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先日、りんの学校で漢字力テストがありました。
うちのりんは、94点でした。惜しいところで間違えて、私は「惜しいね~。でもがんばったね~」と、ねぎらいました。
まあ、りんとすれば、ピアノのコンクールの時と同様、自分としては、完璧だと、思い込んでたらしく、100点が取れなくてかなり残念だったようでした。
でも、次の日再テストが行われるらしく、りんは「明日、絶対100点取る!」と、鼻の穴をふくらまして、気合入ってましたから、私は、「よーし!がんばれ~!」と、励ましました。
まあ、我が家としては、それで終わったのですが・・・・・・・
次のりんの言葉にびっくりしてしまいました。
「となりの席のともちゃんが、りんと同じ94点なんだけど、わあわあ泣いてるんだ。」
というのです。
りんは、持ち前の世話好きのお姉さん風を吹かして、「どうしたの~?うれしいの?悔しいの?」と聞いたら、悔しいらしいとか。
周りのお友達も、みんなで「そしたら、また次がんばろうね。」と、口々に慰めたましたが、それでも、ともちゃんはずっと、泣き続けていたそうです。
あとで、りんがともちゃんに聞いたところ、100点取ったら、ごほうびにゲームソフトを買ってもらえるはずだったそうです。
実は、100点取れなかった悔しさで泣いていたのではなく、ごほうびを買ってもらえなくなって泣いていたのです。
私は、びっくりしてしまいました。りんの話によれば、クラスの半分以上の子が、100点取ったらごほうびを買ってもらえると、言っていたというから、ますますびっくりです。
そのごほうびというのも、3~4000円するゲームソフトだそうです・・・・・・・
上の子の時からも、そういう話は聞いてましたが、こんなに、たくさんの子どもたちが、そうだなんて・・・・・私は、疑問に思いました。
我が家は、長男のよしの時から何点取ろうが、一回もごほうびをあげたことがありません。通知表に関してもそうです。
今回も、もちろんごほうびのことなんて考えてもいませんでした。幸い、りんも、「りんは、ごほうびはいらないよ」と言ってくれたので、よかったのですが。
私としては、それまで一生懸命練習して出した結果なのだから、特に100点じゃなくても、親として、しっかり褒めてあげて、次はがんばろうとか励ましてあげるのがいいのではないかと思い、ずっと、そうしてきました。
100点取ったらごほうびだったら、ごほうびの為にだけ、勉強する子になってしまうのではないでしょうか。
お母さんは、どんな気持ちで100点にこだわって、ごほうびをあげるのでしょうか。本当に子どものがんばりをほめているのでしょうか。自分の自己満足ではないのでしょうか。
社会に出れば、いやでも報酬制が待っているのだから、子どものうちから、勉強と報酬を結び付けなくてもいいのではないのでしょうか・・・・・・
というのが、私の今までの気持ちです。
でも、今回、クラスの半数も報酬制をとっているということは、何か別のいい面があるのではないか、と、ちらっと、思ってしまったのです。
現に、ごほうびを買ってあげているお母さんに、インタビューしたいくらいです。
子育てに正解、不正解は無いと思いますが、何が良くて何が悪いのかわからなくなってしまった今回の事ですが、やはり、私は、いくら考えても、「100点取ったらごほうび、通知表上がったらごほうび」の良さが、全くわかりません。
やはり、ごほうびを買わない最後の一軒になっても、買わないなあ~とは、思います・・・・