RiNyoの青春時代
舞台を創る側の楽しさをちょこっと紹介しますよ。プロじゃないよ普通に高校演劇で。主にキャストじゃなくてスタッフ(装置＆舞台監督)してました。部活だからキャストしなきゃいけないスタッフしないといけない、なんてことはなくて両方ともできたので普段のトレーニングは発声、柔軟、ダンス、いろいろしてたよ。詳しくは長くなりすぎるから簡単にね★
大会用に毎年、台本をどういったのにするのかというところから始まって、テーマが決まり、演出が決定。装置班と台本班に分かれて脚本書き上げて装置案書き上げて。この時はできてもできなくてもいいからとにかくいろんな案を出していく。この時は常にワクワクしてたかな～。台本が大体出来上がったら部活内オーディション。このときにキャスト、スタッフが決まる。大体うちは装置になっていたなぁ～。1年生の後半からは舞台監督してたけど。
いざ仕事が役割が決まるとそれぞれの仕事へ。ここからは主に装置のことで。
大会で使う舞台の下見と各校の顔合わせ。装置のメンバーはメジャーもって舞台のサイズやら緞帳の昇降の時間、インカムの位置、舞台の上にあるものすべてを測ったりして通称舞監ノートに舞台のすべてを書き込み。1年生のころは舞台の上をちょこまかと動き回っていたのよね。照明は照明室、音響は音響器具のチェック。キャストは舞台の上に立ってどの程度声が必要なのか確認。舞台監督はこのときに後々提出しないといけない書類をもらって帰りましたね。舞台仕込み図、照明しこみ図等々。
次の日には自分のところの舞台にバミテで実際の舞台のサイズをバミって、装置について考えに。。。スタッフはこのときまだ音響も照明も装置案考えていたかな。衣装は衣装案を考え、キャストは性格分析などを。。。キャストの練習が始まると照明、音響など効果のスタッフは舞台へ行って見ながらそれぞれの案を考える。装置はひたすら装置について。。。たまにキャストを見に行って動きなどを見たりしてまた考え直し。たまにはタネになるものを見に行ったり取材もした。
装置の感じが決まると装置のサイズを決めて設計図みたいなのを考えて木材の必要量を計算して木材店に注文、いい木材がきますようにって願いながら(笑)木材が到着したらココからが見せ所～と言わんばかりに作り出します。直角に線を引きそのとおりにまっすぐ鋸で木材を切る、そしてトンカチで釘を打ち込む。非常に楽しいけど忙しいし危ない(?)時かな。1年生だとこのときに鍛えられて日用大工がうまくなるのよ。舞台監督、照明はそんな間に書類を書いて舞台打ち合わせへ。
衣装は少しずつ衣装集め入っていって。
スタッフでもダンスが入ったりチョイ役で出演したりするからその練習も合間にチョコチョコと。
キャストの人たちは練習を進め。。。コノ間にスタッフの知らないところでどんどん台本が改定されていって、いつの間にか初版とはぜんぜん違った感じに。。。台本の刷りなおし何てこともしょっちゅう。
装置はひたすらトンテンカンテン。。。。イテッーって感じにたまには怪我もしつつ。色塗りの前には学校のお隣までペンキ買いにいったりして。色塗りに水の入れ具合とか気をつけつつムラ無く塗りあげる。
あと、本番当日の装置を運ぶトラックの予約もして～。
こうもしている間に夏休みはやってきて学校での合宿。。夜の学校は怖いね～、あの暗闇なれてしまえばどうってことも無いのか。夕立に降られあわてて学校の鉄格子よじ登って装置を屋根のあるところにしまいに走ったり。合宿の間はみんなストレスもそれなりに溜まって終わりがけは大変大変。。でも楽しいのよね。合宿の間にはリハもして先輩に見に来ていただいたり、緊張したっけなぁ～。スタッフはスタッフの仕事以外にもいろいろゴハンの注文聞きに走ったり、差し入れ配りに走ったり。
合宿終わってから数日後、地区大会始まってほかの学校の劇を見ながら不安が増していったり。。自分たちの前日は舞台に装置の位置をバミって。確認してもしても不安は残るばかり。地区大会当日。あんまし完璧とは言えないデキのときもありドキドキ。朝早くからドタバタ、トラックに装置、衣装、機材、積み、トラックと一緒に現地へ行く。現地ではほかのみんなが待っていて決められたとおりに装置の搬入。ゴハン食べる暇というか食べてる余裕が時間的にも精神的にもなかったみたい。自分たちの学校が終わると装置はホッとする暇も無く装置撤収して学校に戻って装置を片付けて。夜近くにやっと一息つけた気がする。地区大会最終日結果発表。みんなで手をつなぎ自分の学校の名前が呼ばれることを祈る。。。呼ばれるとココではすごくホッとする。
で次は県大会へ向けてといってもこの間3週間あるかないか。その間にまた舞台の下見にいって測って。。。キャストも反反省踏まえつつ、台本もまた変わっちゃったりして。。。つまり照明も音響も衣装もその変更にしたがってドタバタ。。。県大会はたいていは地区よりも遠くなるので、県大会の間はもちろん本番当日朝が早い。トラックも早く来てもらって。さすがにこの時はスタッフだけ朝学校集合にしていたかな。で、上演してまた撤収。。。ホントに夜が遅くなってしまう時もあって。。。キャストは終わってすぐに講評を聞いてたね。県大会はホントに祈る思いでみんなで手を握って発表の瞬間待っていたなぁ～。うちの場合は3年目にしてやっと中部大会の出場をはたしたわけだけど。2度悔しさに部員みんな涙して、3年目にして喜びに涙したかな。・・・続く
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