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~RO Novels~ 第五章 信頼のゲフェン編 突入
~小説~RagnarokMemories
・プロローグ…
「この世界が、いつから存在するのか、そんなことは誰も知らない。ユミルという神が創ったと私の母親は言うが、本当にそうなのかはわからない。わからない…世界にはわからないことだらけ…だけど、変わらないこの世界は、私たちを優しく迎え入れてくれる。」
著書~心理学者・ミディナル~
・・・
ミドガルズ暦500年・・・今日もこのラグナロクという世界は平和に時を刻む。四大国家ルーンミッドガッツ・グラストヘイム・シュバルツバルト・オーク村は互いに同盟を結び、お互いを高めあった。それは、各大臣クラスの暇つぶしとして、国家のあり方を熱く語るほどであった。
そんな時代、物語の始まりは唐突にやってくる。それは、ルーンミッドガッツ首都内にある小さな学校から静かに始まる・・・
第一章 :世界移動~
一節:~警鐘~
ここはルーンミッドガッツ王国首都・プロンテラ。王国最大の街であり、中央道に軒を連ねる露店の数は、地方からの人々にとって大きな刺激となるほど大量であった。あちこちで威勢のいいかけ声が飛び、隣の店がまければ、その隣が、そしてその隣が、といった具合になっている。王国大臣の中には、商業活動に規制のメスをいれるべきという者もいるが、国王が断固として認めず、今なおもここは自由経済圏として名をはせている。
そんな街中から少し外れたほうに、プロンテラの下級学校がある。下級学校というのは、上級学校の反意語である。王国のブルジョワジー(富豪)たちの子供が通う、プロンテラ城内の学校を上級学校といい、その他の、一般的な学生が通うところを下級学校という。だが、一般的に差別用語とされ、通常はあまり名前で区別はしない。子供は五歳から十八になるまで学校に通う…ただそれだけのことなのだ。
時は昼時、そのプロンテラ中心部から少し外れた場所にある古い木造学校のとある教室では、授業が行われていた。
「心理学者のミディナルはこのようにして、世界創造神話をユミル神が創ったと考えておる。この意見は一般的じゃが、他の学者の中には、ビックバーンという宇宙の突然変異によってできたと考える者もおる。」
白ひげをたくさん蓄え、ミニグラスととんがり帽子をつけた先生が教卓で授業を行っている。よほどつまらないのか、生徒たちのほとんどが話を聞いておらず、友達とコソコソ話たり、教科書を顔の前においてばれないように寝たりしていた。
そんな中、机の一番前で先生の話を真剣に聞いている子供がいた。青い髪を無造作に立てたこの少年は、食い入るように先生の話を真剣に聞いている。
「お前さんたちの中でユミル神の秘碑の呪文について知っている者はいるかのう?」
先生の質問に対し、すぐに大きく手を上げるその少年。
「はい、ソレーユ君。」
ソレーユと呼ばれたその少年はゆっくりと立ち上がった。しかし、周りのみんなは数人を除いてあまり興味なさそうに各々の行動を続けている。
「”この世界に絶望の雨が降るとき、私の世界も終わりを告げる。鳴らせ 神々の楽器を… 歌え 神々の唄を…その時、絶望が崩れ行く…そして世界は再生される”です。」
得意な顔で言い切るソレーユ。先生もにっこりと笑いかけた。
「そうじゃね、ソレーユ君。君はよく世界史を勉強しておるの。では次は…」
そう言い掛けた時、学校のチャイムが鳴った。とたんに生徒たちが席に向き直る。
「それでは、今日はここまでじゃ。明日までに教科書の128ページまで読んでくるように。終わり。」
先生がそういうと、生徒たちは一斉に教室の外へと駆け出した。昼食の時間なのだ。
「"この世界に絶望の雨が降るとき、私の世界も終わりを告げる。"」
ソレーユの後ろの少年がからかうようにそう言った。ソレーユは訝しげな目でその少年を睨んだ。
