出産へ


私が「産むんですか?手術、やっぱり?」と聞くと、 『先生が一番いい方法を確認していてですからね。でも、先生の上に、大学病院だと小姑やら姑みたいな、いろんな教授とか講師とかいるから、その人たちのオッケーも取らないといけないの、微妙なところだから先生も大変なんだよ、そのためにこうやって乳のマッサージしてストレス与えてみてるんだよ』といわれたんです。
結局、どうもやはり産むような雰囲気で一応、肺の写真とっときましょうね、とか、一応、麻酔科の先生の話を聞いてみてもらいましょうね、とか、下の毛をそりますといわれてだんだん手術の覚悟が自分でもついてきました。
本当を言うと、私は帝王切開はずっと、絶対嫌だと思っていて、なるべく中毒症でも下から産みたいというのがあったんです。というのも、親しい友人が帝王切開で産んですっごく痛くて辛く、大変だったということを聞いていたから。でも、この頃にははっきり言って仕方ない!!腹をくくろう!!と覚悟していました。
おまけに、後で聞いたのですが、主人はこの呼び出されたときに、『奥さんを助けるためにも、もう手術しましょう。もう、赤ちゃんの方も、自分で出る力がなくなってきているし、このままでは、赤ちゃんのほうは、最悪の場合もあるかもしれない。』と言われたそうです。これは、かなり後になって聞いたのですが、主人もそれなりに覚悟が言ったのだなと思いました。でも、反面主人は、絶対二人とも大丈夫と思ったらしいです。
で、麻酔医の先生と私たち二人に話があり、手術は部分麻酔なので赤ちゃんの声も聞けるし、顔を見ることもできるといわれました。しかし、その後、心配な事はありますかと聞かれたので、その頃、かなり鼻血が出やすかったこと、耳鼻科で妊娠5ヶ月の頃焼いてもらったことを伝えると、後で、手術室に入ったら急に全身麻酔ということになっていました。



© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: