1999年9月・・


別居渦中の思い






苛立ちの中で

思うように伝わらないことが
なんでこんなに多いのかと
優しい言葉に そっぽ向く
ひとりに なりたい
ひとりに なりたい
出なきゃ 思いきり尖った言葉を
吐いてしまうから
そんな 悲しげな目で 見ないで
理不尽な苛立ちの矛先は いったい
どこに向ければいいんだろう
このオモイが 静かに 収まるまで
ココロを 強く つよく抱きしめる


            +──────────+

困惑

些細なこと 何でもないこと・・・
アタシにとって
それは 違うよ
ココロには それぞれに 
傷つく場所が あるんだから
ひとことで 片付けられないオモイ
感じてしまったら 
元には 戻れない・・・ 

.

虚勢
強くなったと 錯覚したまま
弱さを見ない振りして
いつからか 虚像の中で
当たり障りなく 生きようとする
矛盾を追求することさえ 諦める
そして こんなものだと 嘯く
情けないのは 誰でもない 自分


            +──────────+


虚しさ 
自分が 何をしたいのか
時々 わからなくなる
日常は 淡々と過ぎ
大きな問題を抱えてもいない
話す 聞く 笑う・・・・・
ただ そこに温もりが ないだけ
サビシイのか カナシイのか
それとも 違う・・・ 
そう 虚しさって
こんな 感じかも知れない
何に 誰に 
ココロを向けようか・・・・


            +──────────+



潜在意識
大きな 大きな 何かが
音をたてて 崩れていく
哀しみは もはや 存在すら否定し
苦しみは 常に つきまとう
楽しみは すべて 打ち消され
喜びは 永遠に 訪れない
ココロが 壊れていく
時が 刻まれていくのを 
拒否した あの日から
記憶は 薄れていくのに
戻らない 感情を もてあます
何もかも すべてから 逃げ出したい
弱いココロが 叫ぶのを 止めない
静かに しずかに 行き過ぎるまで
ツメタイ ココロを 抱きしめる


            +──────────+

時が止まってしまったから

もう、季節の花は咲かない
枯れてしまった 地上に
どんな命も 存在しない
悲しみは ただ むやみに 広がり
苦しみを 撒き散らす
抜け出すために
どうしたら いい
こんな何もない 世界
ただ  ただ・・・・


             +──────────+


向き合って

そんなにたいした事じゃない
毎日を嘆かないで
暗い目をして 笑わないで
誰だって 持ってる
ココロの闇の 感情の波
人に 押し付けるのは 止めよう
自分の 辛さが 
人に 理解されなくても
それが 拒否された事にはならない
もう一度 自分のココロに
ちゃんと 向き合って
きっと 何かが 見えてくるから


             +──────────+


想い違い・・・・

寂しいから
悲しいから
だから 傍にいてほしいの?
それは 何かが 違う
そんなのは アナタの心の隙間を埋めるだけのこと
私の心には 何も 響いては来ない



            +──────────+


ひとりあるき

色んなオモイで固めていた ココロ
色んなオモイを飲み込んできたココロ
ナミダも 流さず
弱音も 言わず
愚痴も こぼさず
無理を無視して 来たけれど
そろそろ
ひとりで 歩けるかも知れない
ココロのままに・・・・
ほんとうの ココロで・・・・



             +──────────+


未来に 

打ち消していくものが 多くて
排除していくしか出来なかったのは
何処に 自分を置いたらいいのか
解らずに 孤独の中にだけ
安らぎを 得られていた頃
気が遠くなるほどの 時間が
無意味に 流れ
それでも 何も
忘れることは 出来ないと知り
諦めることから また 始めた
未来に 多くは 要らない
真実が あれば
傷みを 思い出さずに 生きることは
きっと・・残された可能性だから
この自分を 信じてく


            +──────────+

潜在する 欠片

遠い彼方に 忘れてきてしまった
色んなもの
あの頃はタカラモノがたくさんあった
多くの心ない言葉に 傷つき 苛立ち
泣くことさえもしなくなった時
強くなろう そう 決めた
笑うことが なくなり 
すべてに 心を 閉ざして
ひたすら 強くなろう
それだけを 自分に課して 
誰にも 何も 興味を持たずに
ひとりで居ることは苦痛ではなかった
信じることも 想う事も
何も 欲しいものではなかった
この道は 曲がりくねっていて 
どこまでも 先は見えないけれど・・
そう思いながら 生きてきた
そして これから この道は 
どこへ  向かうのだろう
冷静に 淡々と・・・・思ったりする   
笑わないアタシ



            +──────────+


ココロの解放

自分を偽る必要がないって 思えたら
ココロはもっと 楽になるんだよね
大きな何かが なくたって
毎日は いつだって ストレスの波
良くも悪くも 疲れていくココロ
そんな時に どこかで 何かで 
自分を解放出来ること
解放出来る場所・・・
探してるのは それかもしれない
現実の世界で 規制されて 縛られて
ココに居ることからは 逃げられない
せめて・・・ココロは解放しよう
身動きが出来なくなる前に・・・・


           +──────────+


ナキゴト・・


小さなころから
あなたなら 出来る
あなたなら 心配いらない
あなたなら・・・一人でも平気

言われ続けてきたから
誰かに 泣くことが 出来なくなった
誰かを 必要とすることもなくなった
ホントは 違うのに
強がりだけが 上手になった

サビシクはないけど 
時々 ほんのすこしだけ
カナシイ
頑張れ カナシイ アタシ・・・

いつか優しくなりたい
そう願いながら
いつも 
ココロは あの人に向かない

暗闇の中で 戸惑うオモイを
抱えた 自分にしか 向けられない
優しくなりたい 
呟きは いつも聞こえているのに
ため息とともに 風に流されていく
優しく 優しくなりたい 


           +──────────+





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