入院から出産(2)


寝たきりの状態で体を左右に動かすことぐらいしかないし、でも尿管が突っ張って痛いし、夏なのにずっとシャワーを浴びてないしで、いつまで頑張れるんだろうと思っていたのは確かです。でも、毎日血圧だけは日に最低でも3、4回測定があり、ちょっとでも高ければ降圧剤を飲まされました。モニターで赤ちゃんをチェックしてもらうと、かなり下に下がってきていて、心配にはなったものの医師のエコーで見てもらったら、『羊水もたっぷりあるし、血流もすごく良いので後一週間は大丈夫だよ、』といわれてかなりほっとしたんです。でも、その反面、『尿淡白が通常の妊婦なら30くらい出てるのが普通だけど、あなたの場合は300以上出ててこれは、はっきり言って異常です!!』といわれてガーンときました。主治医の先生も、担当研修医も、もうちょっと頑張れる、頑張ろうね。って言うのが、口癖でした。でも、暗い部屋でずっとボーっと寝てばかりしているとすっごくブルーになって、研修医の先生が、来られたときにもしかしたら、赤ちゃんだめなのかな、それとも、障害とか出ちゃうのかな、目が見えなくなったらどうしよう!!なんていう気持ちがバーンってあふれてきて、ついに初めて涙がぼろぼろ止まらなくなってしまいました。その時は、この研修医の先生しか話を聞いてくれる人がいない!!と思ってしまって、ばーんと話してしまったものです。結果的には気持ちは楽になったけど、でも、後でちょっと後悔してしまいました。だって、病院で話したことはプライバシーなくってナースステーションのみんなに伝わっているのが普通だったですから。
それに、個室で尿管につながれてからというもの寝たきりで排便ができておらず、トイレに行きたいような気分はあったけれど個室の隣の部屋のトイレにも行かせてもらえず、ベッドの上でしてください!!といわれて4日目から頑張ってはいるもののここじゃ無理!!っていう感じでした。
そんなおなかの張りと胎児の張りを両方感じながら張り止めで止めてはいたものの、32週と6日目の7月12日トイレに行きたいと格闘していたときでした。
モニターはずっとつけっぱなしだったのですが、お昼頃、看護婦さんが急に部屋に
入ってきて、ちょっとお昼を食べるのまって!!と止められた上、、担当医がだんなさんと連絡今から取れるかと確認してきたんです。
何となく、もしかしてという予感はありました。



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