「ディーン、バカにしてる?」
「滅相もない。ソレーユ大先生の貴重なお言葉を復唱しているだけでございます。」
これ以上相手にしても無駄だと思ったのか、一括するようにディーンを睨むと前に向き戻り、机の中から手作りサンドイッチの入ったバスケットを取り出した。それを見て、ディーンは再び嘲笑する。
「また、ママンの手作り弁当かい?いいねぇ、愛情がこもってて。俺たちなんかみんな購買の学食だもんなぁ。」
「母さんまでバカにするなっ!!」
さっきまで静かだったソレーユがいきなり声を荒げて怒鳴った。殴りかかろうとするソレーユの攻撃をヒョイと避けながら、ディーンは愉快そうに教室の外に出て行く。小さく「義理のお母さんのくせに」と言ったのが聞こえたが、ソレーユはそれを無視して席に着いた。
「あ、あの・・・」
そんなソレーユにビクビクしながらも赤い髪を肩まで伸ばした少女が近づいてきた。
「なんだよ、ネルフィ。」
その言い方にまださっきの熱がこもっていたので、またネルフィはビクっと肩を震わせた。泣き出しそうだったが、ソレーユはかまわずサンドイッチにかじりつく。俯きかげんにソレーユを見つめているネルフィ。
「あ、あの・・・ソレーユくん。私・・・また購買でパン買うんだけど、小食だから・・・全部食べれないから・・・ソレーユくんまた半分食べてくれないかなぁって思ったんだけど・・・」
言って恥ずかしそうに頬を赤らめるネルフィ。モジモジと前で両手を組んで指を忙しく動かしている。すると、ソレーユの顔が急に明るくなった。
「おお!ほんとに?いいのか?!ならぜひお願いするよ。これじゃぁ正直足りないからね・・・」
それを聞いたネルフィもパッと明るい顔になった。しかし、また顔を赤らめてうつむきかげんになる。
「あの・・・それで・・・ソレーユくんが良かったら・・・ほんと、よかったらでいいんだけど・・・ソレーユくんの隣で食べていいかなぁって思ったり・・・」
なるほど、このネルフィ、ソレーユにホの字のようだ。しかし、当人は全く気づいていない様子。
「ああ、いいよ。どうせ、俺の横なんていつもあいてっから。」
感激で、心躍るネルフィ。
「ありがとう!!早速買ってくるねっ!!」
大きな声でそう言って、走って教室を後にした。ソレーユは何ともいえない心の動揺を覚える。
こうして気づけば、ソレーユの教室には誰もいなくなっていた。けれども、ソレーユはそれを気にする素振りも見せず、一人黙々とサンドイッチを口に運んでいる。夏蝉の泣き声が一層大きく感じられた。
とその時、突然、ソレーユの教室の前の扉がギィっと開いた。それに気づいて目をやると、真夏だというのに全身を黒いマントで覆い、顔をマフラーとターバンで隠している者が立っていた。男か女か、いや・・・それ以前に人間かどうかもわからない。
「だ、誰だ?!」
明らかに学校の生徒ではないと思ったソレーユは叫ぼうと思った。しかし、なぜか叫ぶ前に、この人物が誰なのか知りたくなり、叫ぶことはなかった。
「・・・ス・・・・・テ・・・」
その者はソレーユに懇願するように小さな小さな声で何かを伝えようとしている。しかし、ソレーユにはそれがよく聞き取れない。
「なに?」
すると、その者はすっとソレーユに近づき、耳元まで一瞬でやってきた。
「タスケテ・・・」
驚いたソレーユはサンドイッチを放り投げ、その場にしりもちをついてしまった。今度はその者もソレーユに覆いかぶさるように静かに横になる。そして、完全にソレーユをマントで包み込んでしまった。
「タスケテ・・・セカイガ・・・モトメテル・・・」
「うわああああああ!!」
一瞬だけその者の目が見えた。見た目とは裏腹に優しい、暖かいコバルトブルーの目をしていた。しかし、その目は涙で覆われて、必死に助けを求めている。
