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レストラン「パッセット」でのボラれ事件がありましたけど、またですか…。イタリア(特にローマ)で日本人観光客は常にボラれ続けているようです。昔から暴力バーの類の被害例は『地球の歩き方』にも載っていたので、特に目新しいことではないのですがね。昨日今日とたまたま連続してウチのお客様からお話を伺いましたので怒りをもって書きます。一件目はヴァチカン近くのBAR(喫茶店兼軽食屋)での出来事。食事を終えてお釣りを請求したところ、「ハイ、残りはチップね」的ジェスチャーであしらわれたとか。そもそもテーブル会計でのチップというのは、ウエイターがお釣りを持ってきて、客はそれを一旦受け取り、その中から端数など、自分が置いていきたいと思った額をテーブルに置いていくものなのです。アメリカと違って、サービスする側は決して請求してはなりません。南へ南へと旅行してきたお客様で、スイスまではそんなことは無かったのに…、と肩を落としていらっしゃいました。次のお客様の話は、国鉄のローマ中央駅テルミニの窓口で切符を買った時のこと。手数料を現金で請求され、レシートに記載された6%よりも多い額を払ってしまったそうです。いずれのケースも5ユーロ前後と、額としてはそれほど多くはありませんが、だからと言って泣き寝入りするのが道理なのでしょうか。何も反論できないのがいけない、抵抗できずに払ってしまうのがいけない、という意見もあるのでしょうが、反論できないことを利用して、悪事を働くことが正しいと言えるのでしょうか。以前友人が働いていた日本人観光客相手のみやげ物屋さんでは、イタリア人のオーナーが、イタリア人の店員に対して、「日本人観光客が買い物をしてくれるおかげでわたしたちは食べていける、感謝の心で接客しなさい」と常に諭していたそうです。過去の文化遺産と宗教のおかげで、黙っていても観光客がわんさか来るローマでは、このイタリア人オーナーのように思っている人が、果たしてどのくらいいるのでしょう。わたしは日本では誘致をしなければならない立場にあるけれど、こんなことでは本当に「来て来て」とは言えません。日本からイタリアへの出国全面禁止にしたいくらいです。スリの被害が恐ろしくて地下鉄や混んだバスに乗ることを勧められません。数年前まで綺麗だった電車のFR1線、月曜日に久々に乗ってその汚さに驚きました。座席のクッション部分は得体の知れないシミが付いていて破れ放題、車体や窓ガラスは落書きだらけ。この路線はFiumicino国際空港から出ているのです。成田エクスプレスとまでは言わないけど、京成線に相当する感じの路線なのです。観光客も乗るのにこんなことではどうするのでしょう。受け容れる側としてはもう二度と来ないその場限りの客という考え方なのかもしれません。昨日ウチのボスが、muso gialloという言葉(黄色人種という意味の侮蔑語)を使いました。それはわたしや日本人に向けたものではなかったにせよ、観光業に携わり、人の上に立つ者が、わたしの前でこういう言葉を使うのかと、呆れてしまいました。買春している(かもしれない)人間を首相に選んで長い物に巻かれちゃう的な国ですから何でもアリなのかもしれません。しばらく日本語を話す機会もなかった職場で、8、9月と日本人のお客様がいつもよりいらっしゃって、日本語で対応しているたら、ふと、「あ、わたしも必要とされているのかな」と思ってしまいました。それがたとえ部屋のクレームであっても、お客様はイタリア人相手では反論できないこともありましょうから、そこがわたしの出番というものなのです。もともと日本人であることをメリットに採用されましたが、今では幸か不幸かそれはまったく問われなくなりました。日本と関わる仕事をしていないとすぐに忘れてしまうけれど、日本人のお客様と話しているうちに、日本人のサービスってこういうものだったと徐々に思い出し、初心に返らねばと気を付ける日々です。少なくともわたしが関わったお客様たちには、できるだけローマで嫌な思いをしないで、楽しい旅行をして欲しいと願うのです。
2009年09月09日
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ぼーっと歩いていたらピラネージ(1720-78)が住んでいた家(兼工房?)を発見。Via Sistina(システィーナ通り)48番地です。毎月家賃を払いに行く大家の診療所(あなたの方が診療受ければ?って感じの精神科医)がその辺りにあって、昨日もぼーっと歩いていたのですが、ふっと顔を上げて歩いてみたら、説明の石板が目に入ったのです。ピラネージの絵、ちょっとわたしにはこわいのだけど、この人がいなかったらローマ史研究も今ほど進んでいないと思います。モンテ・デル・グラーノもそうでした。あー、ピラネージのローマの画集欲しいっす。 ところで今読んでいるのは『アヒルと鴨のコインロッカー』。どんでん返しのからくりにびっくり!『アフタースクール』の衝撃に似ています。びびるよ。
2009年09月08日
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