小説喫茶・メル

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「裏口を使って侵入してくることぐらいバレバレなんだよ」

出会って早々に睨みつけ言ってくる男、レオ。

彼はバトルカンパニーの者であり当然カオスの部下である。

「(あいつ・・・以前と雰囲気が違うな・・・)」

一月前、荒野でレオと戦ったミハエルは、彼の力量を測っていたつもりでいた。

だが今の感じが以前と明らかに違う、それを肌で感じてもいた。

「相変わらずやかましいやっちゃなおまえは」

そんな中、黙っていた不知火が一歩前に出た。

そしてレオの方を向いたまま口を開く。

「ミハエル、黒・・・やなかったヘスティア、はよ言ってメル達助けたり」

「・・・・・・おまえは?」

「俺はこいつに用がある」

ミハエルに向かってそう言い、右手を前で払った。

するとゴーと赤い炎が彼の周りを取り囲んだ。

彼を守るように、炎は渦巻いている。

「・・・わかった・・・けど神楽のこともある、後でちゃんとこいよ?」

「・・・・・・わかっとるよ・・・」

不知火の言葉を確認すると、ミハエルとヘスティアは階段を登り始めた。

その途中、レオとすれ違うさまに

「・・・・・・」

「・・・・・・」

ミハエルとレオ、二人は目を少しだけ合わせた。

そのまま二人は階段を登り、ドアを開けその場を出た。

残された二人、不知火とレオ。

「邪魔せんと素直に行かせるとはな、随分余裕やんけ」

さすがに予想外だったのだろう。

ミハエル達を邪魔しようとしたら放つつもりだった炎の塊を消した。

「へっ、俺もおまえに用があるしな、それに・・・」

レオは一呼吸し、静かに続ける。

「上には シグマ アルセウスがいるんだぜ?」

彼の言葉を聞き、しばらく停止していたが

「なっ・・・カオスの方翼にその右腕がなんで・・・」

「何言ってやがる、元々ここはあの二人の管轄だぜ、俺がいるのがおかしいんだよ」

軽く鼻で笑い、背中につけていたあの伸縮自在の剣を取り出す。

「あのミハエルって奴はシグマに以前ボコボコにやられたみたいだな、となれば、今回はアルセウスがいるからあいつらの負けは決定だ」

言って剣を不知火に向ける。

だが向けられた彼は下がることなく

「・・・レオ、おまえ・・・ミハエルの実力を見誤ってるで」

一歩前に出、さらに炎を噴出した。

「不知火・・・・・・やりあう前にやっぱり聞いておきたい」

「・・・なんや?」

「おまえ・・・なんでまだあいつらと行動を共にしてるんだ?」

レオのその言葉に、不知火はすぐに口を開けなかった。
















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