そして、ソレーユは静かに意識を失った。後には、バスケットに入ったサンドイッチと、ソレーユが放り投げた食べかけのサンドイッチが残っただけだった。
暑い暑い夏の正午・・・・・・ソレーユは謎の人物と一緒にこの世界から姿を消した・・・
二節:~ユミルの旅~
「う・・・」
次にソレーユが目覚めたのは冷たい礼拝堂の中だった。今は使われていないのか、所々が朽ち果てていて、かび臭い。生気すら感じられない。ソレーユはそんな礼拝堂の冷たい冷たいタイルの上で横たわっていた。しかし、誰がかけたのか、体の上に小さくではあるが、ちょこんと布があった。
「ここは・・・一体・・・・・・」
しばらく記憶の整理に時間がかかった。
(俺は確か・・・マントの奴にいきなり覆いかぶさられて・・・)
「そうだっ!!マントの奴!」
勢いよく立ち上がるソレーユ。しかし、急に眩暈がしてすぐそのまましりもちをついた。まだ完全に体が起きていないようだ。
「ははは、あまり無理をするなよ。」
突然ソレーユの後ろから声がした。驚いて振り向くと、そこには赤いマントの、体をメイルなどで厳重に装備した男がいた。蓄えられた金色の顎鬚、金髪を後ろで伸ばし、腰帯には剣の鞘がついている。
「誰だっ?!」
一歩下がって相手に警戒するソレーユ。しかし、男は両手を上にあげ、襲う意思がないことを明らかにした。
「まぁまぁ、そんなに怖がりなさんなって。腹減ってんじゃないかと思ってね、その辺でリンゴを取ってきてやったんだよ。」
しかし、ソレーユは一向に警戒を緩める様子がない。それを見てその男が「やれやれ」と深くため息をつくと、リンゴの入っている袋をソレーユのいるところへ投げた。
「わかったわかった。俺はこれ以上近づかないから、それ食いなさいよ。」
「お腹なんかすいてない!!ここはどこだ?!」
その質問に男は驚いた。
「ここはどこって・・・君はここがプロンテラだと知ってきたんじゃないのか?」
今度はソレーユが驚く。
「プロンテラだって?!ここが?!」
よく見回してみると、なるほど、確かにここはプロンテラにある礼拝堂に良く似ている。しかし、あそこはいつもきれいで、こんなに廃れてはいない。
「君はどこから来たんだね?」
男はソレーユにこれ以上警戒をさせないように優しく尋ねた。
「俺は・・・プロンテラの"ゼクスター学校"から。」
再び驚く男。しかし、すぐにニッコリと笑った。
「そうか。君はどこかで頭を打ったようだね。それにここはプロンテラだ。大昔の亡霊の記憶が君の中に溶け込んでいるのかもしれない。一番近い街・・・そうだなぁ。フェイヨンまで送ってあげるからそこでゆっくりと休みなさい。」
何がなんだかわからないソレーユ。しかし、その時、礼拝堂の外でガシャンという大きな音がした。
「な、なに?!」
「くっ・・・レイドリックとカース共か・・・君・・・えっと、名前は・・・」
「ソレーユ。」
その名前を聞き、少しまた驚いたような顔をしたがそれはすぐに消えた。
「そうか。おじさんの名前はゼルバード。じゃぁソレーユ。ついておいで。」
そういうと、急いで音のする方へと向かった。ソレーユもそれに続く。
「プロンテラ騎士団ノ名にオいテ・・・生アる者に死ヲ!!」
外には無数の鎧を着た騎士がいた。しかし、彼らは実態がないのか、鎧が空中に浮いているようにしか見えない。そして、その中に二人の人間と、一人の骸骨がいた。骸骨の方は顔をヘルムで覆い、体に虹色に輝くマントを纏っている。さきほど叫んでいたのはこいつだ。人間の方は、一人は白いスカートに小さな肩当をした青髪の少女、もう一人は、ミンクのコートを纏った全体的に露出度の高い金逆毛の男である。男の方は少し血を流していた。
「はあはあ・・・どけっ!!レイドリック共!!」
殴りかかろうとする男を隣の少女がとめる。
「ニケ、やめて!!あなたでもこの数じゃ勝てないわ。」
「だけどルナ・・・このままじゃここで死んじまうんだぜ?」
「何か方法があるわ。きっと・・・ユミル様の加護があるもの・・・・・・」
