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前回のブログでゆうこのことで、落ち込んだ、愚痴っぽい内容を書いてしまったのに、皆さんから、真剣なコメントをいただき、本当にうれしかったです。ありがとうございました。
これほど、勇気付けられたことはありませんでした。ブログをやっていて本当によかったな、と、しみじみ感じました・・・・
おかげで、立ち直ることができ、ゆうこのことを冷静に考えることができるようになりました。
ゆうこが、あのようになったのは、根強い訳があるのかな、と思えるようになりました。
あまり、断言はできないんですが・・・・
人の内情を暴露するような気がしますが・・・ゆうこのお母さんのことです。
ゆうこのお母さんはもう亡くなってしまっていて、亡くなった人のことをどうのこうの言うのは、大変申し訳なく思うので、断片的に。
一人っ子のゆうこは、かなりお母さんに管理されていました。とにかく勉強しないと怒られるのです。私も、いっしょにテスト勉強をゆうこの家に行って、少しおしゃべりをしてただけで、お母さんにものすごく怒られました。私まで!私は怖くて、そそくさと帰って来てしまったんですが、ゆうこは申し訳ないような、寂しいような複雑な顔をしていました。
また、大学も、私立ではなく、国立。職業も、普通の会社員とかではなく、公務員などの安定したもの。結婚相手も、より学歴が高い人で、職業も、研究者か、学校の先生。お母さんが全部決めるのです。
ゆうこもわかっていて、よく言っていました。「お母さんは、見栄とか体裁で、私のことを決める」と。
ゆうこは、それでもがんばって、国立大学に入り、学校の先生になり、お母さんとしては大満足です。きっと、友人に自慢してたんでしょうね。
ところがです。好きになって、結婚したい相手が、研究者でも先生でもなく、普通の会社員、それもまだ平社員だったものだから、お母さんは大反対。その怒りようはものすごかったのです。ちょっと、尋常じゃないのです。ゆうこが初めてお母さんのレールからはずれたのですから。
それでも、ゆうこは彼と結婚することを決めました。ますますお母さんの怒りは最高潮です。あまりにひどいので、私は、結婚が決まるまで、一人暮らしをすすめたのです。
その後、お母さんとゆうこのご主人はお母さんが亡くなるまで、打ち解けることはなかったようです。
結婚を許さないまま、亡くなっていったんですね・・・
私は以前、自分の親のことで(うちの親も、ゆうこのお母さんとは別の意味で、強烈です・・・)、Sさんというかたに相談にのってもらったことがあります。
Sさんが言うには、そういうお母さんから生まれたのは、自分の運命のようなもので、お母さんが持っている生命の傾向性は、少なからず受け継いでいく。いやな傾向性だったら、今生きている間に、断ち切れる方法は絶対あるから、大丈夫だから、安心してがんばっていきなさい、というようなアドバイスをもらいました。
また、お母さんよりも大きい人間になって、お母さんを守ってあげられるようになりなさいとも言われました。
その時は本当にSさんに感謝の気持ちでいっぱいでした。悩みの本質まで掘り下げて、真剣に考えてくれた上で助言してくれるんです。
今思うのは、私にはSさんのようなすばらしい人生の先輩や、親身になってくれる友人がいて、幸せだなということです。
私は、Sさんの言葉を思い出して、ゆうこは、多少違っても、幹となる部分ではお母さんの生命をしっかり受け継いでいるなと感じます。
見栄、体裁、優越感・・・そういうお母さんのもとで育ち、成長してきたのだから、この前の自慢話も当たり前のことだったのでしょう。氷山の一角かもしれません。
Sさんが言ったように、私がいつの日か、大きい人間になって(いつのことやら)、ゆうこを包み込めるようになったら、また、ゆっくり会える気がします。が、今はまだまだ未熟ですのでだめですね・・・巻き込まれてしまうでしょう。
しかしながら、考えてみれば、ゆうこも親にレールを敷かれて、かわいそうだったと思います。それも、ゆうこの本当の幸せを思ってではなく、見栄や外聞第一で子どもを思うようにしていったのですから。
私も子を持つ親として、絶対にそのようなことはしないようにしよう。とは思いますが、現状、見栄とかは別にして、子どもにかわいそうな思いをさせたくないと思う気持ちから、先回り先回りしたいと思うところが、私にはあります。
子どもには一つの大事な人生があるのだから、尊重して、任せるところは任せて、悠然とした母親になりたいです。
本当に、ゆうこのことでは、ひとつ勉強になりました。と、やっと思えるようになりました。
みなさんのおかげです・・・ありがとうございました。