小説喫茶・メル

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15








「ロムルスが攻めてくるって・・・どういうことだ?」

兵からの話に疑問を持つジーク。

マリアやフレア達も、その理由を知っているせいか驚きを隠せない。

ロムルスはこの世界のことに一切干渉しない離別した国。

前回のウェルギリウスと帝国の戦いにもまったく関わらなかった国である。

「それが、奴ら有無を言わさず攻撃してきて・・・・・・とにかく隊長!我々では抑えられません!!」

「・・・わかった、すぐに行こう」

兵の焦りを見、壁に立てかけている槍に手をかけた。

「すまないがみんな、子供達をたの…」

「俺たちも行きますよ!!」

言おうとした矢先に、いつのまにかばっちり目覚めていたアクアにそう叫ばれる。

彼に続くように、フレア達も頷く。

「子供達は私がみてるわ、だからルイ、あなたも行ってきなさい」

「マリア姉ちゃん・・・ありがとう!」

目を輝かせてる彼の側にいき、マリアに

「マリア、ワルキューレのことも頼んで良いか?」

アクアはそう頼んだ。

ワルキューレは子供達と一緒にすやすや寝ている。

「えぇ、わかったわ」

言いかわし、一同は装備を整え外に出た。







城を越え、襲撃された森に到着すると

「くっ・・・これは・・・・・・」

目の前で大勢の兵が倒れており、周りの木が薙ぎ払われていた。

「大丈夫ですか!?」

フレアは急いで兵に駆け寄り、治療を始める。

そんな彼女らの前に

「貴殿がジークフリートか」

何も武器を持っていない、大男と

「あら、噂通りいい男♪」

腰に拳銃を付けているナイスバディな女性

「おやおや、これはみなさんお揃いで」

メガネが似合う長身の優男

「いいねいいねぇ!!強そうな奴らばっかじゃねぇか!!」

いつかのガブリエルを思い出させる少し小柄な男がいた。

「お前たちは・・・」

「突然の訪問失礼、私たちはロムルスの皇帝側近の者だ」

ジーク達が臨戦体制の中、大男は話を続ける。

「貴殿らは、今世界に異変が起きているのを知っているな」

「・・・火山や雪山のことか?」

「そうだ、あれらが突然出現した理由、それは3体の女神の一人、ブリュンヒルドが消滅したせいだ」

彼の言葉に全員が驚く。

自分たちが軍師と共に探していたことを、ロムルスの者たちは知っていた。

「この世界を作った女神の主たる存在ブリュンヒルド、今まで彼女の存在で保たれていた世界が、彼女の消滅によりバランスを崩し崩壊した」

「ちょっと!それってあたしらのせいだって言いたいの!?」

ジークに代わりコノハが大声で言い返すが、それを隣の女性に言い返される。

「そうよ、あなたたちがブリュンヒルドを倒さなければ、こんなことにはならなかったわ」

「では、貴方たちは以前の戦いで、この世界の人が滅ぼされていれば良かったと言いたいのですか?」

それに負けずと言い返すアルフィーネ。

「そうですね、女神がそう判断していたのなら仕方ありません」

「なっ・・・あんたらマジ?」

呆気に取られ言葉が出ない一同。

「それじゃあ、この国に攻めてきたのはなぜだ?」

ジークからの質問に、大男は答える。

「女神ブリュンヒルドを復活させるため、貴殿らと戦わせてもらう」

「なによそれ!?訳がわかんない!」

「簡単なことですよ、再び世界を戦いの世界にしてしまえば、負の感情によって、ブリュンヒルドはそれを静めるためにまた現れる」

「元々女神に死なんてないのよね~、だから、貴方たちがしたことは無駄なの」

呆然となる中、相変わらずコノハは負けじと言い返す。

「そっそんなの、あたしらが戦わなきゃ良いことじゃん!?」

しかしそれをあざ笑うかのように、優男が

「やれやれ、困ったお嬢さんだ」

右手を倒れている兵に向けると、彼の手より炎の塊が放たれた。

それにより兵は炎上する。

「ぐあぁああああああ!!!」

「ッ!?何してんだおまえぇえええええ!!!!」

剣を抜き優男に突撃するアクア。

だが軽くいなされ、後ろ側へ倒れ込む。

