小説喫茶・メル

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19







ロムルス城にて

皇帝であるヴァーリが玉座に座り、その周りに側近である3人がいた。

「ヘイムダルの状態はどうだ?」

心配している様子は見られない王の言葉に、ロキがすぐに答える。

「彼は丈夫ですからね、一日休めばすぐに復活しますよ」

それを聞いた彼は質問を変える。

「・・・グラディウスは見つかったか?」

その言葉に、ユミルは黙っており、フレイヤは顔を横にふる。

しかしロキだけは、ニヤリと口元を緩ませた。

「そちらも、手は売っております……ふふっ…」






雪山の近くまで到着し、コートを羽織出す4人。

日が少し暮れかけていたので、テントを張ろうと手頃な木の側に荷物を置いた。

「薪を集めてくる」

そう言いアルフィーネは、一人森の中を歩いていく。

「ってアル!!俺一人でテント立てんのかよ!?」

「ルイ、私も手伝うよ」

「フレアちゃ~ん・・・やっぱ俺の天使だ~…」

「クスクス、それじゃあ私は食事の準備にしようかしら」






森の中を歩いているアルフィーネ。

手頃なものを拾っては袋へつめ、進んでいく。

「こんなもんで良いか」

3人の元へ帰ろうとした時

「・・・誰だ?」

背後に気配を感じ、振り向く。

振り向いた瞬間、背後にいた人物はバタっとその場に倒れ込んだ。

「おっおい・・・大丈夫か?」

自分と同じぐらいの身長だったので、いつもの口調で警戒しつつも側に寄る。

良く見ると倒れているのは可愛らしい女の子だった。

桃色の長い髪を後ろで束ねており、アルフィーネ達と似たようなコートを着ている。

「怪我などはなさそうだが、どうしてこんなところに…」

ぐ~

突然聞こえた音の正体に気づき、彼女を抱き起こしてみると

「なっ・・・なにか食べ物を~…」

少女は腹の虫をぐ~ぐ~と鳴らし手をぶるぶる震わせていた。








少女を背負い、皆のところへ戻ったアルフィーネ。

「あっおかえりア・・・」

既にテントと食事の準備が出来ており、彼を出迎えようと振り向いたフレア。

振り向き、数秒停止する。

ルイとシェリアも、彼の背中にいる少女に呆然としていた。

「アル・・・自分だけ女の子がいないからってとうとう人さらいを…」

「いくらシェリアさんでも怒りますよ」

軽くツッコミをかわし、少女を木にもたれかけてあげる。

「フレア、食事は?」

「あっうん・・・炊き込みご飯が出来てるけど…」

「もらうぞ」

そう言い、茶碗を取り蓋を開けご飯を装う。

少女の前に持っていき、食べさせようとすると

「・・・ご飯!?」

急にぱっちりと目が開き、茶碗を取りご飯を頬張った。

それに少し呆れるアルフィーネだが

「まったく、下品な食べ方だ…」

普通の人では区別がつかないぐらいわずかに、笑っていた。






少女だけでなく全員もご飯を食べ終わり、ようやく落ち着く。

「そういえば、名前を聞いていなかったな」

アルフィーネに聞かれ、少女は飲んでいたお茶の入ったコップを地面に置いた。

「倒れているところをありがとうございました。私、アルミスと言います♪」








スキット:【暇】

コノハ「うおりゃぁあああああああああ!!!!」

アスベル「いいぞコノハ!!かなり使いこなせてきたな!!」

コノハ「まだまだぁあああああ!!!!」

ユーリ「・・・・・・」

アスベル「旋狼牙!!」

コノハ「鳳翼旋!!」

ユーリ「・・・・・・」

アスベル「その調子だ!!」

コノハ「はい!!」

ユーリ「・・・・・・暇だ」

コノハ・アスベル「なら手伝ってください(くれ)よ!!!」






【アルの趣味】

シェリア「アルって、意外と大胆なのね」

フレア「しかもかなり可愛い子ですし、マルシアおばさんと同じ桃色の髪です…」

ルイ「あいつ女の人には興味ないって感じだと思ってたんだけどな」

フレア「私もずいぶん長く一緒だけど、こんなこと初めてだよ」

シェリア「ふふっ、これはまた楽しみが増えたわね…」

フレア「シェリアさん?」

ルイ「まああれだな、結局アルも男ってこ…」

アルフィーネ「契約の名においていでよ…」

ルイ「わぁああああああ!!!悪かった!悪かったってーーーーー!!!!」


















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