Javelin Throw

救出せよ



そう小声で話すは、佐藤彪。 その人であった。
外は、先ほどとは打って変わって美しい夕日が見える。

彪 「どーしよ;。 あいつとの約束、破ちゃった……。」

未だに紐は取れていない。絶望的だ。

彪 「んっと、さっきから声も聞こえないし…誰もいなくなったかな;」

そういうと彪は、隣の部屋の付近に行き少し耳を傾けた。

―――――数分後

彪 ん…何も聞こえないな……。 よし!!紐ほどきにかかろうか…。

まずは周りを見渡した。 尖ったもの。 とにかく鋭い物。 紐を断ち切るためには……

あった!!!!  ガラスの破片だ。 でも…どうやって?





「っち。あいつ、約束破りやがったな…」   そういうは、甲斐田 隼人。

隼人 「……。…ん?これ…は……!!!」 あいつが付けてた!

隼人 何でだ? って、事はだよ……? ここにこれがあるって事はだよ?
   あいつ、ここに居たって事か? じゃぁ、何で居ない? 便所か? 
   いやないだろ; こんなに待ってんだ; 女子でこんなに長いはずは;
   じゃぁ、何でだ? 何でだよ…!! あ゙―――――――!!!苛々する!





彪 「切れた!よし!!!」 出来る!ここから脱出が出来る!!!

外を見まわした。 

彪 ―――っ!! ここ2階かよ!出れねぇじゃん!!!  っっ!!!
  声が……す…る;!! 

「お~い。そろそろ起きただろ。ドアを開けろ!」

             ガチャリ

ドアが開けられた。 

「!!!!!!!!!!! 居ねぇ!! おい! お前ら!!どーゆう事だ!!!探せ!!」



隼人 何でだよ…何でだよ! 何でだよ!!! 何処行ったんだよ!!!




彪 「……………………………。」

「飛び降りたんじゃねぇのか?」 「ここは2階だ。降りられるわけがない。」
「っち。時間だ。」 「もうか?」 「あぁ。」 「仕方ない。行くぞ!」 「明日の昼頃また探しに来よう。」 「そうだな。」



彪 電話… 隼人の……



隼人 彪…お前………何で…?  


彪 ん…あ……貧血が…  電話…


隼人 あっ…あいつ、GPSついてたよな…?!


彪 ダメだ…電話は無理だ……


隼人 !!! 何処だ?!ココ!! 行ったこ…っ!!!
   ココ……ここ………ヤ〇ザの!   捕まったんだな……


彪 はぁぁ…… 昼までには時間がある…


隼人 行こう。あいつの元に…探してやる!!!今、助けに行くかんな!彪!!!

                            救出せよ 完


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