じりじりと滲みよるレイドリックたち。とその時・・・
「スパイラルピアース!!」
掛け声と同時に巨大な真空の渦が現れ、そこにいたレイドリックが次々と消滅した。
「?!」
こうしてゼルバードは鳥のような馬に跨り両手に黄金色に光る槍と盾を持ち、颯爽と現れた。もちろん、その鳥の上にはソレーユもいる。恐怖で死にそうな顔をしてはいるが。
「貴様・・・私ノかワいイ部下ヲ・・・!!」
他のレイドリックたちも今の攻撃に精神的なダメージを受けたのか、徐々に後退していった。ただ一人、骸骨の亡霊はその場で怒りに燃えている。
「ふふん。プロンテラ騎士団ともあろうお方たちが、二人のか弱い人間を相手にこんな事するのはどうかと思いましてねぇ。ああ、君たち、大丈夫かい?」
大きくナメた態度で、それでいて威厳を持ち亡霊たちをあしらった後、ニケとルナのほうに向き直った。
「ありがとうございますっ!!」
お礼を言う二人。しかし、その時顔を見たニケが驚きに見入られた。
「あ、あなたはまさかっ!」
「ん?なんだ?おじさんのこと知ってるのかい?」
ゼルバードはまんざらでもなさそうな顔をしながら尋ねた。
「"神風のゼルバード"様では?!」
「おお、おじさんのこと知ってるのかぁ。」
「知ってるも何も、現グラストヘイム王"不死鳥のイモルタリテ"様に告ぐ、王国最強騎士様ではないですか!!」
「うむ。真にそうである。」
少し得意そうに胸を張った後、ソレーユに小声で「普通、おじさん見たらこういう反応なんだけどなぁ」と言いながら苦笑した。
「それより、追わなくていいんですか!?あの化け物っ!!」
汗をダラダラと垂らしながらゼルバードのお腹にしがみ付くソレーユ。ソレーユの言うとおり、亡霊たちは恨めしい顔(とはいっても顔はないのだが)をしながら嫌々と地面の中に消えていった。
「ああ、いいんだよ。戦う意思の無い者を追う必要はあるまい。それより・・・」
ソレーユの頭を優しくなでた後、再びルナとニケの方に向き直る。
「君たちは、もしや"ユミルの旅"を遂行する者たちかね?」
ルナはまださっきの恐怖に苛まれているので、ニケが代わりに代弁した。その時、ソレーユは妙な頭痛に襲われた。しかし、すぐにそれは消えた。
「そうです、ゼルバード様。俺たちは故郷コンロンをロード・オブ・デスに破壊され、生き残った二人で"ユミルの旅"へ出向かったのです。」
それを聞いたゼルバードは暗い顔になった。
「そうか・・・君たちは・・・神仙の島・コンロンの生き残りなんだね。済まなかった。我々がついた時にはもう生存者は・・・・・・」
ニケが大きく首を振って、反対する。
「いいえ。今、イズルードやアユタヤを始めとする色々な街が破壊されてるのに、俺たちだけ被害者面はしてられません。俺たちはきっと"ユミルの旅"を成功させてみせます!!」
「ロード・オブ・デス?ユミルの旅?それって何?」
話の途切れたタイミングを見計らって、ソレーユは勇気を出して尋ねた。話にはわからないことだらけだが、キーワード的なこの二つの言葉の意味をまず知りたかったらしい。
ゼルバードとニケは大きく驚いた。しかし、ゼルバードはさっきの事を思い出し、また優しく微笑んだ。
「ああ、君は本当に何もわからなくなってしまったのか。」
「違う!!僕は黒いマントの奴にこのわけのわかんない連れてこられたんだ!」
しかし、そんな事を信じるわけもなく、二人とも相手にしなかった。
「まぁ、ここは少々危険だ。隣町のフェイヨンまで行こう。おじさんが送ってってあげるから。ソレーユもおいで。ゆっくり寝れば君の記憶も取り戻せるだろう。」
ソレーユは何かスッキリしない気持ちがしたが、とりあえず、ビクビクしているルナをつれて、三人はフェイヨンへと向かっていった。
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