柿の種

マングローブ

個人的に思うことがある。
マングローブをガイドをしている時、
1番楽しめているのはきっと自分だと感じる。

それは大抵のツアーではカヤックを使うからだ。
がカヤックの楽しさは１度や二度のライディングでは掴めない。
１０回２０回と乗るうちに手足のように操れるようになるのだ。

手足のようにカヤックを動かせるようになって初めてマングローブ林の中を縦横無尽に探検できるようになるのだ。
もちろん初めての人でも楽しめるのがこのツアーの醍醐味である。
マングローブ林じたいを見るだけでも楽しめる。
より以上を求めればということだ。

カヤックを手足のように動かすお客には普通と違うルートに行ける。
マングローブ林を抜けて海に漕ぎ出し、
珊瑚を眺める事だってできる。

カヤックは所詮移動する道具でしかないが、上達するにつれ様々なフィールドへとチャレンジできる。
今まで行く事のできなかった場所へも入っていけるようになるから、わくわくする。
道具が道具でなくらる時だ。
カヤックが生活の一部となり、そこに浪漫や哲学が持てればあなたも立派な海あっちゃー、、かもね。
是非みなさんにもカヤックやカヌーを上手に乗りこなせるようになってほしい。

個人的なもくろみでは
アドベンチャーレースのようなツアーをやってみたい。
無論タイムを争うものではない。

トレッキングで森を抜け、
乗馬で浜辺を散歩、シュノーケルで無人島へ移動、
カヤックで川を上り、滝壷で遊ぶ。
モリで魚を突き、キャンプでバーベキュー
満点の星空の下、夜のハイキング
大自然の中でこれだけ遊べれば充実できる。
そして自然へのお礼として植林やゴミ拾いでしめくくる。
西表ではできるかなー。

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