雪。
怖い・・・。あんなん俺でけへんし・・・。
「さっ。もうヘビのことは大丈夫ですから、こっちへ」
「はい・・・」
俺は人を助け、安全な場所へ・・・。
(よし、もう人は大丈夫だから小雪のとこ手伝いにいこ)


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