天体観測 


 天体観測

午前2時フミキリに 望遠鏡を担いでいた
ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい

二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た
始めようか天体観測 ほうき星を探して

深い闇に飲まれないように 精一杯だった
君の震える手を 握ろうとした あの日は

見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ
静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ
明日が僕らを呼んだって返事もろくにしなかった
「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた

気が付けばいつだって ひたすら何かを探している
幸せの定義とか 哀しみの置き場とか

生まれたら 死ぬまで ずっと探してる
さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星探して

今まで見つけたモノは全部覚えている
君の震える手を 握れなかった痛みも・・・・・続きはいつか・・・









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