小説喫茶・メル

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ルミスとメル?が移動し、レナスとカオスは

「本当に、私の力が知りたいだけなのですか?」

まだ、互いに一定の距離を開け話していた。

「えぇ、別に貴方を殺すつもりはありません。ただ純粋に知りたいだけです」

カオスの言葉は素直に鵜呑みに出来ない。

しかし、彼女が彼の目的を察するには明らかに情報が足りなかった。

「・・・わかりました」

静かに頷き、腰にかけてある刀セイレーンを握る。

「貴方の目的は知りませんが、私は貴方を殺す気でいきますよ」

「それは構いません、そうでなくてはおもしろくな……」

カオスがそこまで言った時、彼は目の前に気配を感じ

「!?」

咄嗟に腰に下げてあった剣を抜いた。

「不意打ち・・・美しい割りにやることは酷い・・・・・・まるで薔薇のようですね」

レナスの正面からの切り下ろしを剣で防いだ。

ギギギと刃と刃がぶつかり合い、押し合う。

「貶しの言葉かお褒めの言葉かわかりませんね」

不意打ちで斬りかかったにも関わらず、冷静なカオスを見て、剣に込める力が増す。

だがその場よりすぐ飛び退き

「それに言ったはずです、『殺す気でいく』と」

左手に魔力を込めた。

それは吹雪のように、小さな氷が舞う。

そして彼女がその手を前に向けると

【アイシクル】

カオスの足元より、氷の結晶が現れた。

「ふむ……」

瞬時にジャンプし、かわす。

その状態で空中を蹴り、レナスに向かって突撃してくる。

「魔力の程もさすがですね」

そう言い剣を彼女目掛けて振るった。

「ん?」

しかし剣はレナスの残像を、空を切る。

思わず周りを見ると

「なるほど・・・それが【桜乱舞】ですか」

彼女の無数の残像が、取り囲んでいた。

どこから来るかと周囲に気を配るが

【瞬閃巻】

既にレナスは返し技の一つ、剣を裏拳のように振るう技を放っていた。

彼の背後で。

「ぐっ……」

まともに背中に直撃したため、カオスはその勢いで吹き飛ぶ。

そのまま物凄い速さで木に激突した。

ドーンと音が鳴り、衝突した木は折れる。

「・・・・・・」

黙って、倒れている彼を見つめるレナス。

「カウンターの瞬閃巻、なかなかの技です・・・でも」

ゆっくりと立ち上がり、汚れた服をパッパッとはたき、彼女の方へ向く。

「僕には、その程度の攻撃は効きませんよ」

不気味な笑みで言うその姿からは、かすかだが禍々しい気配が漂っていた。

平気なのを示すためか、軽く体を前後ろへと曲げる。

「殺す気で行くと言っておきながら、全力を出していませんね?」

彼のその言葉に、沈黙するレナス。

それを確認したカオスはさらに続ける。

「僕が知りたいのは、貴方の真の力です」

レナスは少しの間無言で俯いていたが

「・・・・・・良いでしょう……」

やがて静かに呟き、その顔を上げた。

そしてセイレーンを、前に掲げる。

「どうやら全力を出さなければ、貴方を倒すことは出来ないようですし・・・やむを得ません」

彼女の周りから、徐々に水があふれ出てきた。

ルミスにも負けず劣らない程の、大量の水が

「セイレーン、最終解放」

レナスの声に反応し、一気に爆発する。

大渦となったその場より

「・・・・・・それですか……」

【ラストエンペラー】

激しき水のバリアのような物を纏った、レナスが現れた。
















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