全4件 (4件中 1-4件目)
1
今日は午前中は太陽が出ていましたが、午後からは雲が出てきました。前回に引き続き、500文字の心臓さんに投稿した作品をアップします。お題「おはよう」 南極調査隊の幼馴染みから送られてきた隕石は、珍しい物だった。拳ぐらいの大きさで、振ると中に液体が入っているような音がした。俺は計測後すぐに割って、中身を培養液で満たしたシャーレに分けて入れた。 何も変化がないまま、一ケ月、二ヶ月と過ぎて行った。その間、4と5のシャーレには刺激を与えていた。それでも何も起こらない。 一年が過ぎた頃、5が突然、緑色になった。俺は生命誕生かと期待したが、緑色をしたカビにも見えた。そして生ごみが発酵したような嫌な臭いがした。それからは変化が激しかった。ボコッボコッと泡が出来ては消えていく状態が一ヶ月間続いた。二ヶ月目、泡が生まれているのには変わりがなかったが、あらゆる色に変化し始めた。 その状態のまま、また一年程が経った。培養液の色が半透明になった日の朝、俺がシャーレを観察していると突然、大きな泡が培養液を持ち上げ始めた。数時間かけて十センチ程の人間のような形になった。そして口のあたりから「おはよう」とこもった様な声を発し、一瞬でシャーレに沈み二度と動きがなかった。(449文字)↑ ここまでです。今回は、日常の朝の光景が思い浮かびましたが、誰でも思い浮かぶものなので外しました。珍しい物で「おはよう」を使えないかなと考えまして、隕石が思い浮かびました。もう少し文字数が許すなら他の結末も考えていたのですが、それは無理でした。(力不足で、出来なかっただけじゃん ← 心の声(笑))
2014年04月09日
コメント(0)
今日は快晴でしたが、風がありました。前回に引き続き、500文字の心臓さんに投稿した作品をアップします。お題:「鈴木くんのモロヘイヤ」 クリスマスに父から面白いものをプレゼントされた。父は特殊研究室の室長をしている。具体的にどんな仕事なのかは、国家秘密のため、教えてくれない。「おい、早く来いよ。僕は学校に行かなくちゃいけないんだぞ」「はい、はい。急いで行きます」 僕はそいつを連れて、学校へ行った。クラスの女子達が集まって来た。「わぁー、何これ。変なの」「おい、変なのはないだろう」「変なもの、連れて来ないでよ」「おい、おい、そこまで言うなよ。こいつに、芸をさせるからさ」「芸? 何かできるの」「出来るとも。おい、あれをやってみろ」 それは、調理室に歩いて行った。興味津々の女子他、男子までついて行く。 調理室で、10分後。「はい、できました、どうぞ」 そこには、モロヘイヤの卵焼きが出来上がっていた。「へえー、鈴木くんのモロヘイヤ、料理も出来るのね、凄いわ」 その後、女子にモテモテになった。(373文字)↑ ここまでです。お題を見た時、地元走ろう会の会員の鈴木さんが頭の中に浮かび、プロットを考えている間中、頭の中でくるくると回っていました。鈴木くんとモロヘイヤを、どのようにからめようかと悩みに悩みました。私としては動いたらいいなと思い、作品を作りました。
2014年03月11日
コメント(2)
今日は一日中、雨でした。実はお話を書きたいなと思っていました。ついでに贅沢な思いですが、感想も訊けたら良いなと。そこで、ネットで検索しました。見つけたのが「500文字の心臓」さん。500文字までの物語を作り、投稿するサイトです。批評は掲示板に書き込みます。私が投稿した作品を、アップします。お題「ひょんの木」 2013年12月 ここは、とある飲み屋「イスノキ」。今日も客が店主に相談事を持って来た。 くたびれたサラリーマン風の男で、歳は45歳ぐらいに見える。「おやじ、俺はさ、まじめに働いて来たんだよ。それなのに会社はよ、退職金がほしけりゃ、すぐに辞めろと言うんだよ。俺が何をしたって言うんだよ。おやじ、ちょっと耳を貸してくれないか」店主は、おでんの鍋の前から離れ傍の椅子に座った。その男は小声でこんな事を言いだした。「おやじ、あの噂、本当かい?」店主は首を傾げ、ウーロン茶を飲みだした。「だからさ、あの噂だよ。ひょんの木で作ったイス型の根付けの事だよ。願い事を叶えてくれると言う」 あまりにもしつこいので、店主はその根付けをその男に渡した。 店主は、その男の後をつけた。一週間に一度、その家に行き男の様子を窺った。 その男は、まず金、女、権力を手に入れた。周りの土地を購入し家も新しくした。店主が渡した根付けは、願い事を叶えるたびに少しずつ大きくなっていった。そうして欲にまみれた男は満足する事無く使い続け、今や座れる大きさになった。ついにある夜、イスに抱きしめられる形で死んでいた。「人間は強欲だな」と店主は呟き、魂を小瓶に入れた。 (499文字)↑ ここまでです。最初、お題を見た時、頭の中は???でいっぱいになりました。「ひょんの木」で検索してみると「イスノキ」と出ていましたが、今度は「イスノキ」って???。次に「ひょん」で検索。「思いがけないさま、意外な、妙な」とありました。さて、お題はいったいどっちの事なのだろうと悩みまくりました。そして出来上がったのが、上記の作品です。
2014年02月27日
コメント(2)
今日は快晴です。寒いですが・・・。「童話を書きたい人のための本」上條さなえさん 角川学術出版 2008年8月31日発売上條さんの童話を書く事になったきっかけや体験談を交えながら、書き方が書いてあります。途中からは書き方や考え方、他に若い女性からお年寄りなどに合った童話の書き方が書かれています。実は12月7日から1月18日までの土曜日に、童話講座へ通っています(4回で終了)。そこで「童話を1作、提出して下さい」と宿題が出て、この本を借りました。私には祖父母の記憶がありませんので老人は「わしは、・・・」とか「・・・じゃが」と言うものかと思っていましたが、観察すると本書にある通りもっと普通にしゃべっていました。あと、一番やっかいなのは、「固定観念」です。固定観念をどうにかこうにか外さない限り、型からは出られなくて、変身できそうにありません。これが、難しいですね。「書き続ければ、進化する」と思っているので、少しずつ書いていきたいと思います。この本を読み終わって、湧いた感情は「書きたい!」です。スランプなんか、どっか行けー!今まで一度も書いた事がない方や、最後まで書けなかった方、孫にせがまれている方に。【送料無料】童話を書きたい人のための本 [ 上条さなえ ]↓ 次は階段を少し上がってみましょう【送料無料】「新人賞が獲れる!」小説原稿執筆の手順 [ 五十嵐裕治 ]【送料無料】 小さな物語の作り方 ショートショート創作技術塾・星派道場 / 江坂遊 【単行本】
2014年01月16日
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1