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またまた久し振りの過去ネタです。約1年前の出来事です。2005年3月1日(火)、第5回目の技能試験日です。いつもの様に朝10時から1時間、戸塚で練習をして、午後1時少し前に試験場に着きました。受付を済ませると、受験番号5番でした。待合室で待つ内に試験官がやってきて、いつもの様に注意事項の説明が始まります。今日の受験者は総勢6名で、3名ずつ2台のバスに分かれて試験を行います。試験官の先導で発着場へと向かう途中、戸塚自動車学校の先生に会いました。「頑張ってね!」と激励の言葉をもらいます。 まず4番の人の試験が始まり、残り2人も同乗します。今日の試験官は結構細かそうで、「縦列駐車では、まず車体が入ったことを告げてから、後方車体間隔に移らなければいけない。」と、今までにない注意を受けます。何だか大変そうです。 いよいよ私の番です。まず発着場を出て、反時計回りに外周を進みます。場内の信号が微妙ななタイミングで黄色になったので慌てて止まろうとしたら、「いい、いい、行っちゃって構わないよ。」と指示が出たので、半分赤になりかけの状態で通過します。 まず最初の課題の縦列駐車です。先ほどの信号の影響があってか、これまでに比べてぎこちない感じで後退します。何とか入ったな、と思ったところで「入りました。」と申告すると、「はい出て。」とぶっきらぼうに言われたので、”ああ、上手く入らなかったから切り返しをしろ、ということか”と思い前進して切り返しをしようとすると、「おいおい、何やってんの?課題クリアしたから発進して、という意味で言ったんだよ。」と苦笑いしながら試験官が言います。「どうも失礼しました。」と言って次の課題の坂道発進に向かいます。ここも多少ぎこちないながらも無事通過しました。 さあ、今度は苦手の左折進入の鋭角です。これまで過去2回、いずれもここで減点されています。その時の反省点を思い浮かべながら切り返しを行い、今日は接輪せずに通過出来ました。発着場に戻り場内試験は終了です。 6番の人は20代半ば位とお見受けする女性でした。最後の課題の縦列駐車で規定回数以上の切り返しを行い、失格になってしまいました。 全員の場内試験が終了し、私と4番の人が路上に出られることになりました。番号順で行けば4番の人から試験をする筈が、なぜか僕の方が最初に運転する様に、との指示です。これは前々回の試験の時と同様に、私の方が減点が多い為でしょう。何はともあれ、最後まで諦めずにやろうと思います。 試験場を出ると、ちょうど相鉄の路線バスが前を走っていて、なおかつ停留所ごとに停車し、しかも乗降客が多く必然的に後ろで待たされます。安全が確保出来れば追い越しても良いのですが、なにせ前もこちらもバスで図体がでかく、おまけに道は狭い為、そう簡単には追い越せません。追い越しはしないことにしました。 その先の狭い坂道を通行中、「もっと中央寄りを走ってください。路側帯の中に入り込んでますよ。」と注意を受けます。いけない、対向車とすれ違いの時に左に寄って、そのまま走ってしまいました。 この間に路端停車を2回行います。いよいよAコース問題の交差点です。直進なら試験中止、左折なら試験続行、試験官からの指示は「左折して。」でした。住宅街を抜けて狭い道を通り、今日は珍しく渋滞していないバイパス下側道を通り、中原街道に出ます。 ここで異変が発生しました。坂道の交差点で青信号になり発車しようとすると、何とエンジンが止まってしまうのです。”うわ、やばい”と思いアクセルを強めに踏んで繰り返しましたが、結果は同じです。「ギアが違うんだよね。」と試験官の一言。バスのギアは以下の様な配列になっています。 R 2 4| | | ー ー| | |1 3 5 どうも2速と4速を入れ間違えてしまった様です。これで合格の可能性はほぼなくなり、正直がっかりしましたが、気持ちを入れ替えて練習のつもりで終点まで走行しました。 コース終点で交代し、4番の人がBコースを運転して試験場に帰ってきました。最後にバスの車内で試験官から講評を受けます。私に関しては、「縦列駐車と鋭角の所で若干逆行気味で、場内を終えた段階で40点の減点なんだ。」と不可解なことを言います。場内で25点以上の減点になった場合は路上には出られませんから、本当に40点減点ならなぜ路上試験を行ったのか、摩訶不思議です。まあそれはそれとして、路上コースで練習出来たからラッキーぐらいに思っておきましょう。 4番の人と「いやあ、厳しいですね。」等言い合いながら受付窓口に向かいます。しばらく待って書類を返されると、次の試験指定日は3月7日(月)でした。明らかに無理なので、9日(水)に変更してもらいます。ここで試験官から受けたアドバイスは「もっと自信を持って堂々と走ってください。もしいざ危険な事態となれば、試験官がブレーキを踏むから、気にせず頑張ってください。」とのこと。でも補助ブレーキを踏まれたらお終いなんですけどね。 帰ろうとすると、試験前に会った自動車学校の先生が「どうだった?」と聞いてきました。残念ながらダメだった旨伝えると、「でも確か路上には出ていったよね?だから受かれば良いなあ、と思ってたんだよ。」と言われました。そう、場内試験の時に、技能試験待合室の大きな窓から、この先生が試験の様子を見ていたのは分かっていました。その位は観察する余裕も出来ました。これだけ暖かい言葉をかけてもらい、感激です。「またよろしくお願いします。」挨拶してお別れです。 今回の試験は、何だか前回よりも悪くなった気がしてなりません。それでも2つ大きな収穫がありました。ひとつは苦手だった場内の左折進入鋭角を、接輪せずにクリア出来たこと、ふたつめは、前回、前々回と注意されたクラッチのつなぎ方がスムーズになり、実際この点は何も注意を受けなかったこと、この2点です。どんな状況下でも、少しでも進歩成長のあとが残せたことは幸いです。 区切りの良い5回目の技能試験も不合格です。さあ、一体いつになったら合格出来るのでしょうか?そろそろ”もう無理なのでは?”と弱気の虫も顔を覗かせます。更にこれ以上試験を続けると、毎回の受験料と練習代もバカになりません。もう諦めるか?それとも練習を削って、ぶっつけ本番で試験に挑むか?これまでにはなかった思いがいろいろと頭をよぎります。どうなることやら・・・この時の試験官は、その後大特一種の2・3回目、二種の2回目でお世話になりました。大特の操作方法を詳しく教えてくれた親切な試験官です。ちなみに場内試験で乗り合わせた女性の方は、私がけん引二種に挑戦中にも巡り会い、私が4回目の受験の時にけん引に合格していました。
2006.03.29
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試験場で技能試験を受験する場合、安全確認は欠くことの出来ない必須事項です。右左折前のサイドミラーと各側後方目視は、多分皆さんされていると思います。技能試験ではこれに加えて、発進前の5点確認、あるいは6点確認も欠かせません。どういうことかというと、車両が完全に停止している状態から前進、もしくは後退する際、1.左側後方目視2.左サイドミラー確認3.ルームミラー確認4.右サイドミラー確認5.右側後方目視以上5点の確認を行わなければいけないのです。ちなみに大型二種(バス)の場合には、1に先駆けて「客室内確認」もしなければなりません。これが5点確認、6点確認です。”そんなことしているバス、見たことない!”という方が殆どでしょう。私も見たことありません。しかしながら技能試験でこれを怠った場合、一度につき10点の減点となります。一種なら4回、二種なら3回怠ればもう不合格確定です。「とにかく技能試験では必ずやる」と意識してしまった方が良いです。理屈ではありません。やらないとダメなのです。逆に言えばきちんと確認さえしていれば絶対に減点されないのですから、こんなので減点されてはもったいないです。忘れないためには普段から習慣づけてしまうのが一番です。自分の車を運転するときでも、信号停止から発進するときに常にやっていれば、いざ試験という時にも忘れることはないでしょう。最近私は「5点確認するのが当たり前」の状況になりつつあります。う~ん、習慣って恐ろしいものですね。なお本来の目的は、バイクが突っ込んできたりしないか等の”安全の確認”ですからね。ただ首だけ振っていてもダメですよ。