「これでわかったでしょう?貴方たちは、戦うしかないの」

「この・・・外道!!」

歯ぎしりを立て、同じく飛びかかろうとしていたコノハだが踏みとどまっている。

「!?」

優男は突如飛んできた風の弾丸を真横に良けかわした。

「ちっ…外したか」

「ユーリ!?あなたまで何挑発に乗ってるのよ!?」

一人何とか冷静さを保っていたシェリアが叫ぶ。

しかし隣ではアスベルも必死にこらえていた。

「それで良いのです、戦いましょう」

「上等だ、相手してやるよクズ野郎」

「ちょっとユーリ!!」

「ごめんなさいシェリアさん・・・あたし、もう我慢出来ません!!」

剣を抜き、構えるコノハ。

「こんなことを平気でするなんて、許せない!!」

燃えていた兵の治療を終えたフレアも、杖をかかげる。

彼女の側にいたルイも、足の震えを止めナイフを抜いた。

「みんな!!!」

慌てて止めようとするシェリアだったが

「大丈夫です・・・」

ロムルス4人衆の後ろで倒れていたアクアの声に遮られる。

「もしブリュンヒルドが復活しても・・・また俺たちで止める…」

起き上がり、剣を構え直した。

「今ある命を守るために戦う・・・俺たちはいつだってそうしてきた!!」

彼の叫びに圧倒されたのか

「はぁ~もう…わかったわ…」

観念し、シェリアも身を構えた。

それを待っていたかのように、4人衆の背後より大勢の兵達が現れる。

全員ローブのようなものを着ており、フードで顔は見えない。

「さあ、この数相手に守れるかしら!!」

そこまで多くはないものの、ざっと100は超えるので一瞬戸惑うが

「ユーリさん!アスベルさん!シェリアさん!ジークさんはみんなを!!」

アクアの声で我にかえる。

優男と戦う気満々だったユーリは

「おい!そりゃどういう…」

問いかけようとするが、アクア達子供の目を見てやめる。

「こいつらは…俺達が倒します!」

フレアもコノハもアルフィーネも、ルイでさえ何かを決意した強い目をしていた。

「・・・わかった、街の人たちは俺たちに任せて」

「無茶はするなよみんな!!」

「怪我人は全て、私が治して見せるわ!!」

「ったく・・・絶対倒せよ」

それぞれ言い、兵や街を狙っているフード兵達を追う4人。

残された子供達は

「さぁ~て、それじゃあここはどっかの漫画みたいにそれぞれ散ろうか!!」

コノハがそう言い、互いに目をちらっと合わせて場所を移動する。

それにわざと釣られたのか、4人衆も移動した。










スキット:【訓練】

コノハ「とりゃぁあああああああああ!!」

アスベル「動きがよくなったなコノハ」

コノハ「まだまだぁあああ!!絶対師匠に抜刀させてみせる!!」

アスベル「甘い」←足払い

コノハ「んぎゃ!!」

アスベル「弟子相手にそう簡単に抜刀しないよ」

コノハ「くぅ~!!体術と鞘だけでこんなに強いなんて・・・」

アスベル「どうした?もうギブアップか?」

コノハ「・・・まけ・・・るかぁああああああああ!!!」

アスベル「うわっと!!?なんてやる気だ…」

アルフィーネ「・・・暑苦しい…」





【かきくけこ】

フレア「ご飯を食べる前は、いただきます」

ワルキューレ「いだだぎましゅ!!」

フレア「食べ終わったらごちそうさま」

ワルキューレ「ごちゅそうしゃま!!」

フレア「はいよくできました♪」

ワルキューレ「わるぅ!!」

コノハ「可愛いなぁ~、妹がいたらこんな感じなのかなぁ?」

フレア「ふふっ、そうかもね」

コノハ「ねぇワルちゃん、あたしのこと【お姉ちゃん】って呼んで!!」

ワルキューレ「おねえたん?」

コノハ「くあっ・・・かっかわいすぎる!!」

フレア「何鼻血出してるのよ…」

コノハ「もっかいもっかい!!」

ワルキューレ「コノハおねぇたん!!」

コノハ「はぐぅうう!!もう・・・ダメ…」

フレア「ちょっ!コノハ!?コノハーーーー!?」


















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