小説喫茶・メル

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ブルグントの外れに山に入り、軍師の手がかりを探している5人。

だが、入ってしばらく歩いた所で

「・・・迷ったな」

アルフィーネが呟き、4人の足が止まった。

それが引き金となったのか、コノハはアクアの方を見て叫ぶ。

「だからさっきの道は左だって言ったでしょ!?」

「最後にはコノハだって賛成したじゃねぇか!!」

5人は分かれ道がありながらも進んでいたが、どこまで言っても無数の木々があるばかり。

「まぁまぁ!!軍師の手がかりを探してるわけだし、今は迷うことはあんまり問題じゃないだろ?」

なだめようと、二人の間に入るルイ。

フレアとアルフィーネは、いつもの事と思い、呆れながら見ていた。

「出る分には来た道を引き返せば良いだけだから、もう少し進むぞ」

しかしアルフィーネはすぐに切り替え、先頭を歩きだす。

フレアとルイがそれに続き、アクアとコノハも言い合いながら足を進めた。






数十分後

「あぁ~もうお腹空いたー!!フレアご飯~!!!」

コノハが駄々をこね、その場に座り込んだ。

「そうね~・・・結構歩いたし、少し休憩しようアルフィーネ」

「まったく、少しだけだぞ」

彼がそう言ったのを聞き、アクアとルイも気が抜けたように座り込む。

木を背もたれにし、自分の持ち物より水の入ったボトルを取り出した。

その間フレアは荷物をあさり、食料ですぐに食べれそうなおにぎりなどを探す。

「少しこの辺りを見てくる、みんなはここにいてくれ」

「えっでも・・・」

「僕は迷ったりしない、すぐ戻る」

そう言い残し、アルフィーネは一人木々の間を歩いて行った。

「フレアァアア~・・・ごは~ん~…」

「はいはい・・・すぐあげるから」

ゾンビのように這ってくるコノハを離し、リュックよりおにぎりを取り出した。






しばらくして

「ぷはぁー!!生き返ったぁーー!!」

おにぎりを食べ、元気の戻ったコノハ。

丁度良いタイミングと言わんばかりに、アルフィーネが戻ってきた。

「おかえりアル、何かあったか?」

尋ねつつ、彼の取り分であるおにぎりを渡すアクア。

アルフィーネはそれを受け取り、包みを開ける。

「軍師の手がかりはなかったが・・・変なものを見つけたぞ」

「変なもの?」






アルフィーネに案内された4人は、目の前のものを見て驚いた。

それは周りの木よりもかなり大きく、太い根が辺りに絡み付いている。

その上

「変って言うか・・・キモイ…」

コノハの正面、木の正面に、人の顔のようなものが出来ていた。

「何これ・・・・・・人面樹?」

「ひょえ~、外の世界にはこんなのがあんのか~・・・」

フレアとルイも驚いている中、アクアは呆然とその木を見つめている。

そして彼が一歩前に出た瞬間

「わっ!?なんだ!?」

木の周りが突然光を帯び、生えている枝が動き出し

「きゃっ!目が…」

顔の目の部分が、カッと開いた。

赤く光らせ、周りの枝を手足のように動かせてくる。

アクア達を捕らえるように。

「ちっ・・・みんな気をつけろ!!」

アクアの叫びにより、全員一歩後ろへ飛び、各々武器を構えた。






突如暴れだした人面樹。敵か味方か、そしてグラディウスは…
次回【目覚めた生命】 全てを切り裂け!シルフ!!






スキット:【譲れない物】

ルイ「なぁフレアちゃん、荷物重くねぇか?俺が持つよ!!」

フレア「・・・うん、ルイなら別に良いよ」

ルイ「へっ?そりゃどういう・・・?」

フレア「お兄ちゃんとコノハに渡したら、間違いなくつまみ食いされるから」

ルイ「ははははっ・・・・・・意外と苦労してんだなフレアちゃん…」

アクア「フレア~、服がほつれちまったんだけど」

コノハ「フレア~!お水無くなったからおかわり!!」

フレア「もう・・・サリアお姉ちゃんの苦労がわかる気がする…」





【良い兄貴】

ルイ「家は大丈夫かなぁ~・・・」

アクア「マリアが看てくれてるんだから、大丈夫だろ?」

ルイ「あめぇよアクア、あのチビ達に・・・俺が毎日どれだけ手を焼いていたか…」

アクア「たっ・・・確かに元気過ぎる子達だとは思ったけどよ…」

ルイ「なんであの年の奴らはあんなにやんちゃなんだか」

アクア「そう言いながら、ちゃんと面倒看てる辺りが、偉いよなおまえ」

ルイ「しょうがねぇだろ///あの中じゃ、俺が一番年上なんだから・・・」

アクア「・・・・・・ルイ、年上の女性って好みじゃないか?」

ルイ「はっ!?なんだよいきなり?」

アクア「あっいや・・・・・・(ルイにならサリア姉ちゃんを任せられ…)」

ゴツ

アクア「ぐはっ・・・」

コノハ「はい鈍感ボーイは退場しましょ~う」






【一番の強敵】

アクア「フレア、これを」

フレア「へっ?ジャージ?もうお兄ちゃん、ちゃんとスカートの下ぐらい履いてるよ」

アクア「違う違う、山の中なんだから、木の枝とかで足切ったら危ないだろ?」

フレア「あっ・・・・・・うん、ありがと///」

ルイ「むむむぅ~・・・これが兄貴の力か…」

コノハ「フレアはアクアにべったりだったからね~、最近はちょっとマシになったけど」

ルイ「べったりって…」

コノハ「10歳まで一緒にお風呂入って、一緒に寝てたし」

ルイ「なっなに!?」

コノハ「さすがにチューはなかったかな?いやほっぺには何度か…」

ルイ「ちくしょー!!俺は負けねぇええええええええ!!!!」


















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