2006.03.26
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それは私です。神奈川県の試験場では、けん引・大特共に1・2号コースが設定されており、一種二種とも全く同じコースです。以前にも書きましたが、通例としてけん引・大特は同じ試験官が採点を担当します。(受験者が多い場合を除く)その際のコースですが、けん引が1号なら大特は2号、けん引が2号なら大特は1号と、みごとなタスキがけとなっています。両種目共に1号コース、あるいは2号コースということは、一度もありませんでした。いずれの種目も、1号コースは左バック、2号コースは右バックとなっています。私はけん引では1号コースに2回、2号コースに6回あたりました。大特では1号コースに3回、2号コースに5回あたりました。その結果たるや、なんといずれの種目においても、合格したのは2号コースのみです。それでも大特はまだ良いです。3回受験した内、2回はコース完走出来ています。問題はけん引です。2回受験して、いずれも方向変換で失敗して完走していません。試験では一度も左バックを成功させたことがありません。練習では出来ていたので、全く出来ないということはないとは思うのですが・・・
2006.03.25
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お陰様で目標としていた四輪全免許を取得することが出来ました。それに伴いタイトルを変更しました。今後も引き続き運転免許試験場での技能試験に関することを中心に、これまで書ききれていないことを綴っていきたいと思います。もっとも今後は新たなネタは仕入れられないので、どこまで続くか分かりませんが・・・引き続きよろしくお願いいたします。
2006.03.24
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3月22日(水)午後、3回目となる大特二種技能試験を受験しました。当日はいつもの様にマイカーで出かけ、正午過ぎに到着しました。普段車の中ではFMヨコハマを聞いていまして、降車の為スイッチを切ろうとすると、平原綾香さんの「誓い」が流れてきました。NHKのトリノ五輪のテーマ曲ですね。五輪関連のニュースや特番で必ず流れていたので、ご記憶の方も多いことと思います。聞き終わって車を降りると、一気にモチベーションが高まりました。世界のトップアスリートと肩を並べるつもりは毛頭ありませんが、目標に向けてチャレンジする、という点では何ら変わりありません。持参のパンで昼食とし、恒例のコース下見を行います。1・2号コース共に完璧に記憶しているので今更下見でもないのですが、イメージトレーニングの一助に肥満防止の為の運動を兼ねて15分程丹念に歩きます。午後試験では1号コースになることが多いので、2号コースはパスして1号コースのみを歩きました。とは言っても半分以上重複するので、どちらを歩いてもさほどの違いはありません。今日も定刻より15分早く開いた受付窓口で、定刻5分程前に書類を提出します。受験番号は1番で、下見の成果も虚しく2号コースでした。右バック方向変換です。今日は普通免許の受験者が相当多いらしく、午前に受付を済ませて午前中に受験出来ない人達が、午後の学科試験を受けるべく相当数集まっていました。技能試験待合室で待つことしばし、まず大型一種の試験官がやって来て、続いて温厚なS試験官がやって来ます。けん引二種3回目の試験でお世話になった方です。”この人が担当ならば良いのになあ”と思っていると、S試験官真っ直ぐ大特・けん引のコース案内板に向かって歩いてきて「はい、大特受験の方、お集まり下さい。」やった!願いが通じました。今日の大特受験者は3名。先週「また22日に会いましょう」と挨拶したAさんの姿がありません。何か予定でも出来たのでしょうか?一種に合格したBさんの姿は勿論あるはずもなく、久々に孤独な戦いです。まずは試験官から試験についての説明があります。試験官(コース板を指し示しながら)「発着所7番を使います。まず発着所を右に出て、7番を左!」受験者(一同言葉もなく唖然!)試験官「じゃなかったな・・・真っ直ぐ進んで突き当たりの1番を左折!」受験者(そう、それなら分かる。Sさんお疲れかな?)大特の説明が始まると同時に、別の試験官によってけん引の説明も始まります。ちなみにけん引受験者は7人です。説明は別でしたが、採点はS試験官が担当する模様。大特の説明が終わり発着所に向かうときにけん引受験者に対して、「大特試験終了後にけん引の試験を行います。放送で案内しますので、それまでこの部屋で待っていて下さい。」と一言案内して発着所に向かいます。どの試験科目よりも真っ先に発着所に降りてきたので、まだ誰も来ていません。停車しているトラックやバスをすり抜け、大特車に向かいます。まず試験官が乗車してシートベルトを締め終わると、「じゃあ1番の方、乗って構いませんよ。」とのこと。いつもの様に乗り込みコースカードと免許証を手渡し、受験番号と氏名、生年月日を告げます。シート、ミラー調整、ベルト着装等を終えてエンジン始動。「発車いたします。」「はい、どうぞ。」いよいよ試験開始です。発着所からコースに出るときに、「黄色いコーンで区分けされている出口の内、手前側から出て下さい。」と試験官からの案内。もう何度も受験しているので先刻承知なのですが、丁寧に案内してくれる姿勢には好感が持てます。コースに出てまずは30m程直線が続くので、ここではエンジン回転を千八百回転まで上げます。1番をゆっくり左折して、ここからの直線は課題の千八百回転。フラつきそうになるのを何とか抑え、50m程の直線区間をずっと千八百回転維持しながら進みます。次に3番交差点を左折する為、手前でブレーキをかけて徐行します。が、ちょっと大回りになってしまいました。気を取り直してその先右折2回で外周コース外回りに出ます。すぐに右折で方向変換場所へ。今日は久々の右バック方向変換です。一種5回目の3月2日以来です。それ程戸惑うこともなくバックしてポケットに押し込みましたが、後部だけが左側に寄って、前は開き過ぎて、要するに斜めに入った感じ。これで出ようとするとドツボにハマる危険性大なので、安全策の為切り返します。にも関わらず、余り真っ直ぐとは言い難い形に再び入ってしまいました。けれどもさっきよりは角度も浅く、右側も大分開いているので大丈夫でしょう。左折して出ます。まずはゆっくり前輪が縁石をかすめるまで前進し、右後輪が接輪しない程度にハンドルを切り進みます。右後輪が右縁石を完全に脱出したのを確認し、一気にハンドルを左に切って車体を立て直します。成功です。無事方向変換出来ました。方向変換を出て外周内回りを左に曲がります。右後方から普通車が進行して来たので一時停止。安全確認は欠かせません。外周に出て数十m走り、左折して踏切通過です。デコボコ路面は振動が凄いので、ゆっくり通過します。踏切を出て右折してすぐに左折。ここで失敗。右折でハンドルを切り過ぎた為、曲がり終わった後の車体立て直しが遅れて、真っ直ぐを通り越して少し車体が右を向いてしまいました。この状態ですぐ左折交差点となる為、結果として大回りになってしまいました。めげても仕方ありません。ここからは100m以上続く直線区間です。勿論エンジンは千八百回転まで上げます。とはいっても、途中見通しの悪い交差点を通過する為、手前でしっかりブレーキを踏んで減速。左右確認して他の車両がいないことを確認して再び加速。突き当たり一時停止を左折して、20m足らずですぐ左折です。前回「速度出し過ぎ」を注意されたところです。今日は無理せず程々のスピードで進行します。左折したら50m程先の信号を右折。その為にまず車体を中央線寄りに寄せます。距離もある為、千八百回転まで加速します。ここの信号もくせ者で、嫌なタイミングで変わる場合が往々にしてよくあります。加速したら微妙な段階で黄色になったとか。今日は幸いにして10m程手前で赤になったので安心です。交差点まではしっかり加速して、信号に従い停止。交差点中心内側を通るべく右折し、突き当たりを右折します。