小説喫茶・メル

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10








朝になり、急遽アルフィーネに起こされた一同。

皆それぞれ席につき、そこにフレアがコーヒーの入ったカップを置いていく。

アクアとコノハだけまだ眠そうにしており、目をこすっていた。

「軍師のこれからの行動?」

アルフィーネから言われた事を、聞き返すジーク。

一口コーヒーを飲み、机の中心に置いてあるパンを一つ取る。

「えぇ、僕等が出会った山の主、恐らくあれは、僕等の世界で言う精霊のようなものと考えています」

「それは私も考えてた、ちょっと特殊だけど、雰囲気が似てたもんね」

そう言いつつ、サラダの乗った皿を置いていく。

反対側からは相変わらずルイが手伝っていた。

「この世界に突如現れた火山や雪山、山の主が言ってた【仲間が目覚めつつある】、グラディウス軍師が主達を調べている可能性は高いと思います」

目玉焼きが出来上がり、調理していたシェリアはエプロンを外す。

フレアとルイが皆に配り、一同手を合わせた。

「頂きます」と言い、眠そうにしていたアクアとコノハもご飯にがっつく。

子供達はまだ寝ており、なるべく静かに食べる。

「となれば、僕等が次に行くべき所は・・・」

「精霊・・・主達がいそうな所か」

納得し、しばらく考えるジーク。

だがすぐに口を開く。

「ここから一番近いと言えば、【ヴィーラント】の側にある洞窟かな」

と言われても、マリアやルイ以外はポカンとなるが

「コノハは一度行ってるはずだ、マリアを治すために軍師と薬草を取りに行っただろ?」

「あぁあそこかぁ!?」

コノハは思い出し、小さめのパンを一口で頬張った。

口の周りに汚れが見えるので、シェリアに拭かれる。

それに半ば呆れていたアルフィーネだったが、表情を戻し、呟く。

「では少し休憩したら早速向かいます」

一人先に食事を済ませ、シンクに食器を持っていった。

「ジーク兄ちゃん・・・」

おずおずと、ジークに何かを言ってもらいたくて待っているルイ。

それを見透かしたように、彼は話す。

「勿論、今回も一緒に行くんだぞ」

彼の言葉に、パァーと笑顔になった。






しばらくして、出発のために外に出るアクア達。

新たに加わったアスベル達も、各々持ち物を確認する。

「それじゃ頼むよ、ヴィーラントまではルイが案内出来るし、洞窟は町の人に聞けばすぐにわかると思う」

「はいはい!あたし場所覚えてるよ~!!」

コノハがそう叫び、皆軽く手を上げるなどして、歩き始めた。

アクアとルイが先頭をいき、その後ろにフレアとシェリア、コノハとアスベル、アルフィーネとユーリと続く。

「えぇ!?アクアの彼女って年上なのかよ!?」

「そうだぜ、三つ上かな」

「シェリアさん・・・やっぱり牛乳って効果ないんでしょうか…?」

「う~んと・・・・・・こういうのって遺伝も関係してるんじゃないかしら?」

「師匠!これから毎日稽古つけてくれますよね!?」

「そのつもりだが、ホントにコノハは稽古が好きなんだな」

賑やかなメンバーを、最後尾で見ていたアルフィーネは

「まったく、これでは遠足だ…」

「はっはっは、良いんじゃねぇか?賑やかでよ」

頭に手をやり苦悩している。

全体のお守りのユーリは、気が緩んでいるのか笑っていた。








メンバーも増えさらに賑やかになったアクア達。目指すは主がいる可能性のある洞窟。
次回【温泉でドッキドッキ!?】






スキット:【女の勘】

ルイ「フレアちゃん!荷物持つよ!!」

フレア「ありがとう、でも全部は悪いから半分お願いね」

ルイ「任せてくれ!!」

シェリア「・・・へぇ~・・・・・・」

コノハ「そういうことなんす」

シェリア「これは応援せざるをえないわね、今のところルイの片想いって感じかしら?」

コノハ「イエス!あたしらも頑張ってたんですけどね~」

シェリア「ふふふっ、来て良かったわ♪」

アスベル「シェリア・・・目的間違えるなよ…」






【どういう関係?】

ルイ「えっと、3人はアクア達の、保護者・・・でしたっけ?」

アスベル「まぁ一応そうかな、今回はって感じだが」

ユーリ「俺は遠慮願いたかったんだがな」

シェリア「まだ言ってる・・・素直じゃないんだから」

アスベル「なんだかんだ言って、ユーリも楽しみにしてたじゃないか」

シェリア「そうそう、エステルが行くって言ってたのに引き受けたじゃない」

ユーリ「あいつに任せるのが危なっかしいと思っただけだ、何かあったら、ミハエル達に顔向けできねぇしな」

シェリア「はいはい、そういうことにしておきましょう」

アスベル「そうだな」

ユーリ「ったく・・・めんどくせぇ夫婦だ…」






【アンケート】

シェリア「夜には到着するとして、今晩どうしようかしら?」

コノハ「は~い!!あたし絶対カレー!!!」

シェリア「・・・・・・甘口なんでしょ?」

コノハ「当然♪」

シェリア「もう・・・変なとこまでアスベルに似たんだから…」

アクア「俺は唐揚げが良いなぁ~」

ルイ「俺も俺も!!」

シェリア「ここはやっぱり男の子ね」

フレア「私はスパゲティが良いです、出来ればカルボナーラで」

ルイ「同じ麺ならソバだろう、だしはあっさりめで」

シェリア「みんなバラバラじゃない・・・う~ん・・・・・・」

ユーリ「つうか、それ俺等には聞かねぇのな」

シェリア「こういうのは子供達優先でしょ?うん決めた、今晩はカレーにしましょ」

コノハ「やったー!!!」

アスベル「カレーか!楽しみだな!!」

ユーリ「・・・子供優先ねぇ~…」

シェリア「仕方ないでしょ・・・・・・その代わり明日からはジャンケンね」

アクア「・・・マジ?」


















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