『一応来福』 こてちママ本舗

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赤ちゃんのアトピー



「ご無沙汰しています。お元気でお過ごしのことと存じます。姪御さんの赤ちゃんのことでご苦心のご様子、返信が遅くなって真に申し訳ありません。素人考えの域を出ませんが、経験上できる範囲内でお答えさせていただきます」

結論からいえば、ごく一般的な乳児性湿疹ではないかと思われます(私の娘もその頃 びっしりできてました)。生後6ヵ月とのこと、まだアトピーという診断すらできないでしょう(私にしてみれば、その段階で原因を探ろうとする病院のほうが、むしろびっくりです)。

6ヵ月といえば、4月生まれということでしょうか。ちょうどお母さんの免疫がなくなる頃に初めての夏を迎えたということでしょう。体温調節もまだ上手にできないときに、ジメジメの梅雨や寒さの夏を経験すれば、いちばん出やすい皮膚にトラブルが出るのは当たり前のことです。いまのところは彼女の治癒力に任せ、自然なかたちで見守っていたほうがいいのではないかと思います。

生まれてわずか半年、赤ちゃんは毎日新しいものと出会って、毎日たくさんの新しい抗体をつくっているところです。食べたもの、飲んだもの、見るもの聞くものすべてが昨日と違うのです。ストレスだってハンパではないはずです。でも、それに対して、人間本来の生命力で、どんどん抵抗をつけ、すごい勢いで細胞を分裂させて日々成長しているわけです。3ヵ月たっても改善しないというお話ですが、その3ヵ月に、彼女は毎日違う異物と遭遇しているのですから、見かけは変わっていないようでも、実は、症状とか部位とか目まぐるしく変化しているのかもしれませんよ。その間に、彼女は力をつけていっているのですから、私たち大人の3ヵ月とは訳が違います。

酵素だって、大人よりずっとたくさんの生産力をもっているはずなので、できればそれほど多く飲ませる必要はないと思います。かゆがるなら、飲ますより溶かしたものを塗るほうを優先させたらいかがでしょう。

 まして、生後6ヵ月の赤ちゃんに、ステロイド入りの軟膏を処方するというのは、ちょっとどうかと思ってしまいます。確かに子供は代謝力が強く、少々の薬剤ならすぐに代謝できるともいえますが、ステロイドはご存知のとおり、その代謝を不活化させる、抑えつける効果をもっています。ほんのわずかとはいえ、長くつづければ必ず肝臓その他の機能に支障を来たすわけですから、できれば使わないほうがいいと思います。赤ん坊の頃からステロイドの洗礼にあっていた経験から申し上げると、やっぱりおすすめできません。医者は「少量だし、問題はない。それより湿疹を治すのが先だ」なんて必ず言うと思いますが、そんな言葉に惑わされてはいけません。薬は薬です。きっと彼女の身体は免疫力の狭間でパニックに陥ってしまいます。なにしろ赤ちゃんなんだから。まだ、ふつうの食べ物だって、これから食べ始めようとしているときなんですから。そのために、皆さんにはプロ酵素があります。

 食事といえば、離乳食はなるべく遅らせたほうがいいというのが、私の考えです。欧米では、企業戦略から離乳食の時期を早まらせたために、アトピーなどの数多くの疾患が早期に発症するようになったと最近ではいわれています。日本もご多分に漏れず、それを追随しているわけです。最初はできるだけ野菜中心のもの(煮物とか野菜スープ、納豆おかゆなんかですね)にして、動物性タンパク質は、なるべく遅めに徐々にしてみてください。どんなに遅れて摂るようになっても、人間だもの、肉のアミノ酸のおいしさにはすぐに慣れてしまうものだから、その味を知るのはいつだっていいんです。まずは野菜やおだしの旨味で。卵もなるべく遅らせたほうがいいでしょう。私は自分のアトピーがひどかったので、妊娠中と授乳中は一切卵を口にしませんでした(マヨネーズも)。子供も生後1年間は、確か家では本格的に卵を食べていません(といっても保育園などでは出てしまいますけどね)。いまでは卵かけごはんは大好物ですけど。

いずれにしろ、まだ赤ちゃんの身体は刻々と変化しているのですから、いまの段階で食物アレルギーやアトピーの原因を探ろうとしてもムダです。それとも医者は、それ以外の原因などを見つけられるという自信でもあるんでしょうか?彼女は元気なんでしょう?栄養状態もいいんでしょう?ただ皮膚に症状が出ているだけなら、重篤な病気は考えられないと思うのですが、いかがでしょう。

子育ての経験からおススメするのは、ベビースイミングです。娘はかなり早い時期から(6ヵ月だったかも)通っていました。もちろん、最初はただ親子でつかるだけですけど、それでずいぶん肌が丈夫になりました。塩素が、なんていう人もいるけど、いまのプールの水質はずいぶん改善されているし、よく洗い流して酵素水をパタパタすれば大丈夫だと思いますよ。

なんだかダラダラとつい長いこと書き連ねてしまいました。ごめんなさい。なによりも、お母さん、お父さんはじめ周囲の方が必要以上にやきもきするのが、赤ちゃんにはいちばんよくないんですよ。そういう波動は大人よりずっと敏感に感じるものです。とくに、心配の波動は大きくて、お母さんのストレスはそのまま赤ちゃんに伝わるといってもいいくらいです。大人のアトピーは8割方精神的なストレスが原因といわれていますが、中には、「子供のアトピーの90%は親子関係が原因だ」なんて断言する専門家もいます。これはちょっと過激ですが、医者に頼らず、彼女の持って生まれた力を信じて、寛容に見守ってあげるのが何よりだと思います。

生意気を言ってしまいましたけど、少しでも参考になれば幸いです。また何かありましたら、いつでもご連絡ください」




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