その前に優先道路と交差する為、手前でしっかり減速して左右安全確認。進行車両がいないことを確認したら加速。右折に備えてしっかり中央線に寄せます。右折して外周外回りに出て、無事発着所に戻って来ました。試験官からは「お疲れさまです。」とまずはねぎらいのお言葉。走りに対する評価はいかに?「全体的に凄くきれいに曲がれていたんだけれども、3番の左折と、踏切を出て右折後の左折、その2カ所が少し大回りでした。そこだけ注意して下さい。」「失礼します。」「はい、お疲れさまです。」車を下車して試験終了。今日は何か良い感じです。減点箇所がその2箇所ならば、5・5の10点減点で合格範囲内です。後は結果を待つのみです。今日受験して感じたのは”1番も以外と良いな”ということです。なぜなら他車種に先駆けてトップで試験が始まったので、他の車両と行き交うことが殆どなかったのです。そうなると、微妙な形状の交差点で鉢合わせして、優先判断を問われるリスクがないのです。これは結構もうけ物かもしれません。もっとも他種目試験も始まってしまっていては余り意味がありませんけれども。試験終了時刻は1時40分過ぎ。発表は4時頃と言われていたので、時間はタップリあります。JAFメイト誌をはじめ、各種書物を読んで過ごします。これ以上目を悪くしたくないので、なるべく明かりの差し込む窓際のベンチで読んでいると、予想よりも早く3時半過ぎに「大特、けん引受験の方、発表窓口に集合して下さい。」との放送。”あれ、随分早いじゃないの!”ちょっと離れた場所にいたので慌てて駆け寄ります。「では大特のiさん、合格です。隣の窓口で1,650円の証紙を購入して、2回の4番窓口に行って下さい。本日免許証交付となります。」「はい、ありがとうございました。」「はい、おめでとうございます。もういいですよ。」こんなやり取りを交わして試験終了。という訳で、合格することが出来ました!!!その後写真撮影前に渡された申請書を見ると、予想通り90点で合格でした。大特一種と並ぶ好成績です。今にして思うと、合格した時の走りって、走行後に何とも言えない達成感があるんですよね。同じ完走しても、不合格の時とは全然違います。今日も勿論その達成感を感じました。今回の大特二種合格まで要した費用を記します。 13,200円(受験手数料3回分) 1,650円(免許証交付手数料) 14,850円(合計)今回は練習を全くしていない分、かなり割安ですね。各種手続きを済ませ、5時20分頃に新しい免許証を手にすることが出来ました。前回取得の免許証とは、わずか20日間でのお別れです。午後試験での合格は昨年末のけん引一種以来、あの時は外は真っ暗だったのに、今日はまだまだ明るいです。すっかり日が延びて、こんなところにも春を感じます。試験場を後にして帰宅する途中、中原街道沿いに桜の木を2本見つけました。満開とはいきませんが、かなり咲き誇っています。真冬の寒いさなかに始めた運転免許取得プロジェクト、春の訪れと共に完結しました。もしこの場にふさわしいBGMをかけるとすれば何だろう?中島みゆきさんの「ヘッドライト・テールライト」かな。(終了したNHKプロジェクトXのエンディングテーマです)いかがでしたでしょうか?昨年12月のけん引一種挑戦から始まり、今回の大特二種合格まで、約4か月かかりました。ほぼ1か月に1種目の割合で免許取得したことになります。まあ、標準的なところかな、と自分では満足しております。ずっとお読みいただいた方は分かるかと思いますが、試験場受験は決して難しいものではありません。努力さえすれば誰でも合格可能です。このブログを読んで、”自分も挑戦してみよう”と思われる方がいらしたら、これに勝る幸せはありません。さあ、あなたもチャレンジしてみませんか!!!
2006.03.23
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20日(月)夜、昨年末まで勤めていた会社の有志が、私の為に送別会を開いてくれるというので、ありがたく参加させてもらいました。辞めてから3か月近く経つのに今頃!?と思われる方もいるかもしれませんが、仕方がないのです。何しろ不動産会社ですので、年明けから今頃までが1年で最も忙しい時期。ましてや私の退社に伴い、多少なりとも混乱もあったみたいですし。送別会を開いてもらえたことだけでも感謝しなければなりません。13名もの方々が集まってくれました。席上皆から言われたことは、「太ったね」と「顔の色つやが凄く良くなって、とても健康そう」の2点です。確かに太りました。余り動く機会がないのでやむを得ないのですが、これではマズいので、雨天でなければ最低40分は歩くようにしています。が、焼け石に水の状態です。寒い時期は皮下脂肪を蓄えるべく太りやすい、と聞いたことがありますが、もうこれからの季節は皮下脂肪も不要ですから、もう少し何とかしないと。「顔色が良くなった」と言われると、じゃあ在籍中はいったいどんな顔してたんだい?と聞きたくなりますが、これは余計なストレスから解放された為でしょう。何しろ最後の方は「借金の取り立て」みたいな仕事が殆どでしたから。その当時の入居者との会話を振り返ってみると・・・入「給料が減らされて期日までに家賃が払えません。○日まで待って下さい。」私「では、確実にお願いしますよ。」約束の期日になりました。私「今日がお約束の期限ですが?」入「すいません、当てにしていたお金がダメになりまして、もう少し延ばして下さい。」こういった不毛な会話の繰り返しです。しかも電話しても殆ど出ない、あるいは電話が料金未納で止められていてつながらず、手間暇かけて出向くしかありません。大体金を持っていない奴に払え、といっても土台無理な話です。結果どんなに手間暇かけて努力しても、回収出来なければ何の実績にもならず成果も上がらず、それでも社内で評価されていればまだ努力しよう、という気にもなりますが、直属上司のSは「お前の努力が足りないから回収出来ないんだ!」等とホザく始末。嫌な思いをした挙げ句、誰からも評価もされない仕事なんてやる価値もありません。だから辞めました。送別会の席にSは来ませんでした。聞いたところ、何と1か月程前から入院していて、3月21日に退院予定とのこと。脾臓を悪くして手術したそうです。へ~、あんな自分勝手で我が儘で傲慢な奴でも病気になるんだ!と驚いてしまいました。人に八つ当たりばかりするから「罰が当たった」に違いないと思います。あ、決して私は藁人形に五寸釘なんか打ってませんよ。Sは嫌な奴でしたが、その他の皆さん、私の為に集まっていただいて感謝感激雨霰です!
2006.03.21
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かつて普通免許取得を目指して教習所に通っていた約20年前のこと。ある日の学科教習で先生の嘆きです。「皆さんは多分、車を運転したくて教習所に来ていると思うんですけど、中には”全然運転なんかしたくない”というのに教習を受けに来ている人がいるんです。”何で来てるの?”って聞いたら、”身分証明書として必要だから欲しい”って言うんですよね。それだけの為にわざわざ来るなんて、随分もったいない話だなあ、って思うんですけどねえ。」確かに20万円以上かけて、運転したくないけど身分証明書として欲しい、というのは随分贅沢だなあ、と思います。通常運転したくないけど教習所に来てる人というのは、必要性に迫られて来ている場合が多いのではないかと思います。例えば就職に必要とか、公共交通が不便な地域に住んでいるとか、身内に病気がちの人がいて万が一の時に必要とか。ただ運転免許証が身分証明書として便利なのも事実。公的機関の発行する写真付きの物は最も確実ですから。免許証以外では、パスポートや住基カードがありますね。けれどもパスポートは持ち歩くにはかさばるし、なおかつ住所欄がないですから、居住地の証明としては不完全な気がします。住基カードは、もし居住する自治体が住基ネットに加入していなかったりすると、使えません。となると運転免許証が最も優れているのかも。でもそれだけの為に手間とお金をかけるのは大変です。でもあるんです。そんなに手間暇かけなくても免許を取得する方法が。普通免許にこだわるからお金がかかるんです。本当に運転する気が全くないならば、「小型特殊自動車免許」を取得すれば良いのです。いわゆる小特免許です。これならば学科試験合格のみで交付されます。試験手数料1,650円、交付手数料1,650円の、合計3,300円のみです。原付免許でも良いんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、原付の場合、原付講習を受講しなければなりません。受講費用も4,050円かかります。自転車すら乗ることが出来ない、という人には実技講習は辛いでしょう。今これを書いていて気付いたのですが、小特免許はあらゆる運転免許の中で、実技に関する試験や講習を受けることなく、単純に学科試験のみで交付される唯一の免許なのですね。ちなみに小特免許を取得すれば、排気量1,500cc以下で最高時速15km以下の特殊な構造を持つ車両、いわゆる小型の耕耘機を運転することが出来ます。
