小説喫茶・メル

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しばらく沈黙が続き、不知火ではなくレオが口を開く。

「おまえに与えられた任務は、強いエネルギーを持つあいつらと行動し、ガイアを持つ者を見つけることだった」

そこまで言い、不知火が黙ったままなので、レオは話を続ける。

「そして意外と早くガイアが見つかり、後はあいつらを消すだけだった」

「・・・・・・」

「そこでおまえは奴等に敗れて、そのままバトルタワーと一緒にぺしゃんこ・・・・・・ってなってたが」

レオの表情が少し険しくなり、不知火も歪んだ。

ピクっと眉をひそめ、次の言葉を待つ。

「おまえは生きてた、なら逸早くカンパニーに戻ってくるのが普通だろ?」

その問い掛けに対して、伏せていた顔を上げる。

「よう言うわ、俺ごとあいつらを殺そうとしたくせに」

「・・・何言ってやがる、カオスは俺達のことを100%信用していない、だからいつもあいつは保険をかけてるんだよ」

「保険なぁ~・・・数人のガキ相手に表の本社を破壊してまで・・・・・・それって、びびってる証拠ちゃうんか?」

今度はその発言にレオが驚いた。

こんな言葉が出てくるとは思っていなかったのだろう。

カオスを挑発、小ばかにしているような発言を。

「不知火おまえ・・・もう カオスの理想に協力する気はないのか?」

その言葉を聞き、『はぁ~』と軽くため息をついた。

しかしそのまま重い口調で話す。

「俺がカオスの側におった理由は、俺の一族を滅ぼした奴を殺すことや、そやから別に、ミハエル達の元へおっても不思議やないやろ?」

「・・・・・・だが、あのミハエルとかいう奴がカオスの目的を知ったら・・・黙ってるとは思えないぜ」

不知火は再び黙ってしまった。

ただ顔は上げたままで、レオの方を見つめている。

「そうなったらおまえは、完璧に俺達と敵対関係になっちまう・・・それでも良いのか?」

そしてその発言を聞き、少なくなっていた炎の渦を

「元より覚悟の上や」

再び、激しく燃え上がらせた。

「そうかよ・・・じゃあ仕方ねぇ・・・・・・『戻らないようなら殺せ』、カオスの命令だ」

「初めから殺す気やったくせによう言うわ」

レオの方も、蛇のような剣を抜き、目の前に構え臨戦体制となった。

ピリピリと闘気がお互いよりほとばしる。

「・・・不知火、本気で俺に勝つ気か?」

「・・・・・・」

「昔を忘れたわけじゃねぇよな?」

レオはそう言うと、シュっと不知火の視界より消えた。

持ち前の運動能力を活かし、その場にしゃがみこむ。

するとビューンとレオの剣が頭上を通過した。

体制を立て直そうと体を起こす。

「なっ!?」

そこにレオの左足による蹴りが迫っていた。

それをブリッジのように体を捻らせかわし、そのままバック宙をし距離をあける。

「俺がおまえに教えた事、覚えてるよな?」

再び不知火の視界より消える。

「(右!?)」

反応し振り向いた先に、レオがいた。

「戦闘における技術!!」

彼はそう叫び不知火の横腹目掛けて、右拳を放つ。

「くっ・・・」

不知火は左手を脇腹辺りに添え防いだ。

だがその瞬間にレオが消え

「的確な判断力!!」

背後に現れた。

右足で不知火の頭目掛けてカカト落としを放つ。

「ちっ!!」

真横に転がることによりそれをかわした。

彼のいた部分はレオの落としによりボコっと少し凹んだ。

しかし今度は目の前に現れ

「そして武器や己に秘められた能力による、固有技術!!」

剣を振り下ろした。

その際に蛇のように唸りを上げ、剣が伸びる。

それを不知火は横に飛び避けようとしたが

「ぐっ!!」

ザシュっと、守っていた炎を貫通し、左肩を切り裂かれた。

切断まではいかなかったが、肩より血が出てくる。

幼かったおまえに、戦闘における大事なもんを叩き込んだのは俺だぜ?

レオは不知火を見下すように、剣を肩にかつぎそう言った。
















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