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これは、たあちゃん一家の子育て奮闘記です。
一昨日、サークルの集まりがありました。
私は娘のりんと出席しました。
大人中心の話だったので、子どもたちはロビーで、思い思いのことをして、待っていました。
様子を見に行くと、りんはお友達のあやちゃんと、楽しそうにおしゃべりをしていました。
あやちゃんとは、幼稚園の頃からの友達で、とても気が合い、ずっと仲良しです。
あやちゃんには、生まれつき体の不自由な弟のたあちゃんがいます。
歩くことと、しゃべることが不自由なのです。
一昨日は、久しぶりにあやちゃん姉弟とりんは遊んでいました。
会が終わり、りんたちの所に行ってみました。
久しぶりのせいか、たあちゃんがとても大きく見え、小5のあやちゃんと変わらない体格になっていました。
りんが、私に「たあちゃん、歩けるよ。」と言うのです。
わたしはびっくりして、「え~ほんと~?」と、大声を出してしまいました。
すると、あやちゃんが、「見ててね」と私に言って、おいでおいでをすると、なんと、たあちゃんが、お姉ちゃんに向かって、歩き出したのです。
2歩でしたが、確実に歩けました。そのうえ、たあちゃんが、大声で笑っているのです。
私は「ほんとだ~歩けるようになったんだ!!!」と、また大声で叫んでいました。
小柄なあやちゃんが、同じぐらいの体格の弟をしっかり受け止めて、その必死な表情がけな気で、ものすごく胸を打たれました。
おかあさんは、遠くで見守っていました。あやちゃんに、全幅の信頼を寄せているという感じでした。
あやちゃんとたあちゃんを見るお母さんの顔には、満面の笑みが浮かんでいました。私が今まで出会った中でも、最高の笑顔だと思います。
きっと、たあちゃんが生まれてから、私には想像もつかないほどの苦労があったに違いありません。
でも、おとうさんとあやちゃんとおかあさんとで、必死の思いで本当に力を合わせた結果、たあちゃんが、こうやって、笑ったり、歩いたりできるようになったのでしょう。
たあちゃん一家の一歩一歩の勝利を、おかあさんのこぼれるような笑みが、すべてを物語っている気がしました。
そのうちに、サークルの人たちが帰るのに巻き込まれてしまい、たあちゃんのおかあさんと話すことができなかったのが、とても残念でした。
こんなことを言うのは、とても、無責任かもしれませんが・・・・・これから先、たあちゃん一家に、困難が立ち向かってくるかもしれません。
でも、お父さんとおかあさんとあやちゃんなら、絶対大丈夫と確信しました。
それほどまでに、優しく、力強い、お母さんの笑顔でした。私にそこまでの笑顔ができるかどうか自信がありません。
私は、本当に無力です。ですから、かげながら、たあちゃん一家に最高の応援していこうと心に決めました。