2006.03.18
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大型車を初めて運転する人がよく口にすることのひとつに「エアブレーキに戸惑って大変!」ということが挙げられます。何が大変かというと、「踏み始めはさっぱり効かず、ある程度踏むと急にガクンと急ブレーキになってしまう。」という特性です。が、しかし、私はそれを実感したことが殆どありません。全くないわけではありません。朝一番の教習で大型バスを運転した時、そんなに強く踏んだつもりはないのに、結構急ブレーキになってしまいました。教習所の先生曰く「朝一はどうしてもそうなってしまう。」とのことでした。でもその1回のみで、後はトラックでもバスでも、普段の車とさほど違和感なく運転出来ました。それは鈍すぎるだけ、と言われそうですが、私には思い当たる節があります。昨年まで14年間乗っていたパジェロ、リコール隠しだ何だと何かと話題になったとき、「疑惑のあるなしに関わらず、一度点検するから来て頂戴」といったDMが届き、ディーラーに持ち込みました。その時指摘されたのです。「このパジェロですが、○○という部品が大分傷んでおりまして、車検とかは問題ないんですが、ブレーキに違和感ありませんか?」「違和感?何ですか?」「最初に軽く踏んだだけでは余り効かず、更に踏み込むと突然ガクンと効き始めるのですが、乗っていて感じませんか?」「いえ、別に。何も問題ないと思いますが。」「(心外そうに)そうですか・・・ちょっと違和感あるんだけれどもなあ・・・まあ気にならなければ構わないですが、お気をつけて乗って下さい。」こんなやり取りを交わしたのですが、この時の内容は多くの人達が感じるエアブレーキの違和感と実にそっくり!多分普段自分の車でこういった特性に慣れていた、というよりもそれが当たり前になってしまっていたから、大型車のエアブレーキにも違和感を覚えなかったのではないかと思います。それとも本当に鈍すぎて気付いていないだけかも・・・
2006.03.16
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更新が遅れてしまいましたが、行って参りました2回目の技能試験。3月14日(火)午後です。試験場到着後、午後試験の受付開始まで時間があるので、いつものとおりコースの下見。受付を済ませると、前回同様1号コースで受験番号3番でした。技能試験待合室で待つ内、試験官がやって来ました。今日の試験官は大型二種から始まり、大特一種でも2回お世話になり、今日が4回目となります。それにしても今日の受験者の少ないこと、大特3名、けん引2名です。いつもなら各々最低5人はいるのに。ちなみに大特受験者は、先週もお会いしたAさん、Bさんです。試験の説明が終わり、発着場へ向かいます。1番目はBさん、一種受験の方です。この日で3回目の受験、見事完走しました。2番手はAさん、二種受験の方です。こちらも無難にこなして完走しました。そしていよいよ私。乗車して受験カードを免許証を渡そうとすると、「免許証はいいですよ、いつも確認していますから。」とのこと。これだけ顔を出していると、試験官も結構覚えているものですね。さて、肝心の試験ですが、コースに右折で出る際にハンドルを切り過ぎてしまい、予期せぬ動きに少し慌てますが、ここは慣らし走行区間の為、採点の範囲外です。少し走って試験開始。最初の左折が少し不自然な形になりましたが、何とか建て直し。ここからは直線区間で課題速度の千八百回転です。徐行標識までの間、千八百回転を維持して走ります。徐行区間を過ぎて、左折3回で方向変換。またもや切り返しを1回入れましたが、何とか通過。方向変換場所を右折で出て、次の交差点を左折して大通りに出ます。突き当たりを右折するのですが、ここで異変発生。二種試験の必須事項の五点確認(左側方、左ミラー、ルームミラー、右ミラー、右側方の5カ所の確認)を終えて発進したところに右側から普通車が走ってきたので慌てて急ブレーキ!こちらは多分30センチも動いていないと思います。普通車も別にハンドルを切るふうもなく、減速するでもなく、そのまま走り去りました。う~ん、危ない。これは危険行為で中止かな?と思いましたが、特に戻れという指示もないのでそのまま右折します。すぐ右折を繰り返し、大通りを進みます。2つ先の交差点を右折左折で踏切通過。その後外周に出て発着場に戻って来ました。ここで試験官からの講評を聞きます。カッコ内は私の心の声です。「えーとね、左折時にハンドルの切り始めが遅い。だから大回りになってしまうんだよね、2カ所」(うん?2カ所?左折箇所は6箇所あるから、4箇所は良いってことか?)「それからスピード出し過ぎ。」(えー、マジですか?)「外周に出てすぐ右折するところ、あんな短い距離は千八百回転なんか出す必要ない。あんなところで回転数上げ過ぎるからフラフラしちゃうんだよ。あの程度の距離なら千五百回転程度で十分!」(が~ん!二種は出せるところは出せ、って言われていたから出したのに、出し過ぎですか?)「それから踏切から外周に出るとき、もっと直進状態で突っ込んで曲がらないとダメ。斜めに曲がって行きましたね。あれではいけません。」と、こんな感じでした。急ブレーキについては特段指摘はありませんでした。受験者が少ないため2時前には大特試験終了。この後のけん引も2名のみですから、あっという間に終了するでしょう。じゃあ発表も早いのか、というとさにあらず。早く試験が終了した場合、他種目のヘルプに回るので、結局発表は4時過ぎとなります。それでも各種目の内では一番早く呼ばれました。こんなやり取りで合格するはずもなく、次回試験日は22日(水)午後が指定されました。今日の合格者は大特一種のBさん、けん引1名の、計2名でした。Aさんとは来週また同じ日程で仲良く試験です。試験後にAさんに聞くと、「俺もスピード出し過ぎ、って言われました。」とのこと。しかも全く同じ場所での指摘です。2人そろって同じ間違いしちゃいました。試験場受験者から聞く話を総合すると、「二種は出せるところはガンガン出さないと絶対に受からない」とよく言われます。私もAさんもこの言い伝えを意識し過ぎて、「少しでも直線区間になったら必ず千八百回転まで上げないといけない」と勝手に解釈してしまいました。「出せる範囲で出せ」ということですね。さて、前回に比べて成長しているのでしょうか?少なくとも左折大回りは前回よりは良くなったと思います。前回は「左折が大回りし過ぎ。強いて言えば1番はまあ良かった。」と言われましたので、”強いて言えば”と言うことは1番の左折も大して良くない、要するに全部ダメ、という結果が、「2箇所ダメ」まで成長したことになります。しかも対策方法まで教えてもらえたので、次回の修正が可能です。その他曖昧模糊としていた踏切通過後の進入方法も明確にアドバイスしてもらえたので、似た形状のもう1箇所の交差点通過にも役立ちそうです。いやあ、さすがに難しいですね。でもめげません。今回指摘はありませんでしたが、明らかに交通が多い交差点に進入する際には、五点確認に加えて小学1年生にアドバイスするみたいに「右見て、左見て、また右を見る」位に安全確認を徹底したいな、と思いました。もっともあまりガチガチに安全確認し過ぎても、「発進不能、円滑な交通の流れを妨げた」と判断されかねないので、そこら辺りが難しい所ですが。
