FM23.3 Rose MalLow

FM23.3 Rose MalLow

Recognize

Recognize

僕らの中には暖かいものがいつも流れている
ソノ流れが途絶えたとき僕らはこの世から消えてしまう

僕らは何故消える前にそれを残したがる?
自分がそこに確かにいたという証拠を
誰でもいいから誰かに我という存在を認めてもらいたい
消える前だけじゃない いつだってそうなのかもしれない

自分の存在に誰も気づいてくれないとき
振り返ってくれないとき
自分が本当にこの世に存在しているのか不安になる
だからこうして己の筋に刃を当ててスッと引く

そこに流れ落ちたモノを見たとき
そこにはかすかな一瞬の安心感が
自分が存在ということを自分で認められる
自分でしか己を認められない
そう感じてしまったとき
それは孤独という闇への始まりなのかもしれない

この闇が永遠に続くのか光が差すのか
それは誰にもわからない


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