柿の種

柿の種

深海

チューブワームシロウリガイ

海に潜っていると時折、深い場所の上にいることがある。ふと冷静になって考えてみると、この下はもしかするとずーと下まで続いているのでは、と妙に恐怖することがある。
海の下ずーと下の方には一体何がいるんだろう。


どこまでも続く蒼い世界
手を大きく広げ力を抜くと、ゆっくりとそして確実に沈んでいく
頭の中は真っ白になり、ただ全身に心地よい水圧がかかる
あたまをもたげ太陽の輝きを探す
まぶしくはない太陽が遠くのほうに見える
まるで無重力のようだ
どっちが上なのか下なのかもわからない



ずっと昔、海を航海するものたちの間には多くの怪物伝説があった。巨大な怪物、大きな竜など形は様々だ。今からではきっと想像するのも難しいような、粗末な航海装備で外洋へ出ていたのだろうから、真っ暗な闇の海では見えないものにおびえたのだろうと思う。

やはり暗い夜に海へでると知っている海であっても一抹の不安はある。ましてや知らない海へ夜中に小さなランプだけ持ってと考えると怖いはずだ。
比較的大きな船のワッチをしながら夜の航海をしたときは、月明かりの下、様々なものが新鮮で、美しく見えた、真っ黒な海に何かないかと目を凝らしては、月明かりで目を癒した。


北欧の巨大イカクラーケン(たぶん大王イカ)の研究者がある本に書いていた。
「私は何百万という大王イカが深海にはいるにちがいないと思う。地球には百万を超えるマッコウクジラがいて、大王イカを食べている。一匹が一日に1,2匹食べているとすると、大王イカも大量に存在しなければならない。」

はるか昔の巨大怪物、うーん恐ろしいと考えていた時だ。
イカの王様 大王イカをお刺身で!!約900g
なんと楽天で大王イカの刺身が売っていた。恐るべし現代人。

アンティーク望遠鏡&ミリタリーコンパスセット
海への果てしなき欲望
コロンブスはまだ見ぬ海へと冒険心をふくらませ、はたまた香辛料を求める情熱のあまり暗い海へと漕ぎ出した。海の向こう側に何があるかわかる現代でも、海を眺めていると無償に遠くへ漕ぎ出したくなる衝動にかられる。人間は好奇心の塊をこころに抱える生き物なのだろう。 ††アルケミーゴシック††◆砂時計◆

以前40メートル近い海中で潜水作業をしていたことがある。真っ青な青の中空を見上げるとずいぶん遠くに光る太陽を見付けることができた。その太陽を中心に大小の魚がくるくると円を描いている。体中の力を抜いて、このまま深く深く落ちて行こうという衝動に狩られる、海の中では気をぬくとしばしこんな誘惑に狩られることがある。
海の中2

海底火山 地球最後の秘境
http://www.mirc.jha.jp/knowledge/seabottom/volcano/index.html
海底の世界はいまだ月より遠いと言われている。確かに10メートルごとに一気圧あがる環境というのは想像を絶する。今では周知の事となっているが、海底火山の存在などインターネットの普及した今でも十分驚くに値することだ。

ダイナミックな地形、動いている地球、水中で息ができたら全く違った世界を垣間見ることができるだろう。考えてみるとたくさんの大王イカがいて、火山活動が活発、おいおいすごいではないか。

200年後の人類は大分進んでいて、ロボットとか宇宙旅行とかあるんだろうねーと空想できるが、200年ぐらいたってもやはり、人間な深海に泳ぐことはできないんだろうなー。

地球ができてから何十億年、人類の歴史が2000年として、一万倍以上か!地球は本当にすごいやつだな。
と今日はラム入りビールを飲みました。

次回は宇宙とかの特集。かも、、

 昔アレキサンダー大王は樽のなかに空気を入れて海上から空気量を調節して、潜水測量などをしたという。あんな昔なのにどうしてそんなことまで思い付くんのだろう、純粋に感動してしまう。
 海底光ファイバーは現在世界中の海に張り巡らされている。誰が一体こんな方法を考えたのだろう。
 人の人生は平均して50から70ぐらいだと思う。たったそんなものか。うまく行く人もいれば行かない人も当然いる。でもどっちにしろ死んでしまえばおわりなのだなーと感じる。
 自分はまだどんな人生を描くのか見えていない。
蒼く遠い海を眺めながらつぶやいてみた。
俺はどこに行くんだろうな―?、、


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