2006.03.15
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久し振りの過去ネタです。2005年2月23日(水)、大型二種第4回目の技能試験日です。午前10時から1時間、戸塚で練習をしました。今日の指導員は先週試験場でお会いした先生でした。一緒に受験したSさんが合格したことも知っていて、「今日早速けん引の練習してましたよ。」なんて言われました。私も早くそうなりたいものです。 午後試験場にやって来て手続きを済ませると、受験番号2番でした。集合時間まで技能試験待合室で過ごします。集合時間より5分ほど遅れて試験官がやって来ました。「大型二種を受験の方、大変お待たせいたしました。今日の受験者は皆さん3名のみです。普段はもっと多いので、時間ぎりぎりまで待っていて遅くなりました。」先週の試験官とうって変わってとてもソフトで丁寧です。”この人本当にお巡りさん?”て思ってしまいました。冗談抜きで、このままホテルのフロントにいても違和感ありません。ただし、人柄が温厚だからといって採点が甘くなるわけではないので、絶対に気は抜けません。 いつもの様に注意事項の説明があり、試験官の先導で発着場へ向かいます。今日も9mサイズの車両です。「では今日は寒いから、皆さん乗車してください。」の一言で3人とも乗車し、まず1番の人の試験が始まります。鋭角、坂道と無難にこなし、縦列駐車まで来ましたが、どんどん下がっていき、障害物ポールが傾いています。”うわ、危ない!”と内心思っていましたが、声には出せません。それでも止まらず、試験官も補助ブレーキを踏まず、ついに支柱に衝突してしまいました。「あ、当たったな。」と言って試験官が降りていきます。車体後部を確認し、どうやら損傷はなかった様でこの車両でそのまま試験を続けます。発着場に戻って次は私の番です。 発着場を出て中央の通りを進み、まずは右折進入の鋭角です。過去2回左折進入の鋭角でつまづきましたが、右折進入ならお手の物です。問題なく通過して次は坂道発進。これも難なくクリアし、最後の課題の縦列駐車に挑みます。手順に従い入りましたが、左側の寄せがやや甘く感じたので、「切り返します。」と申告して前に出て、左に寄せてバックします。2回目の試験時に出会ったおじさんのアドバイスを思い出しながら、ゴムが見えなくなるまでバックして「入りました。」と申告。「はい、じゃあ出て5番を曲がって発着場に戻ってください。」またもや縦列も成功です。今日は初めて問題らしい問題もなく、スムーズに場内試験を終えることが出来ました。 次は3番の人の運転です。勢いよくスタートし鋭角に入りましたが、ハンドルを切るべきタイミングなのに構わず直進するので、”これは間に合わないぞ”と思っていると、案の定縁石に乗り上げました。「当たったよ。」と試験官が一言。バックして切り返そうとしましたが、またもや縁石に乗り上げます。「また当たったよ。」と苦笑いしながら試験官。残念ながらこれで試験中止です。しかし試験官は「坂道発進はいいから、最後に縦列だけチャレンジしてみよう。」と言います。本当に親切な試験官です。原則に従えばこのまま発着場に戻るべきなのですが、せっかく受験料を払っていることだし、せめて縦列の練習をさせてやろう、ということなのです。縦列も結局上手く行かず、試験官のアドバイスを受けて発着場に戻りました。 発着場に戻ると試験官が「ではiさんは路上試験を行います。他の2人は残念ですが場内失格なので、書類を返却しますから窓口まで来てください。じゃあ、しばらく待っていて下さい。」とのこと。たった1人での試験は初めてです。しばらくすると3番の人が路上見学とのことで戻ってきました。聞けば戸塚で2時間だけ練習して受験したとのことで、「やっぱり無謀でした。」と反省の弁。 やがて試験官が戻ってきていよいよ路上試験開始です。前回は外周道路で運転を交代したので、試験場内発着場からスタートするのは初めてです。まずは場内を出入口に向かって走行し、外周道路出入口の門がリモコンで開き、いざ路上へと進みます。外周道路ですぐに路端停車1回。坂道を下ったところでもう1回。途中の交差点を左折した時に、試験官が何やら採点表に記入しています。いけない、少し大回りし過ぎたかな? 狭い道にさしかかると、「ここから先は狭いので、対向車が来なければセンターラインを多少出て走行しても構いません。」と指示があります。狭い道を抜けてバイパス側道に合流し、中原街道に出ます。ここで試験官から「クラッチを切るタイミングは良いけれども、つなぐときはもう少し慎重にした方が良いですよ。」と言われました。中原街道を60キロで走行し、そのまま直進、する筈が、「では次の分岐を左に入ってください。」との指示。ありゃりゃ、どうやら試験中止の様です。だからと言ってこの先の運転をいい加減にする訳にはいきません。運転交代を指示されなければそのまま運転していて構わないのですから、前向きにとらえれば絶好の練習機会です。せっかく受験料を毎回6,650円も払っているのだから、1分でも長く運転したいものです。 中原街道から分岐すると、ここから先はBコースの途中になります。いつかBコースにあたった時の為のいい練習になります。相鉄三ツ境駅前を通過し、厚木街道に入って東に真っ直ぐ進みます。相鉄二俣川駅前の交差点を左折すれば間もなく試験場です。ここは路上駐車がとても多いのです。制限40キロなので、それに近い速度で走行していたら、試験官に減速のブレーキを踏まれ、「ゆっくりでいいんです。」と注意を受けました。しまった、制限速度いっぱいまで出すことに気を取られていましたが、駐車車両横を通過する時には徐行しなければなりません。うっかりしていました。 試験場に戻り発着場に停車すると、「どうもお疲れさまでした。」とねぎらわれ、運転に関するアドバイスを受けます。「実は試験場を出て右折するところで、男の人が横断歩道手前にいたんです。後で見たら道路を横断していたので、これは横断歩行者妨害に取られる場合もあります。路端停車は2回目は良かったんですが、2回目はずれていました。それからその先の交差点を左折する時にかなり大回りでした。あれはもっと小回りしなければいけません。バイパス側道に合流する時に、右から来る車に気を取られて右ばっかり見て左折したけれども、車は前に進むんだから、きちんと前を見ないと前方不注意になってしましいます。それから途中でも言ったクラッチのつなぎ方には気を付けてください。全体的な走りは問題ないですよ。」と言われました。 受付窓口に戻り15分ほど待ってから呼び出され、書類を受け取りました。次回試験日は3月1日(火)です。試験官からは「運転はすごく上手いですよ。その調子で頑張ってください。」と励まされました。最後まで本当に丁寧なお巡りさんです。 という訳で、今回は路上試験途中で中止となりました。今回は前回までには感じなかった悔しさが多少混ざります。それは、前回試験でもクラッチのつなぎ方を指摘されていたのに、また同じ間違いをしてしまったこと。場内試験はほぼ満点の出来(試験官からも場内に関する指摘事項は全くなかった)だったのに、つまらないミスでみすみす自滅した感が強いこと、の2点によります。もう少し注意して運転していれば合格出来たのでは、という気持ちが残りました。ましてやもしかしたら歩行者妨害で試験中止になったかもしれないのに、それを試験官が受験者に有利な様に解釈してくれて、合格のチャンスを与えてくれたのに、それを生かし切れなかった自分の不甲斐なさに腹が立ちます。 次回はとにかく同じ間違いだけは絶対にしない様にしよう、そう堅く心に決めました。今までは運転するだけでいっぱいいっぱいでしたが、ここに来てようやく”合格”の可能性が見えてきました。次回の試験が待ち遠しくなってきました。この試験官はその後大型二種6回目で当たりましたが、昨年12月のけん引受験開始以降は技能試験の採点をしているのを見たことがありません。ソフトな物腰で受験者を自然にリラックスさせることが出来る人だけに、なんだかとても残念です。窓口や朝の清掃時にお見かけしたことはあるので、試験場にいることは間違いないと思うのですが、願わくば再び採点業務に復活していただきたい。それともポジションがもっと上になっちゃったのかな?
