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息子のよしは今年4月から大学1年、一人暮らしが始まりました。
この10月まで振り返ってみると・・・・
3月。あたふたと、アパートを決め、生活用品、家具、スーツetc・・・を買い揃え、荷造り、公共料金の申し込み、引越しなどなど、駆け足で時が過ぎました。
私は始めて子どもを手放す心配と寂しさとやることの多さで、本当に目が回り、ぶっ倒れました。
4月。入学式後、よしは一人になり、今度は自分で何から何までやらねきゃならない、ということで、質問メールの嵐でした。
私は、空っぽになったよしの部屋に入り、机なんかさわりながら、どうして行っちゃったの、なんて、独り言を言ったりしてました。
でも、すぐにGWがくるということで、4月も乗り越えました。
5月、6月は、奨学金の申し込み、バイト探し、はたまた教習所に通いたいと言い出し、これまたあっちとこっちで大忙し。
そして、あっという間に夏休みです。
昼夜逆転の生活で、3週間ほどこっちですごし、バイトだって言って、バタバタと帰っていきました。
送られてきた成績表は思いのほか良くて、バイト、教習所と忙しい中がんばってたんですね・・・・・・・
そんなこんなで、よしの生活も軌道に乗り、私のメールに対しての返事は、
「うん。」「わかった。」「うん。」「わかった。」それだけの繰り返しです。
たま~に絵文字をお情けにいれてくれますが・・・・・・
それだけ、心配事がないって証拠なんだと、思おうとしてます。
私の方も、よしのいない生活に慣れてきて、さらに、家で猫を飼い始めて、みんなそっちに夢中で・・・・
そんな中、つい3日ほどまえ、一人で車を運転していたときのことです。
カラオケ好き(特に70~80年代の青春歌謡的な歌)な私は、
「今度、何歌おうかな。百恵ちゃんの秋桜なんか季節的にいいかな」なんて、一人で歌いだしました。
しばらく歌ったとき、歌詞の中で、突然涙をこぼし、元気でと何度も何度も繰り返す母、というところで、急に涙が出て、歌えなくなってしまったんです。
よしのことを送り出したときのこと、空っぽになったよしの部屋に入って、きれいになった机を見たときのこと・・・・たくさんのことが思い出されて、涙が止まりませんでした。
作ったさださんといい、歌った百恵ちゃんといい、歌の力って、すごいなって、しみじみ思いました。
よしを送り出して、うるっときたときは何度もありました(本人の前では、平気な顔を作ってました)が、こんなに涙が出たのははじめてですから。歌に感情移入するってこういうことなんでしょう。
娘さんを嫁がせるってこういう気持ちなんだろうと、少しわかった気がします。もっともっとせつないんだろうなと思います。
いつも、よしのこと、遠くから見守ってるよ、と言葉ではなかなか言えないけれど、
これからも毎日よしが元気でいられるように、願っていきます。