2006.03.11
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私は、これまで3つの会社で正社員として働いた経験があります。2つめの会社には、ちょうど10年前の2月から、3年間勤務しました。当時20代半ばの若い社員が過半数を超え、若さ溢れる、明るく活気ある楽しい職場でした。最初の2年間は・・・最後の1年間は業績不振もあってか、ターゲットと定めた人物をネチネチいびって辞めさせる様な、陰気なムードが社内を支配していました。そういう時に人間の本質が見えてくるもので、それまで普通に接していた課長が、その上の部長が交代した途端に「いやあ、俺は以前からお前は問題ありだと思っていたんだ。」なんてぬかすのは日常茶飯事。だったら問題ありだと思った時点で注意しろよ!てな感じですけれども。まあ自分を守るためのやむを得ない対応だったのでしょうが、こうも態度がコロコロ変わると、”お前には自分というものがないのか!”とツッコミたくなるもの。悪者だけれども、「何が何でも人減らしをする」という信念のもとに行動している悪部長の方が、ある意味余程筋が通っているんじゃないか、とも思ったものです。で昨晩、なぜかその会社の夢を見ました。夢の中で私は、エレベーターに乗って上層階に上がっていきます。途中で次々に社員が乗り込んできます。私よりも先に辞めた人達もどんどん乗ってきます。「あれ、今日から復帰ですか?」「そうなんです、これからもよろしく。」「お互い頑張りましょう。」そんな会話を交わしながら、最上階に到着しました。「この部屋で待っていて下さい、これから説明しますから。」と言われて案内された部屋はなぜか倉庫。”何かおかしいな?”と思ったところで目が覚めました。”夢だったんだ・・・”それにしても人間(私だけかな?)というのは、お気楽なものですね。3年間の勤務の間、最後の1年は嫌なことがわんさかあったのに、夢に出てくるのは楽しい想い出ばかり。久しぶりに楽しい仲間達のことを思い出しました。もっとも嫌なことばかり覚えていて、それが毎晩悪夢になってうなされたりしたら、鬱病になっちゃうでしょうけれども。
2006.03.10
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3月8日(水)午後、大特二種最初の技能試験を受けてきました。結果は×です。その模様はおいおい書いていきます。11時頃自宅を出て、12時少し前に試験場に着きました。受付開始は午後1時なので、時間はタップリあります。まずは持参のパンで昼食とします。それから昼休みのコース解放を使って、コースの下見をします。前回、前々回と右折時右寄せを指摘されているので、実際の試験を想定して歩きます。方向変換場所に来ると先客がいます。「大特受験されるんですか?」「そうです。」てなやり取りをして、自然に会話が弾みます。仮にこの方をAさんとします。半年程前に大特一種を取得し、今日が二種最初の技能試験だそうで、間隔は違いますが、今日が初めての二種、と言う点では私と同じです。私なりの方向変換の仕方をアドバイスして、再びコースを歩きます。午後は1号コースになることが多いので、1号コースを重点的に歩きました。1時少し前に受付を済ませると、やはり想像通り左バック方向変換の1号コースで、受験番号は3番です。1時半過ぎ、試験官が現れました。この方は大型二種、けん引一・二種で1回ずつ当たった方で、けん引二種合格時の試験官です。いつも通りコース説明等を受けて、「では大特の受験者の皆さん、発着場に降りて待っていて下さい。」とのこと。今日の大特受験者5名で発着場に向かいます。先程のAさんは受験番号4番でした。また先週一緒に受験した人(Bさんとします)もいて、受験番号2番でした。発着場に降りて5分も経たない内に試験官がやって来て、いよいよ試験開始です。1番の人は今日が初めてらしく、操作方法を教わっていました。スタートしてからの様子を見ていると、いかにも走り慣れていない感じ、左右にフラフラしていて、私の最初の頃と同じです。結局方向変換せず戻って来ました。次はBさん、「先週教わったやり方でハンドルを握って、何とか完走を目指します。」と宣言して乗車しました。その言葉どおり、見事に完走して帰ってきました。が、途中センターラインをはみ出した所があったらしく、不合格だそうです。3番目は私。乗車して準備を済ませ、発車します。まずは外周を左折して課題速度に取りかかるのですが、何となく違和感が・・・そう、左前輪がよく見えないのです。時期によってタイヤが見えたり消えたりするはずもなく、つまりはシートポジションの調整がよくなかったのでしょう。はっきり見えないながらも左折して課題速度。とにかく二種の場合出せるところは出さないとマズいので、直線区間は千八百回転をキープします。徐行標識に差し掛かり、まずブレーキを踏み減速します。左折2回で方向変換手前まで来ました。今度は頭を少し左に傾けて前輪位置を確認します。方向変換に入る左折は狭いので、減速して慎重に曲がります。無事通過していよいよ方向変換。前回1号コースで受験した時は、ここで失敗しました。車体を入庫させると、どうも右寄せが足りない感じ。躊躇せず前進して右端に車体を誘導します。今度はきっちり寄せられて、右折して出庫。左後輪が縁石ギリギリ通過するのを確認し、大丈夫な所で一気にハンドルを右に切って出庫します。さて、ここから先は未知のゾーンです。一種5回受験の内、1号コースは1回しか受験しておらず、かつ途中中止になったので、ここから先は全くの初めてなのです。とは言っても格別困難なポイントがある訳でもなく、とにかく右寄せを注意して走ります。信号通過、踏切通過と課題をこなし、外周を走って発着場へ。何とか完走しました。が、何となく違和感を覚えます。口で説明するのは難しいのですが、”完璧にやりこなした”という感じではなく、”なんかしっくりしないな”という感じです。試験官からのアドバイスは、左折時に小回りが足りない、と指摘されました。「強いて言えば、1番の左折はまあまあでしたね。」とのこと。1番とは最初の左折箇所でして、タイヤをしっかり確認せずに曲がった所です。確認していない所が良くて、確認した所がダメというのも妙な話ですが、これが現実です。一礼して降車し、4番のAさんにバトンタッチ。そのまま発着場で試験の模様を眺めます。Bさんからは、「先週教えてもらったとおりにしたら、思っていた以上に真っ直ぐ走れました。」と感謝されました。一緒にAさんの走りを見ていると、方向変換は無事こなしたのですが、その後本来なら右折する所を左折して発着場に帰ってきました。話を聞くと、方向変換で接輪して、かつ切り返しもオーバーしてしまったそうです。ここでAさんBさん共に、「方向変換で切り返しとか、低速で作業する時にハンドルが重くて思った様に動かない。」と言ってきたので、ここでも私なりのアドバイス。「グワングワンと軽く空吹かし気味でアクセルを踏むと、嘘みたいに軽くなりますよ。このやり方でやれば、片手ハンドルで十分動かせますから。」これも実は試験官からのアドバイスなのです。「へえー、そうですか。次回試してみます。」とのこと。5番の人は見事な走りで完走しました。午後2時半、大特試験終了。これからけん引試験が始まるので、発表は多分4時過ぎになるでしょう。発表窓口前で長い待ち時間を過ごします。例によって持参の雑誌を軽く読み終えてしまいます。4時過ぎにようやく発表です。大特はやはり5番の人が合格でした。その他けん引で3名程合格者が出ます。次回試験日は14日(火)午後が指定されました。「また次回頑張りましょう。」と挨拶してAさんBさんともお別れです。こんな感じで二種技能試験第1回目は終了です。「先週の90点は何だったの?」と指摘を受けそうですが、これが二種試験の難しさ。本来一種二種共基準は同じだと思うのですが、「二種の採点基準は厳しくする。」と試験官が明言している以上、一種以上に厳格にチェックしているのでしょう。それをものともしない技量がなければ、二種合格は難しい、ということです。それはけん引二種の時でも分かっています。少なくとも大特車の運転に関しては、最初の頃に感じた不安は最早なく、普通に走れば完走出来る、だけの自信はあります。今回は右折時右寄せに神経を集中させて、左折小回りがおろそかになってしまいました。次回は同じ間違いをしない様に頑張りたいと思います。
2006.03.08
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今、巷で話題の映画「ナルニア国物語第1章 ライオンと魔女」、6日(月)に見てきました。場所はいつものとおり小田原コロナワールド。以前にも書きましたが、ここは自宅から車で約1時間かかります。10スクリーンあるシネコンですが、実は自宅近くにもシネコンはあります。車で30分の範囲にも3つ程シネコンがあります。それでも私はわざわざ1時間かけて足を運びます。その理由ですが、まず第一に各種割引が充実していること。レディースデーやレイトショーは勿論ですが、モーニングショーも実施しています。これは曜日にかかわらず、午前最初の上映なら千円で見られます。11時半上映開始でも第一回目ならば割引対象です。そして以前にも書きましたが、メンズデーを設けていること。これは月曜日でして、以前の勤務先の定休日は原則火・水だったので直接その恩恵を受けることは殆どなかったのですが、男性向けにも割引施策を実施している経営姿勢が好ましく感じられたので、是非応援したい気持ちもあって積極的に足を運んでいます。ひとつ気がかりなのが、いかに平日とはいえ、いつ行ってもガラガラなこと。ヒドイ時は観客が私だけ、ということも何度かありました。そうでなくても平均5人程度、10人も入っていると「今日はお客さん多いな」なんて思ってしまいます。全員全時間帯割引となるファーストデーでも同様です。つぶれないことを願っています。でナルニアですが、観客は10人程度。原作も知らず、上映時間2時間半と聞いて”途中で退屈して寝たらマズいな”と思っていましたが、そんな心配は全く無用でした。一言で言って「とても楽しかった」です。例によって詳細を記すのは避けますが、とにかく息もつかせぬ展開で面白い。妙ちきりんな生き物もたくさん出てきます。戦闘シーンもありますが、さすがディズニーだけあって、残酷さが全くない。子供連れでも安心して楽しめます。とにかく「見て損はない」と私は思いました。
2006.03.07
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大特免許を取得すると、大型特殊自動車の運転が出来ます。よく唸りを上げて走っている大きなクレーン車とか、ショベルカーとか、フォークリフトとか。たまに勘違いされる方もいるのですが、あくまでも「運転が出来る」だけであって、操作作業が出来るわけではありません。クレーンにしてもフォークリフトにしても、もし作業をする場合には、作業用の免許が必要になります。極端な例を示しますと、戦車も大型特殊自動車に該当します。従って大特免許があれば、戦車を運転することが可能なのです。しかし、砲弾をぶっ放すことまでは認められていません。運転免許と作業用免許はあくまでも別物です。もっとも戦車なんぞ、まず乗る機会もないでしょうけれども・・・神奈川の試験場で使用される大特試験車は、ショベルローダーという比較的小さめの乗り物です。車高はありますが、幅や長さはむしろ普通車よりも小さいと思います。それなのに、この車両で技能試験にパスすれば、でっかいクレーン車も運転することが出来るんです。う~ん、これって実態に合っているのかな?
2006.03.06
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無事大特一種免許を取得し、引き続き大特二種免許に挑戦することにしたのですが、ここで疑問に思う方もいるでしょう。「大特二種免許って、役に立つの?運転出来る車両ってあるの?」そこで調べてみましたが・・・どうもなさそうな感じ・・・としか言いようがありません。二種免許ですから、旅客を乗せて運転することが可能ですが、旅客を乗せる大特車など聞いたことがありません。「雪上車があるじゃない!」と思われた方、確かに雪上車はどう見ても大型特殊車両の様ですが、何故か昭和43年の道路交通法施工規則の規定により、「カタピラを有する自動車のうちスキー及びカタピラを有する雪上車は大型特殊自動車とならない」とされており、要するに一般的な雪上車は大特車に該当せず、普通自動車もしくは大型自動車に分類されるのです。仮に雪上車が大特車だったとしても、今の日本で定期運行している雪上車なんて聞いたことがありません。せいぜい旅館やホテルの自家用送迎用程度でしょう。昔はあったらしいですね。身内の話で恐縮ですが、新潟県妙高市の赤倉温泉、ここは名だたる豪雪地帯で冬場に数メートルの積雪は当たり前。いまでこそ除雪体制も整い、温暖化の影響もあり積雪量は減っていますが、昔はそうではありません。冬になると道路は通行止め、自動車の通行は出来ませんでした。しかしながら赤倉温泉は豪雪地帯だけあって、いくつものスキー場があります。温泉もあります。冬場こそ稼ぎ時です。それなのに道路通行止めでお客さんが来られない、では死活問題です。そこで智恵者がいたんですね。冬期間は通常のバスが運休する代わりに、雪上車を路線バスとして使用したのです。その貴重な写真が下記アドレスに出ていますので、興味のある方は是非ご覧下さい。http://www.alpico.co.jp/kbc/museum/index.html実際に乗った人に話を聞くと、「ゴトゴト飛び跳ねて乗り心地は最悪!おまけに運賃は通常のバスの倍額以上した。」そうで、スキー客はともかく地元の人はあまり利用しなかったみたいです。では地元の人達は普段どうしていたのでしょうか?冬中ずっと集落に冬ごもりしていたのか?いえいえ、そんなことはありません。第一小学生は冬期間分教場(昭和59年頃廃校)に通えば良いですが、中学生は麓の学校に通わねばなりません。しかしバスは高い!では通学手段は何?その答えは”スキー”です。雪国の人にとってスキーは、温暖平坦地の自転車と同じ位身近な交通手段だったのです。赤倉温泉は標高約750mに位置します。中学校はそれよりも200m位下の地点にあります。上手い具合に高低差があるではないですか!そこでスキーの出番。冬場の中学生の通学は、スキーで一気にスーっと滑って15分足らずで着いて、とても楽だったみたいです。もっとも、行きは良い良い、帰りは何とやら・・・帰宅時は延々と坂道をスキーを担いで、1時間以上も歩いて帰ったそうです。ちなみに荷物輸送には馬そりが活躍したそうです。冬期間の雪上車バスは、道路の除雪体制が整うにつれ、いつの間にやら姿を消しました。現在の赤倉温泉は冬期間でも問題なく大型バスも通行可能です。ちょっと後半話題がそれましたが、一言で言ってしまえば「大特二種はけん引二種と並んで、非常に実用性の薄い免許」と言えるでしょう。各種自動車免許を所持しているタレントの北川えりさんも、この2種類だけは持っていないそうですし。それでもせっかくだからチャレンジしてみます。なぜなら「そこに免許種目があるから」(高名な登山家のパクリ)
2006.03.05
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3月2日(木)午前の技能試験に合格し、午後1時20分過ぎに無事大特一種が追加された免許証を手にしました。前回の一種の申請時と同様、午後の受付時間がまだ10分ありますので、迷わずGOです。日によっては混んでいることもある申請書配布コーナーは、1人しかいませんでした。どうも午前中の方が混み合うみたいです。多分原付や指定自動車学校卒の普通免許受験受付が午前のみだからでしょう。なにしろ係員がいないのに、配布場所のコピー機前に何十人も並んでいるのは当たり前ですから。コピー機前にいる係員に、受け取ったばかりの免許証を渡して「大特二種をお願いします。」と伝えます。申請書に免許証をコピーして、複写用紙を貼り付けて申請書の出来上がりです。ここでは「直接技能試験受験でよろしいですね?」と確認されます。がしかし、直接受験以外に大特二種を取得する方法ってあるのでしょうか?この申請書に氏名、生年月日等必要最低限の事項を記入し、写真と受験手数料分の証紙を貼り付けます。合格した時の為に、写真は持参してきました。証紙は午前の技能終了後に既に購入してあります。合格なら二種申請に、不合格なら次回受験の為に。記入を終えた申請書と免許証をD窓口に提出します。受付の女性警察官が免許証を確認しながら所持免許の種類に丸印を付けていきます。「えーっと、これとこれとこれ・・・凄いですね。」等と言われます。さすがに7種類ともなると注目を集めます。この時点で1時半を過ぎ、窓口が閉まります。裏に回って名前を呼ばれて視力検査。ちょっと見づらくなり、どうも視力が低下している様です。次の深視力は案の定全然合いません。「これ苦手ですか?」「はい、苦手です。」「では再検査へどうぞ。」といつもどおりのやり取りを交わし、再検査場所へ進みます。ここには既に先客がおり、ここでも合わず「では後日改めて来て下さい。」なんて言われています。この時脇から検査装置の3本の棒を見ましたが、位置関係バッチリで、”よし、これなら大丈夫!”と自信を持ちます。通常の視力検査を全て終え、先程の検査官がやって来ました。「はい、じゃあ始めますよ。」と言われて深視力再検査スタート。全く問題なく3回で済ませ、「うん、今度は大丈夫だな、はい合格です。」とのお言葉。ちなみに3回の距離は、0.8mm、1.2mm、1.6mmでした。2時過ぎに適性検査が終了し、後は技能試験通知書が出来上がるのを待つのみです。技能試験待合室に行き、午後の技能試験の模様を見学します。大特が右に左に凄まじい蛇行をしています。試験を終えて下車してきたおじさんが周囲の人達に「いやあ、ダメ、全然ダメだよ真っ直ぐ走れない。でも試験官いい人でさ、方向変換までやらしてくれたよ。」なんて言っています。遠目に見たところ、その試験官は、けん引で3回お世話になったW辺さんの様です。確かにあの人なら親切だろうな。しばらく見てから受付の方に戻り、またもや読書等して過ごします。3時少し過ぎに放送が入り、申請書と技能試験通知書を受け取ります。「要領が分かっている方は、これで解散して結構です。お疲れさまでした。」要領は全て分かっているのでこれで失礼します。試験日は3月8日(水)午後です。2月よりは確実に空いてきているみたいです。いよいよ最終種目の挑戦となりました。今度は何度目で合格するでしょうか?一種の注意事項を活かして、安全確認を怠らず、進路変更をしっかりして右左折小回りを心がけて試験に挑みたいと思います。
2006.03.04
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3月2日(木)午前、5回目の大特技能試験日です。前回完走出来たので、今日こそは何とか決めたいという思いが強いです。相性の悪いA試験官以外なら、何とかなりそうな気もします。この日は少し早めに家を出て、7時40分頃に試験場に着きました。面白いことに朝この時間帯だと、10分違うだけで大渋滞になったりするのです。今日はさほどの混みようではなく、順調に来られました。駐車場から建物に向かう途中、試験コースを眺めると制服姿のお巡りさんが何やらやっています。コースの点検や車両の点検、中には発着場でホウキとチリトリを持って熱心に掃除している人もいました。なかなか好感が持てます。自分の職場を綺麗にする当たり前の行為、と言ってしまえばそれまでですが、試験官も決して採点業務だけしているわけではありません。裏金作りに精を出していた馬鹿者どもにも是非見習っていただきたい。普段より早く来たお陰で、良い物見させてもらいました。受付は8時半からなので(実際はその15分前に始まりますが)まずは持参のパンを朝食代わりにします。眠気覚ましに自販機の100円カップコーヒーも合わせて。それでもまだ時間があるので、解放されている試験コースを下見がてら歩きます。前回注意された右折時中央線寄せの為に、どの位まで寄せれば良いか、コースを歩いて確認します。5回も受験すれば、1・2号コース共に完全に頭に入っています。8時20分過ぎに受付を済ませると、前回同様2号コースで受験番号も同じく4番。この日は大型二種は3台も出ていました。大型一種は2台。その他普通車も合わせれば、合計で10人以上の試験官が出ています。それなのに、ああそれなのに、何故に大特はまたもやA試験官なのでしょうか?コース、受験番号はともかく、試験官まで前回と同じでなくて良いのに・・・「大特、けん引の方、お集まり下さい。」とA試験官が言った瞬間、”何とか決めたい”という気持ちが一気にしぼんでしまいました。今日の受験者は大特5名、けん引6名。いつもの通りの説明が終わり、A試験官と受験者が発着場に向かいますが、何故か今日は1番の人ばかりでなく、私以外の大特受験者全員発着場に降りていきます。私は寒いのでパス。しばらくは待合室から眺めさせていただきます。1番の人は方向変換をせず、外周を走って帰ってきました。2番の人は9割方完走ペースでしたが、減点超過になってしまったのでしょう。前回二種受験の人が途中中止になったのと同じコースで帰ってきました。ここで発着場に降ります。3番の人の走りは発着場から眺めます。どうやら早々に中止になってしまった様で、あり得ないコースを走って帰ってきました。いよいよ私の番です。いつもどおり所定の手続きを終えて発車。外周に入って最初の課題千八百回転走行です。一瞬でも達すれば構わないらしいですが、極力維持して走ります。課題速度を終えて左折、ここは前回ハンドルの戻し遅れを指摘された所です。今日はたまたま曲がる先からバスが出てきたのでゆっくり通過。道幅は広いのでぶつかる心配はありません。余り切り過ぎずにしっかり戻して直線維持。その先右折3回で方向変換です。勿論センターラインにしっかり寄せて。方向変換は入れるのは簡単です。後輪操舵なので普通車が頭から突っ込むのと同じですから。しかし、今日は少し左が開き過ぎています。3回目の試験では、このパターンで強引に出ようとして切り返し過多になってしまいましたので、同じ過ちは繰り返しません。一度真っ直ぐ前に出して、左一杯に車体を誘導します。そして左折して出庫、まずは左前輪が縁石を通過出来る事を確認して、ハンドルを左に切ります。この時右後輪の動きをよく確認し、接輪しないタイミングでハンドルを固定して前進し、右後輪が右縁石角を通過したら、一気にハンドルを左一杯に切って出庫します。無事出られました。切り返し1回は減点なしですから、”これは無理だ”と思ったら迷わず切り返しです。踏切通過、徐行交差点通過、信号通過、障害物通過と課題をこなし、無事コース完走して戻って来ました。さて試験官の指摘事項は・・・「iさんね、まだ少し寄せの甘い所がありましたね。それだけもっと注意して走って下さい。」とのこと。指摘事項は前回と同じですが、口調が全然違います。過去3回の時の様なトゲトゲしさが全くありません。とても穏やかです。”これはひょっとすると、ひょっとするかな”と思い、「ありがとうございました、失礼します。」と下車すると、これまでは全部無視されたのに、今日は「はい。」と返事を返してくれるではないですか。うん、なかなか良い感じ。発着場には1番と3番の人達が待機しており、「完走ですか、凄いですね!」「いやあ、もう5回も受けていますから。」「実は今日が初めてなんです。」「僕も初めてなんです。」なんて会話を交わします。2人共真っ直ぐ走れない、という初心者共通の悩みをかかえていましたので、以前親切な試験官に教えてもらった、ハンドルの握り玉をガッチリかかえず、手のひらを当てて操作する方法を教えてあげました。「私も最初はヒドイものでした。でもその方法を教わってから大分マシになりましたよ。」とアドバイス。そうこうしている内に5番の人が、方向変換も終えずに戻って来ました。途中で中央線をまたいで逆送扱いで試験中止になったそうです。時刻は10時過ぎ、これで大特試験終了です。残りはけん引6人だから、最低1時間はかかるでしょう。発表窓口前の待合室で時間を潰します。なにせ待ち時間が長いので、イオンカードの会員誌1冊と、その他雑誌を半分程度、余裕で読み終えてしまいました。11時半頃放送が入り、窓口前に集合します。「大特のiさん、合格です。1,650円の証紙を購入して、12時50分に2階の4番窓口に行って下さい。」と合格者カードを渡されます。今日の合格者は11名中、私のみでした。言葉を交わした受験者の方達に祝福されてお別れです。昼食も持参のパンで済ませ、指定の時間に窓口前に向かうとタイミング良く「午前の技能試験に合格された方はお集まり下さい。」との案内。全部で15人程度でしょうか。今までの中で一番少なかったです。まずは窓口で申請書類が渡されて、それを持って写真撮影に向かいます。ここで点数を確認すると、90点となかなか高得点でした。けん引二種は85点、一種は75点ですから、過去最高得点です。大型二種は手続きがちょっと異なる為、点数は確認していませんが、恐らく90点なんかいってないでしょう。写真撮影場所で申請書と合格カードを渡し、引き換えに「運転免許証受領書」を受け取ります。この用紙も色分けされている様で、指定自動車学校卒の場合だと、黄色の用紙になるみたいです。ちなみに技能合格者は水色。この用紙に必要事項を記入し、免許証発行手数料の証紙を貼付します。隣の建物の交付窓口前で待つ内、1時20分頃に案内が入ります。ここで受領書とこれまでの免許証を渡して、新しい免許証を受け取ります。「本日は大特車の合格ですね。おめでとうございます。」と言われ、1か月ちょっとお世話になった免許証とお別れです。というわけで、5回目の試験にて大特免許を取得することが出来ました。さすがに大型特殊自動車というだけあって、本当に特殊な動きに悩まされました。諸先輩方の体験談を見ると、「練習なしでも楽勝」とかありましたが、とんでもない!少なくとも私には練習なしでは無理でした。セミATだから簡単とは言うものの、車の特性を理解しなければ技能試験合格は至難の業です。よく考えてみれば、原付や自動二輪免許しか持っていない人が、普通AT限定の仮免試験を練習なしで受験して合格出来るか、と考えればそりゃ難しいですよね。試験だと方向変換前で中止になってしまうと、たかだか5分程度で終了してしまいます。それにひきかえ大和自動車教習所では、50分間みっちり走り込みが出来ましたので、あれは大きかった。あの1時間の教習のお陰で、最低限まともな走行が出来る様になりました。今にして思えば右に左に盛大に蛇行した1回目の試験、乗っていたA試験官、きっと恐かっただろうな、失礼しました。最後に総決算です。 22,000円(技能試験受験料5回分) 10,500円(大和自動車教習所入所料) 7,350円(同1時間練習料) 1,650円(免許証発行手数料) 41,500円(合計)ということで、何とか5万円以下で免許取得出来ました。公認教習所よりは安いと思います。さあ、次はいよいよ最終種目、大特二種に挑戦です。引き続きその模様を綴りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!
2006.03.03
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